アジサイ 育て方

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フェアリーアイ

読了までの目安時間:約 7分

 

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Fairy Eye002

フェアリーアイ C)千草園芸

 

 

ガクアジサイのフェアリーアイは、
2006年の日本フラワー・オブ・ザ・イヤーで最優秀賞を受賞した品種です。

 

育て方のコツを覚えれば育てやすく、花房も大きめで素晴らしい品種です。
近年人気が上がってきている秋色アジサイとして育てることもできます。

 

 

[フェアリーアイ]

 

 

■フェアリーアイの特徴

 

花房は、開花しはじめる頃は両性花が中央にあり、
それを囲むようにして八重の装飾花がつきます。

 

これが咲き進むにつれて両性花が隠れ、
装飾花のみ半てまり状に咲いているように変化します。

 

その後、秋色アジサイとなるまで、
花を残しておいても、半てまりの形状は変わりません。

 

装飾花は八重咲きなのですが、
花色が優しい色なので、派手すぎることはありません。
どちらかというと明るくて柔らかい印象が残ります。

 

花びらに厚みがあるため、花もちが非常に良いのが特徴的です。
そのため、上手に管理できれば、秋まで花を楽しむことができる上、
秋には花色も変わるので、長期間変化しつつ楽しませてくれます。

 

花色は土の酸性度によって変わります。
以前はピンク色の流通が多かったのですが、
最近はフェアリーアイ ブルーという名前で、青花の流通も増えました。

 

最初はピンクやブルーだった花が、夏頃には黄緑色に変化します。
そのまま秋まで花を保つことができれば、
寒暖の差によって花弁の色が黄緑から赤へと変わります。

 

花びらの付け根部分には、少しながら黄緑が残り、
他の部分は濃い赤へと変わるため、
初夏~夏~秋と花の色が変わるたび、花のイメージが変わります。

 

枝は太くも細くもありませんが、枝が長い状態で大きな花房がつくと、
折れるまではいかなくても、枝が倒れてしまうことがあります。

 

その場合は、支柱を立てて補強してあげましょう。
葉はオーソドックスなアジサイの葉の大きさと形をしています。

 

 

Fairy Eye003
6月頃、秋色アジサイへと変化します

 

 

■フェアリーアイの育て方のポイント

 

フェアリーアイは水切れに弱いので、
春~落葉するまでは土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。

 

冬は根があまり生育していないので、少し乾かし気味に管理しても構いません。
軽く水が足りない程度であれば、水を与えれば戻りますが、
完全に水を切らせてしまうと、水を与えても戻らないので注意します。

 

購入した鉢花の鉢が、株に対して小さすぎると、水切れを起こしやすくなります。
フェアリーアイは、真冬と真夏以外は植え替え可能なので、
鉢が小さいと感じたら、根鉢を崩さないようにして植え替えます。

 

この時、元の鉢より一回りか二回り大きい鉢を選ぶようにしましょう。

生育が良く、肥料は他より少し多めにすると、
生育も良くなり、花付きも良くなります。

 

・肥料
生育期間である春~秋の間は、
緩効性肥料を与えて肥料が切れないようにしておきます。

 

新芽が伸び、根も伸長を始める春は、
緩効性肥料に加えて液体肥料を与えるのもお勧めですが、
加減が分からないうちは緩効性肥料だけ与えておくだけでも十分です。

 

・日当たり
一日中光の当たるような場所よりも、
午前中には光が当たって、午後から日陰になる半日陰の場所を好みます。

 

冬の間は、戸外でも越冬は可能ですが、霜には当てないようにします。
日当たりが良く、日中に気温の上がりやすい軒下などに置くのがお勧めです。
また、簡単な霜よけとして、株元にバークチップやワラなどを敷いておくのも効果的です。

 

・花色
花色は、土の酸性度を中性にするとピンクになり、酸性にするとブルーになります。

 

株自体は丈夫なので、比較的土は選びませんが、
酸性度によって色が変わるため、出したい色がある場合は、
酸性度に注意しておく必要があります。

 

 

Fairy Eye001

6月終わり頃には、緑に変わってきます

 

 

◎秋色アジサイの楽しみ方
また、秋色アジサイを楽しむ場合には注意したいことがあります。
フェアリーアイの剪定の基本は、7月までです。

 

7月を過ぎると、花芽の形成が始まるため、
剪定すると花芽ごと落としてしまうことになります。

 

それでも秋色アジサイを楽しみたいという場合は、翌年の開花を諦めます。
育て始めて何年も経ち、株が大きくなって枝数も増えたら、
半分は7月までに剪定を行って翌年の花芽をつけさせます。

 

残りの半分は、秋まで花を残して秋色アジサイを楽しみます。

 

フェアリーアイを秋色にするためには、夏の間に涼しい環境に置くことが大切です。
そのため、暖地などだと秋色になる前に花が傷み、
秋色アジサイを楽しむのが難しい場合もあります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

