アジサイ 害虫

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アジサイの害虫

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5月半ばにアジサイについていた虫、名前不詳

 

 

アジサイは、比較的虫がつきにくいと思われていますが、
虫が付き、葉を食べられたり樹が弱ることがあります。

 

アジサイにはどのような害虫が付くのでしょうか?
また、どのように予防や対策をするのでしょうか?

 

 

[アジサイの害虫]

 

 

■アジサイの害虫

 

1.新梢に被害を与える害虫は?

 

 

アオバハゴロモの成虫

 

 

アオバハゴロモの幼虫

 

 

・アオバハゴロモ
吸汁性の害虫ですが、あまりひどい被害にはなりません。
大量に発生すると、株の生長が悪くなります。

 

幼虫は白い木綿状の分泌物に覆われていますが、
その分泌物が枝につくといつまでもとれず、美観を損ねます。

 

5月頃の年に1度発生し、被害を与えます。
風通しの悪い枝や葉に寄生します。

 

幼虫は白い木綿状の分泌物に覆われていて、
刺激を与えると飛び跳ねます。

 

成虫は、幹に1列に並ぶ習性があります。
外見上はきれいな虫で、「芸者」にちなんだ学名が付けられています。

 

剪定で風通しを良くしておくと、発生を防ぐことができます。

 

 

アジサイの葉の裏も観察するようにします

 

 

2.葉に被害を与える害虫は?

 

 

ハダニ

 

 

・ハダニ
葉裏に吸着して汁を吸います。
葉がかすり状に透けて見えるようになって発見されます。

 

葉が枯れてしまうので、樹勢が弱くなります。
葉色が悪くなり、外観も損ねます。

 

高温多湿を好み、梅雨時期から9月までは発生に注意が必要です。
水に弱いので、水やりの時には、
葉の裏にもしっかりと水をかけるようにすると、
被害を最小限に防ぐことができます。

 

 

アジサイハバチの幼虫

 

 

・アジサイハバチ
アジサイだけにつくハバチで、5月に成虫が飛んできて卵を産み、
6月から幼虫が発生します。

 

葉脈を残して葉をすべて食べつくしてしまいます。
見つけ次第ハバチに効果のある薬剤を散布します。

 

・チャノキイロアザミウマ
お茶の樹や柑橘系の樹に良くつく、黄色の1㎜くらいの虫です。
食害された葉は褐色になり、縮れてしまいます。

 

成虫は、新芽に産卵します。
見つけ次第、薬物を散布して退治しましょう。

 

3.茎に被害を与える害虫は?

・アジサイワタカイガラムシ
アジサイワタカイガラムシは、他のカイガラムシと違い、
固い殻に覆われていません。

 

成虫は、ブラシなどでこすり取ることができますが、
株に傷をつけないように注意が必要です。

 

幼虫のふんはすす病の原因になります。
孵化した幼虫は、5月~6月に葉裏に寄生し、食害します。
スミチオン乳剤を1000倍に薄めたものを散布します。

 

■参考


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タグ : 

アジサイの病虫害 生理障害

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