てまりてまり

読了までの目安時間:約 5分

 

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てまりてまり C)千草園芸

 

 

てまりてまりという名前も可愛らしい西洋アジサイは、
加茂花菖蒲園で交配されたオリジナル品種です。
可愛らしいのは名前だけではありません。

 

てまり型にまとまった小花はとてもかわいらしい雰囲気があります。
ピンクとブルーのカラーが選べるてまりてまりとは、
どのようなアジサイなのでしょうか。

 

 

[てまりてまり]

 

 

■てまりてまりの特徴

 

両性花はなく、装飾花のみが咲く品種です。
装飾花は西洋アジサイにしては1つ1つが小さく、1つだけでは目立ちません。

 

ところが、この小さな装飾花がたくさん集まって、
てまり状になって咲くと、とたんに存在感が強くなります。

 

遠目で見てもてまり状の丸い花房は素晴らしいですが、
近くに寄っても小花が集まった花房は繊細な細工を見ているようです。

 

1つの花房にたくさんの花がつくので、表面の花が咲いて色づいてきても、
中心から次から次へと蕾が開いて色づきます。

 

花もちも良いので、うまく管理することができれば、秋まで楽しむことができます。

 

花色は、土の酸性度によって変わります。
アルカリ気味ならピンク、酸性気味なら青になります。

 

鉢花として販売されている時は、ピンクとブルーの2種類がありますが、
購入後の手入れ方法によっては、翌年から別の色の花が咲くことがあります。

 

西洋アジサイとヤマアジサイをかけあわせた品種ですが、
ヤマアジサイのような枝が細く葉も小さい性質は受け継がず、
西洋アジサイの色が強く出ています。

 

そのため、ヤマアジサイよりも枝が太く丈夫で、
葉の大きさも一般的なアジサイと同じくらいあります。
株もよく育つので、ヤマアジサイよりも大型になります。

 

 

temaritemari003

 

 

■てまりてまりの育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じです。
枝は丈夫ではありますが、花房が大きくなりすぎて倒れることがあります。

 

その場合は、支柱を立てて支えてあげましょう。
また、花色が土の酸度で変わるため、色を安定させるには鉢植えがお勧めです。

 

その際、青いアジサイ用や赤いアジサイ用などの、
培養土を使い分けると、花色が安定しやすくなります。

 

肥料にも青いアジサイ用と赤いアジサイ用とがあるので、
そちらを選んでおくと迷わずに済みます。

 

少し枝が暴れる性質があるため、ヤマアジサイが好むような半日陰よりも、
日当たりの良い場所に植えるようにします。
日当たりの良い場所に植えることで、枝が間延びするのを防ぐことができます。

 

夏の間、風通しが良く涼しい場所で管理できれば、秋まで花を楽しめます。
蕾の時は黄緑で、開花が始まるとしだいにピンクやブルーになります。

 

その後、花を傷めずに夏を過ごすことで、
ピンクやブルーからまた黄緑色に変化していきます。

 

ただし、秋まで花を楽しむと、花芽ができるまでに剪定することができず、
翌年は花を咲かせなくなります。

 

毎年花を楽しみたいのであれば、7月までに剪定を済ませるようにします。
どうしても秋まで花を楽しみたい場合は、翌年の花を諦めるか、
半分だけ剪定しておくことで、翌年も半分の枝だけは花を咲かせることができます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

紅(くれない)

読了までの目安時間:約 5分

 

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紅(くれない)というヤマアジサイの品種が人気です

 

 

ヤマアジサイといえば、一般的なアジサイに比べて、
全体的に小さく、可憐で清楚な雰囲気をイメージします。

 

そのため、青系や白系の花を想像することも多いのですが、
こちらは名前の通り赤い花を咲かせます。

 

人気の紅とはどのようなヤマアジサイなのか、詳しくご紹介します。

 

 

[紅(くれない)]

 

 

■紅の特徴

 

紅の花は中心に両性花が集まって咲き、
その周りにぽつぽつと装飾花が咲きます。
ヤマアジサイらしく、花房自体はあまり大きくありません。

 

装飾花も大きくはなく、一重咲きで花弁も3枚~4枚なのであっさりとした花型です。
名前の通り、赤い花は咲きますが、最初から赤い花が咲くわけではありません。

 

まだ小さな蕾の時は、両性花も装飾花も黄緑色をしています。
その後開花が始まると、両性花も装飾花も白い花が咲きます。

 

どちらも絶対に真っ白な花が咲くわけではなく、
個体差で白に薄くピンクがにじんだようになることもあります。

 

真っ白な状態もキレイですが、ピンクがにじんだような色合いも素敵です。
そこから咲き進むにつれ、装飾花が白から赤に変化していきます。

 

紅の花が白から赤に変わるのは、
花びらが太陽の光に当たるからだと言われています。

 

そのためか、装飾花全体がきっちり赤くなるわけではなく、
花弁がほんの少し重なっている部分や、花の中心は色が薄くなることもあります。

 

両性花は白い色を保つこともありますが、
表面が濃いピンクに変わることもあります。

 

株や環境によっては、白い色と濃いピンクになるものが、
花房によって変わることもあります。

 

蕾の時にはぎゅっと集まっていた花も、咲き進むにつれ散っていきます。
両性花も密になるということがないのですが、
小さな白い火花が散っているように見えて美しいですし、
適度に隙間ができることで、見るものに涼感を与えてくれます。

 

花色が濃い赤になり、ヤマアジサイらしからぬ派手な印象になりそうですが、
花の数が多くないのも手伝って、下品な派手さになることがありません。

 

株によって、花房によって、その年によって、
少しずつ表情を変えてくれるので、何年でも飽きることがありません。

 

ヤマアジサイなので、枝も細く葉も小さいです。
枝が細くても、花房自体があまり大きくない上に、
装飾花の数も多くないので重くなりにくく、倒れることもあまりありません。

 

 

kurenai003

派手な色ですが上品です

 

 

■紅の育て方のポイント

 

一般的なアジサイと同じような育て方で問題ありません。
紅は土の酸性度によって色が変わることがないので、用土も特に選びません。

 

鉢植えで育てる場合、水切れしやすくなることがあるので、
用土に水もちの良いものを選び、水切れしないよう水の管理に注意します。

 

年間を通して半日陰でもよく育ちますが、
冬~春にかけて日当たりの良い場所で育てると、さらに花付きが良くなります。

 

夏は午後から日陰になる半日陰の場所で、
風通しの良いところを選ぶのがポイントです。
涼しい場所を選んで育てると、水切れを予防することにもつながります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

城ヶ崎

読了までの目安時間:約 5分

 

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城ヶ崎  C)園芸百貨店何でも揃うこぼんさい

 

 

城ヶ崎という品種のアジサイは、
東伊豆で見つけられたガクアジサイです。

 

大きな装飾花は、一見すると派手なように見えますが、
まったくそんな雰囲気はありません。

 

最初はピンク色の八重咲きアジサイとして人気がありましたが、
今ではピンク系もブルー系も人気の高い品種です。

 

 

[城ヶ崎]

 

 

■城ヶ崎の特徴

 

花は中央に両性花が固まって咲き、その周りに装飾花が咲きます。
パッと見た感じとしては、隅田の花火と似たような形をしています。

 

城ヶ崎の場合は、隅田の花火より装飾花の花茎が短いため、
花火のように広がってはおらず、花房がもっとまとまっています。

 

装飾花はかなり大きい部類に入るため、とても目立ちますが、
一塊の花房につく装飾花の数が多くないので、派手な印象はありません。

 

横から花房を見てみると、てまり咲き品種のような高さがなく、
かなり平たいのが分かります。
その厚みのなさが、城ヶ崎の清楚な雰囲気を深めているのかもしれません。

 

花色も、薄いブルーか薄いピンクが主となり、
あまり濃い色ではないので、明るく爽やかな雰囲気があります。

 

装飾花は八重咲きで、花びら一枚一枚の幅も広く大きいですが、
厚いわけではないので、ひらひらと宙に浮く蝶のようなイメージです。

 

花びらの縁に丸みがあるため、装飾花の大きさや、
八重咲きにも関わらず、柔らかい印象が強い品種です。

 

流通しているものには、ピンクとブルーがありますが、
土の酸性度によって花色が変化します。

 

酸性度によっては、青紫色になったり、
青紫と赤紫や混じったような色合いになることもあります。

 

購入時の花色に咲いてほしい場合は、土の状態で色が変わると残念ですが、
最初とは違った花色が見られる可能性がある点では楽しみでもあります。

 

葉の大きさは、一般的なアジサイと同じくらいです。
色はやや濃く、色の濃い葉と色の薄い爽やかな花とのコントラストも美しいです。

 

枝の太さは普通ですが、花房が大きくなりすぎず、
装飾花の数も少なめなので、倒れる心配はあまりありません。

 

 

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城ケ崎のブルーも人気です

 

 

■城ヶ崎の育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイの育て方と同じです。
土の酸性度によって花色が変わるため、土の酸性度に注意しておかないと、
翌年から購入した時とは違う色の花が咲くことがあります。

 

ピンク系にしたいのであればアルカリ性に、
ブルー系にしたいのであれば酸性に土を調整しておきましょう。

 

城ヶ崎は、鉢花として購入した時には、
株全体がかなりコンパクトにまとまっていることが多いです。

 

ところが、翌年からは枝の伸びが強く、また枝の発生も多くなるので、
なかなかコンパクトなままに育てるのが難しい品種でもあります。

 

購入時の株がまとまっているのは、ほとんどが矮性剤を使用しているためです。
翌年からは矮性剤が切れ、本来の大きさに戻るので、
コンパクトに育てるのが難しくなるのです。

 

そのため、鉢でも育てられないことはありませんが、
地植えにした方が枝を自由に伸ばせるので向いています。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

未来

読了までの目安時間:約 7分

 

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未来 C)Green Box

 

 

「未来」は、西洋アジサイと山アジサイとをかけ合わせた品種です。
アジサイらしくよくまとまって咲く装飾花は、
花色も美しく花型も良いので観賞価値が高いです。

 

未来の人気が高いのは、花型だけが理由ではありません。
アジサイの未来にはどのような魅力があるのでしょうか。

 

 

[未来]

 

 

■未来の特徴

 

未来の花は、両性花が少なく、ほぼ装飾花が咲きます。
装飾花1つ1つは大ぶりということはありませんが、
たくさんの装飾花がぎゅっと集まっているので、花房は大きめです。

 

花房は大きめで、茎ががっしりとしているので、折れる心配はありません。

 

未来の特徴の一つとして、花色の移り変わりがあります。
咲き始めは花の中央が黄色を帯びた薄いグリーンで、
縁が濃いピンク~赤紫色になります。

 

縁の色は花の中央に比べると濃いですが、
少しグラデーションが入るので、コントラストが強すぎません。

 

咲き進むと、花の中央の黄色が薄くなり、白が強くなってきます。
花の縁には濃いピンク~赤紫が入りますが、開花初期よりも幅が狭くなります。

 

ここまでは通常のアジサイと同じように咲きますが、未来はここからが違います。
日当たりや気温によって、秋まで花が咲き続けます。

 

白かった中央は緑を帯び、花全体が明るい黄緑色に変化します。
花の縁にあった濃いピンク~赤紫のラインは、徐々に細くなり、
ほとんどなくなりますが、ところどこは残る状態となります。

 

明るい黄緑色と、縁にごく細く残った濃いピンクのラインとで、華やかな印象になります。
その後、さらに色が変化いていき、黄緑色だった部分がワインレッドへと変わります。

 

最終的には、モスグリーンとワインレッドが入り混じった、
大人カラーの秋色アジサイに仕上がります。

 

装飾花は一重咲きですが、一塊になる装飾花の数も多い上に、
色がはっきりとしているので、寂しくなることはありません。

 

むしろ色が濃くなってきた時、一重だからこそのスッキリ感が保たれます。
咲き始めから秋色になるまで、ずっと楽しんでいられる品種です。

 

ヤマアジサイが主となって交配しているため、
一般的なアジサイよりも少し線が細いイメージがあります。

 

線が細いのはイメージだけで、茎もしっかりとしていて丈夫ですし、
葉も特別小さいわけではありません。

 

開花の頃の葉は、一般的なアジサイと同様に緑色をしていますが、
未来はことのほか新芽の色が濃いのも特徴です。

 

落葉して冬を過ごした後、春になって新芽が伸びてくると、
最初はその色に驚く方も多いでしょう。

 

新芽の時から緑色をしている品種も多いですし、
新芽の色が濃い品種でもエンジ色くらいが一般的です。

 

ところが、未来の新芽は真っ黒といっても過言ではないほどの色の濃さです。
その後、葉が展開していっても、しばらくは黒っぽい色が続きます。

 

気温が上がって日照時間が長くなってくると、
だんだんと黒が減り、緑へと変化します。

 

 

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大人の雰囲気が感じられる素敵なアジサイです

 

 

■未来の育て方のポイント

 

未来の育て方は一般的なアジサイと同じで問題ありません。
ただ、秋色になるまで花を楽しむためには、少しコツが必要です。

 

もともと未来はヤマアジサイの性質を受け継いでいるため、
一日中日当たりの良い場所よりは、半日陰くらいの場所の方が合っています。

 

特に未来が秋色になるまで楽しむためには、
開花してからあまり直射に当てない方が、花もちが良くなります。

 

当たっても午前中だけなど、強い光が当たらないようにすることがポイントです。
また、涼しい環境を保つことも大切です。

 

戸外に置くのであれば、風通しが良くなるべく涼しい場所で管理しましょう。
室内で管理する場合も、あまり気温が上がらない場所の方が無難です。

 

ただし、エアコンの風が直接当たる場所に置いていると、
土の乾燥が早まり、葉が乾燥で焼けたようになるため、避けるようにします。

 

秋まで花を楽しむと、それから剪定したのでは、花芽を切り落とすことになります。
株が小さく、枝数が少ないうちは、初夏だけ花を楽しんですべての枝を剪定します。

 

あるいは、秋まで花を楽しむのであれば、1年おきに花を楽しむつもりで管理します。
未来の株が充実し、枝数が増えてきたら、半分は初夏に剪定し、

 

残りは秋まで花を楽しむといったように、
剪定する枝と花を残す枝を分けると毎年楽しめるようになります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

万華鏡

読了までの目安時間:約 8分

 

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万華鏡 C)遊恵盆栽

 

 

島根県アジサイ研究会というところで、
交配して作りだした万華鏡というアジサイがあります。

 

名前の通り、まるで万華鏡を覗いた時のような、
華やかさと美しさのあるアジサイです。

 

万華鏡は、オランダの花の博覧会「フロリアード」でグランプリになった、
ミセスクミコという西洋アジサイの遺伝子から生まれました。

 

万華鏡も、ジャパンフラワーセレクション2012-2013で最優秀賞を受賞しています。
そんな華々しい経歴のある万華鏡とは、どのようなアジサイなのでしょうか。

 

 

[万華鏡]

 

 

■万華鏡の特徴

 

万華鏡は、西洋アジサイであるにも関わらず、
繊細でかわらしい雰囲気を持っています。

 

西洋アジサイといえば、色がはっきりしていたり、
花が大きく花房も大きく立派なイメージがあります。

 

そういった西洋アジサイのイメージからは、
万華鏡は少し異なった見た目をしています。

 

花房は完璧といっていいほどのドーム型にまとまり、
花は一つ一つが職人によって作られたように整った形をしています。

 

花自体は小さいですが、それがぎゅーっと集まって咲きます。
たくさんの小花が集まっているので、詰まっている印象になりそうですが、
万華鏡は花色とあいまってふんわりとまとまっているように見えます。

 

花の色はピンクがブルーです。
ブルーの方が流通量が多く、
ピンクはまだまだ流通量が少ないので希少性があります。

 

花の中心の色が濃く、その周りに薄い色、
そして一番外側となる花の縁は、白くなります。

 

1つの花の中で色の変化があるため、
グラデーションがかかっているように見えるのも、繊細に見えます。

 

八重咲きではあるものの、この繊細な色合いのおかげで、
他の八重咲き品種の花よりも印象が重くなりすぎません。

 

葉は、縁がぎざぎざとしたアジサイの葉の形をしています。
大きさは他のアジサイに比べると少し小さめで、色も薄い場合があります。

 

花房の大きさに比べると枝が細いため、
花の重さで倒れないように支柱をした方が良いでしょう。

 

 

mangekyo

繊細な美しさが魅力の万華鏡

 

 

■万華鏡の育て方のポイント

 

万華鏡を育てるには、剪定の時期などは他のアジサイと同じですが、
水やりや日当たりに違いがあります。

 

・水やり
万華鏡は水を好むため、水切れはできる限りしないように管理します。
落葉している冬の間以外の季節は、水をたっぷり与えて管理します。

 

購入してすぐは、底面給水鉢に植えられていることが多いため、
鉢皿の水がなくならないように適宜水を足しておきます。

 

普通鉢で育てる場合も、あまり水が切れないように管理します。

 

もし水切れを起こした場合は、鉢ごとバケツの水に1時間ほど浸けておくと、
土がしっかりと水分を含んで回復しやすくなります。

 

・日当たり
アジサイの中には、日当たりを好むもの、半日陰を好むものなど様々ですが、
万華鏡の場合は、ほとんど直射日光を当てません。
まず花が咲いている間は、直射日光を当てないようにします。

 

開花中に日が当たると、花が咲き進むのが早く、すぐに茶色くなります。
室内やベランダに置き、日の当たらないようにしておきます。

 

植物を室内に置く場合、窓辺の日当たりの良い場所に置きますが、
万華鏡の場合は日の差さない場所の方が適しています。
カーテン越しにも直射が当たらないよう、窓から離した明るい場所に置きます。

 

花が終わり切り戻した後から夏の間は、できる限り涼しい場所に置くようにします。
日当たりも、朝と夕方にほんの少し当たれば良い程度です。

 

室内やベランダ、軒下などに置きますが、日中もエアコンを使うのであれば、
エアコンの風が直接当たらない室内が適しています。

 

秋はこれまでとは反対に、日に当てるようにします。
涼しくなってから落葉までは、戸外に出して日光浴をさせましょう。

 

ただし、室内に置いていた株などは、光に敏感になっています。
突然明るい場所に出すと、葉焼けを起こしてしまうことがあるので、
徐々に慣らしてから戸外へ出すようにします。

 

落葉する冬の間は、軒下やベランダに置き、朝と夕に少し日が当たれば十分です。
万華鏡はあまり寒さに強くなく、0度以下になるのは避けます。

 

そのため、霜の当たらない軒下やベランダなどがお勧めです。
寒冷地であれば、寒くなることは必至なので、室内で管理しても構いません。

 

・色の出し方
万華鏡は鉢花として購入してすぐは、花色も美しいのですが、
色を安定させるのに少しコツが必要になります。

 

青い花を咲かせる時とピンクの花を咲かせる時とでは、土の酸度が違います。
そのため、植え替えなどに使う土に気を使います。

 

青い花の場合は、ピートモス4・赤玉土3・パーライト2・腐葉土1の割合です。
ピンクの花の場合は、ピートモス6・パーライト2・腐葉土2の割合です。

 

他にも、市販されているアジサイの培養土で、
赤い花用や青い花用というものがあります。
そちらを使っても色分けすることができます。

 

さらに万華鏡は、肥料の効き具合によって、色の具合が変わります。
はっきりとしたブルーやピンクの花を咲かせたいのであれば、
肥料の効き具合にも注意しましょう。

 

花の蕾が500円玉くらいの大きさになった頃、
ちょうど肥料が切れるよう調節してあげると、青がキレイに出やすくなります。

 

反対に、開花中も肥料が切れないように調整すると、
ピンクの色がはっきりと出るようになります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

夏祭り

読了までの目安時間:約 4分

 

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夏祭り

 

 

アジサイの夏祭りという品種は、
加茂花菖蒲園が交配したオリジナル品種です。

 

濃い赤色の花が目を引く夏祭りは、
花色が濃いため派手な印象がありつつも、
ガクアジサイの中では、繊細さも持ち合わせています。

 

夏祭りとは、どのようなアジサイなのでしょうか。

 

 

[夏祭り]

 

 

■夏祭りの特徴

 

花は赤から濃いピンク色になるため、遠目でも目立ちます。
アジサイは淡い色が多いので、夏祭りのように濃い色合いのものは、
花が小さくても見栄えがするので人気があります。

 

咲き始めは、中央がクリーム色っぽい色をして、縁のみが赤い色をしています。
花が開いて、咲き進んでいくと、クリーム色だった部分にも赤い色がのり、
最終的には花全体が赤色に染まります。

 

花房は、中心に両性花がぎゅっと詰まった状態で咲き、
その周りを囲むようにして装飾花が咲きます。

 

両性花は、装飾花ほど赤色が出ず、青紫がかることがありますが、
装飾花の赤色とグラデーションのようになり、不思議な魅力があります。

 

装飾花の大きさや咲き具合で、両性花がほとんど隠れてしまうこともあります。
ヤマアジサイと交配しているため、
花の塊も通常のガクアジサイに比べると、少し小さいのが特徴です。

 

また、枝も一般的なガクアジサイに比べると細く、繊細な印象があります。

 

葉は縁にぎざぎざが入った、アジサイらしい葉ですが、大きさは小ぶりです。
ヤマアジサイほど小さい葉ではありませんが、
ちょうど普通のアジサイとヤマアジサイの中間といったところです。

 

色は一般的なガクアジサイと同じか、少し薄い色をしています。
全体的に小づくりなガクアジサイといった雰囲気なので、
庭植えはもちろん、鉢植えにして育てても楽しめます。

 

全体的に、葉も花房も小さく、花色が濃く葉色がやや薄めのため、
和風に限らず洋風の庭にも合わせることができます。

 

 

natumaturi (2)

開花していく夏祭り C)engei.net ←良苗を安心梱包で送ってくれます

 

 

■夏祭りの育て方のポイント

 

育て方は、基本的なガクアジサイに準じます。
本来、アジサイは土の酸性度によって花色が変化しますが、
夏祭りは色が比較的安定しています。

 

通常、アルカリ性に傾けることで赤系の色が出ますが、
夏祭りの場合は、そこまで神経質にならなくても、赤色の花になります。

 

ただし、赤色に安定していても、真っ赤になるわけではありません。
やはり土の酸度や環境、育て方によっては、少し青みが入ることもあります。

 

ヤマアジサイと交配しているため、枝が細いので、
開花中に雨が降ると、花が水滴を含んで重くなり、枝が下がることがあります。

 

花の塊自体も小さ目なので、枝が下がったり折れることはありませんが、
予防のために支柱をしておくと安心です。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

カシワバアジサイ

読了までの目安時間:約 5分

 

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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)は、
一般的によく目にするアジサイとは少し違った姿をしています

 

 

北米が原産の西洋アジサイですが、
そのボリューム趣のある雰囲気から、日本でもとても人気があります。

 

株は大きく育つので、鉢植えよりも庭植えの方が見栄えがします。

 

 

[カシワバアジサイ]

 

 

■カシワバアジサイの特徴

 

カシワバアジサイは、開花する時期や装飾花をつけるところは、
日本で馴染みのあるアジサイと同じですが、樹形、花姿はあまり似ていません。

 

まず最も目立つ特徴は葉です。
一般的なアジサイと異なり、葉の縁にもぎざぎざが入っていません。

 

どちらかというと、柏の葉のような形をしているため、
カシワバアジサイと呼ばれています。

 

柏の葉に似た形をしているため、花のない時期も目立ちますし、
株も大株になりやすいので、ゴージャスです。
ただ、冬は一般的なアジサイと同じように落葉するため、枝のみが残ります。

 

花は白が基本で、土の酸性度によって色が左右されることはありません。
花は装飾花のみが固まってつきますが、
その装飾花の塊は手まり型やドーム型ではなく、円錐型になります。

 

一般的なアジサイの花がこんもりと咲くのに対し、
カシワバアジサイは円錐型のため、長い印象です。

 

花は品種によって、一重咲きと八重咲きがあります。
花もちは普通のアジサイと同程度ですが、花もちの良い品種であれば、
秋まで残って赤く色を変えることもあります。

 

株が大きくなると、株全体の大きさの割には、花の塊の数は少ないように見えます。
しかし、大株になればそれだけ花の塊の円錐形が大きくなります。

 

大株では、装飾花の塊のボリュームに圧倒されるため、
遠くから見るとちょうど良くなるほどです。

 

 

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カシワバアジサイ、蕾の頃

 

 

■カシワバアジサイの育て方のポイント

 

追肥や植え付け、剪定などは一般的なアジサイと同じ管理方法です。
大株になるので、庭植えにした方がのびのびと育てることができます。

 

かなり大株になるので、よほど広いスペースに植えていない限りは、
庭植えであっても剪定時の整枝が必要となります。

 

枝がたくさん出過ぎている場合は、古い枝を切って枝をすき、
間引いておくと暴れにくく樹形が美しくなります。

 

大株になるとはいえ、鉢植えでも育てられないことはありません。
開花の時期になると、鉢花として売られていることもあります。

 

たいてい鉢花として売られている株は、鉢が小さいです。
鉢が小さいということは、土が少ないということです。

 

カシワバアジサイは乾燥を嫌うので、鉢が小さく土が小さいと、
乾燥しやすくなって株が傷むことがあります。

 

開花株を購入した場合は、花が終わった後、
一回り大きい鉢に植え替えて土の量を増やしましょう。

 

土の量を増やすことで、水切れを軽減することができます。
花後に植え替えをする場合は、根鉢を崩さないようにし、
一回り大きい鉢にすっぽりと植え替えるようにすると、失敗が減ります。

 

また、鉢植えの場合は、根詰まりを起こしやすくなるため、
定期的に植え替えが必要になります。

 

1年~3年おきに植え替えをしますが、鉢の底から根が出ている場合などは、
すでに根詰まりになっているので、早期でも植え替えをしてあげます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイの剪定方法
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイの種類

こんぺいとう

読了までの目安時間:約 5分

 

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「こんぺいとう」という名の愛らしいガクアジサイが人気です C)千草園芸

 

 

八重の装飾花が美しく、花色もはっきりとしているため、
西洋アジサイと間違われることがありますが、実は違います。

 

こちらの品種は、静岡県にある加茂花菖蒲園で、
交配・作出されたオリジナルのアジサイです。

 

加茂花菖蒲園で栽培されている紫式部という品種と、
同じく加茂花菖蒲園にて栽培されている八重咲き品種とを、
かけ合わせてできたのが、このこんぺいとうです。

 

色がはっきりとしていて華やかさもありながら、
かわいらしさも兼ね備えています。

 

 

[こんぺいとう]

 

 

■こんぺいとうの特徴

 

花は中央に小花が固まって咲き、その外側に装飾花がつきます。
装飾花は花弁が10枚ほどの八重咲きで、中央の小花より大きく目立ちます。

 

装飾花の軸がやや短めのため、隅田の花火のように広がるようには咲かず、
小花と一緒にまとまって咲きます。

 

そのため、小花の周りに花冠をつけたようなかわいらしさがあります。
色はピンクと青ですが、花びらには白い覆輪がつきます。

 

中央の小花に覆輪はありませんが、土が酸性かアルカリ性かによって、
装飾花と同じようにピンクや青(紫)に変化します。

 

青が比較的強く出るため、男性へのプレゼントにも人気があるようです。
覆輪はしっかりと入る上に、色付きの部分との境目がぼやけるため、
グラデーションのようになるのも魅力的です。

 

覆輪の幅や色の濃淡は、栽培環境や開花具合によって変わります。

 

葉はアジサイらしい、縁にぎざぎざが入っている葉です。
色は少し薄め~緑色ですが、かわいらしい花色とよく合います。

 

枝は比較的しっかりしているため、
開花期になっても折れ曲がることはほとんどありません。

 

 

■こんぺいとうの育て方のポイント

 

植え付け方や追肥、剪定の方法は基本のアジサイの育て方とほぼ同じです。
花色をはっきり出すためには、日光に当てる必要があります。

 

晩秋~冬の間は日当たりの良い場所に置き、
春~開花までは午前中に日の当たる半日陰に置きます。

 

夏の強い日光が苦手なので、夏の間は明るい日陰など、
涼しい場所で管理すると、花色もよく出て株も傷みません。

 

花色のピンクと青は、土がアルカリ性か酸性かで変わります。
青は完全な青にはなりませんが、酸性を強くすると青の強い紫になり、
酸性が弱まると紫が強くなります。

 

アルカリ性にすればピンク色にできます。
ピンクにする場合も、アルカリ性の強弱により、花色が少し薄くなることがあります。

>>アジサイの花色

 

自分好みの色に仕上げるためには、
地植えよりも鉢植えの方が、酸度管理がしやすいのでお勧めです。

 

鉢植えの方が管理がしやすいですが、もちろん地植えで育てることも可能です。
地植えでは土が弱酸性になりやすいため、ピンクよりも青に傾くことが多くなります。

 

ピンク色にしたい場合は、植え付ける時に植え付け場所の土を掘り上げ、
アルカリ性のアジサイ用培養土を入れて植え付けます。

 

また、追肥をする時も、赤色になるためのアジサイ用肥料を与えるようにすると、
ピンク色になりやすくなります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイの剪定方法
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイの種類

隅田の花火

読了までの目安時間:約 5分

 

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隅田の花火 C)千草園芸

 

 

隅田の花火はガクアジサイの仲間で、
元は横浜のとある民家の庭で育てられていたものです。

 

一軒の民家から見つかった隅田の花火を、株分けして増やし、
今では安定して生産される人気品種となりました。

 

毎年アジサイの季節になると、苗や鉢花として流通しているので、
ホームセンターや園芸店などでもよく見かけます。

 

意外と昔から流通している品種のため、すごく珍しいということもなく、
インターネットなどではすぐに購入することができます。

 

 

[隅田の花火]

 

 

■隅田の花火の特徴

 

花は、中心に小さな花が固まって咲き、
その周りを囲むように10個~16個の装飾花が咲きます。

 

装飾花は中心の花よりも大きく、八重に咲き軸が少し長いため、
まるで花火が打ちあがり開いたように見えます。

 

花色の基本は白ですが、うっすらと青が出ることが多いです。
アルカリ性に傾けば薄いピンクになることもあります。

 

葉はアジサイらしい、縁にぎざぎざの入った濃い緑色の葉です。
濃い色の葉と、繊細な作りの白い花のコントラストが見事です。

 

枝もそれなりの太さがあるため、開花期になっても花茎が折れることはありません。
株姿は、剪定をきちんとしていれば、ほとんど乱れることはありません。

剪定を怠ると、枝が長くなりすぎて不格好になります。

 

 

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花もちがとても良い隅田の花火

 

 

■隅田の花火の育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じです。

土はアルカリでも酸性でも育てられますが、標準的な土でも育てられるので、
弱酸性に整えられた土によって青が出やすくなります。

 

さらに強い酸性すると、
青い色が濃くなりますが、基本的には白を基調としています。

 

反対にアルカリ性に傾ければ、ピンクがかった色にはなりますが、
こちらも濃いピンクにはならずに白っぽいままになります。

 

できるだけ白に近くしておきたい場合は、中性になるようにしておきましょう。

隅田の花火は、中央の小花から花粉が出にくいため、
花自体が汚れにくく傷みにくいため、花もちがとても良いのが魅力です。

 

環境によっては、そのまま花をつけた状態で秋まで過ごし、
疑似的な秋アジサイとして観賞することもあるようです。

 

◎剪定方法
ただ、秋まで花を残しておくということは、
秋まで剪定ができないということになります。

 

秋にはすでに花芽を形成している時期を過ぎているため、
秋色を楽しんでから剪定をすると、花芽を落とすことになります。

 

できれば、秋まで花を残さずに夏前に剪定した方が無難です。

ただ、すでに大株に育っていて、毎年何本も花のつく枝が出る場合は、
半分だけ剪定しておき、残りを秋アジサイとして楽しむこともできます。

 

また、環境が良く、土も肥沃な場所で株が充実していると、
夏前に剪定を行っても、秋に2回目の花が咲くことがあります。

 

秋に開花する場合は、
中央の小花が少なく、周りの装飾花が多くなる傾向があります。

 

ガクアジサイで花の見栄えもしますが、鉢植えでも容易に育てることができます。
梅雨が明けて気温が高くなる頃、直射日光を長時間浴びると、
萎れたようになることがあります。

 

鉢の中の温度が高くなると、こういった症状が出やすくなるため、
真夏は半日陰か朝のみ日の当たる場所に置いておくのがお勧めです。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイの剪定方法

 

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