The post カシワバアジサイの剪定方法 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>カシワバアジサイは花の時期が長いのが特徴です
しかし、適切な時期に剪定を行わないと、翌年の花を楽しむことができません。
カシワバアジサイの剪定はいつどのように行えばよいでしょう。
■カシワバアジサイの剪定方法
1.樹形を整えるための剪定
カシワバアジサイを苗木を植えたまま放任していると、
枝分かれせずに長い枝が伸びていきます。
花や葉が大きいため、枝だけがひょろっとした印象になり、樹形が整いません。
そのため、苗木を植えた年に樹形を整えるための剪定を行います。
アジサイは、11月ごろになったら落葉期を迎えます。
葉が落ちた後、全ての枝を根元でバッサリと切り落としてしまいます。
そうすると、翌年に根元からたくさんの枝が出てボリュームのある樹形に仕上がります。
一度樹形が整ったら、それ以降は花後の剪定と休眠期の剪定を行うだけで充分です。
ピンク色に変化してきたカシワバアジサイ
2.花後の剪定
カシワバアジサイは剪定を行わないと、長い間花を楽しむことができます。
花は咲き進むとピンク色や緑色に変化していき、とても見事です。
長く花を楽しみたいのですが、花が咲き終わる前に剪定を行わなければ、
翌年の花芽を作ることができなくなります。
花後の剪定は、惜しいのですが7月下旬までに行います。
他のアジサイと同様に、花の2節下を切り取ります。
切り取ったすぐ下の葉の根元から新しい芽が出てきます。
その芽が秋までに充実した枝となり、先端に花芽ができるのです。
アップで見ても美しいカシワバアジサイ
3.休眠期の剪定
カシワバアジサイは休眠期の剪定が必ず必要なわけではありません。
ただ、枝が混み合って風通しが悪くなると、病害虫の発生の原因になります。
アジサイの花芽は枝の先端についています。
枝の先端が円錐状に丸くなっているものは、
花芽の付いた枝なので、切り落とさないようにします。
それ以外の枝で、細い枝や枯れた枝、込み入っている枝を根元から切り落とします。
4.花を長く楽しむための剪定方法
翌年の花も楽しみたいのですが、
庭先のカシワバアジサイの花をできるだけ長く楽しみたいものです。
地植えで、たくさんの花をつけるほど成長した株であれば、
花後の剪定を半分だけ行うもの一つの方法です。
翌年に咲く花は少なくなってしまいますが、
残った花を最後まで楽しむことができます。
カシワバアジサイは移ろう花色も美しい花です。
また、最後まで咲き終わった花をドライフラワーにするのも素敵です。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
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]]>The post アジサイ 挿し木苗の冬越し first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>冬越しして展開してきたアジサイ
アジサイを育てていると、剪定で切った枝が惜しい、
大切なアジサイを増やしたい、枯れた時のための予備に、
挿し木をしたいことがありますね。
いずれの場合でも、挿し木が成功した時に必ず訪れるのが、冬越しです。
アジサイはもともと寒さに強い植物ですが、
挿し木から育てた苗は、どのように冬越しをすれば良いのでしょうか。
[アジサイ 挿し木苗の冬越し]
■3号ポット以上の苗
アジサイの苗として一般的に流通しているのが、3号サイズのポット苗です。
挿し木をした状態で、すでにここまで育て、
さらに鉢植えや地植えとして定植した状態であれば、
特に冬越しを心配する必要はほとんどありません。
ただ、定植した時期が秋など落葉間近であった場合は、
念のため霜よけのみしておくと良いでしょう。
寒冷紗をかぶせておいたり、軒下の寒風の当たらない場所に置くことで、
霜を防ぎ、その後の生長を良くすることができます。
植え付けて何年か経った苗に比べると、
植え付けてすぐの苗はどうしても根張りがまだしっかりとしていません。
霜に当たると地表近くの根が傷み、春からの生育に影響することがあります。
特に寒い地方の場合は、霜が降りたり土が凍ったりすることが、
冬の間に何度も起きるので、簡単な防寒対策はしておきます。
秋の終わりに購入したアジサイの苗、みんな元気に育っています
■小さい苗
挿し木をして、まだ3号ポット苗ほどは生長していない苗の場合は、
定植可能なサイズにまで育った苗よりも寒さに弱いので、
防寒対策を行っておくようにしましょう。
・置き場所
まだ小さい苗の場合、定植をしていない場合も多いでしょう。
定植していても、鉢植えにしている場合は、移動も可能なので、
寒さをしのげる場所に置いておくのが安心です。
日当たりの良い軒下なら、雨を除け、寒風や霜も防げます。
雨の当たる場所だと、雨が続いた時に常に湿気が状態が続き、
土が凍ったり根が傷んだりしやすくなります。
アジサイは落葉樹のため、冬は枝に葉がありません。
そのため、日当たりの悪い場所に置いていても大丈夫、
と思われていることも多いのです。
しかし夜間に下がった鉢の温度を上げるには、日中の日当たりが必要になります。
特にまだ小さい苗の場合は、鉢やポットの中の土量も少ないので、
夜間の冷え込みによって凍る可能性が高くなります。
光を当てて光合成させることが目的ではなく、温度を上げるのが目的なので、
できれば日当たりの良い場所に置くのが最善です。
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・寒冷紗をかける
鉢やポットで管理しておらず地植え状態となっている場合や、
鉢やポット管理でも寒風が当たりやすい場所しか置き場所がない場合は、
寒冷紗を利用するのがお勧めです。
アジサイの枝に触れないように寒冷紗で覆います。
これだけでも、寒風を避けることができるので、
春から生長する大切な芽を守ることができます。
ただし、アジサイはもともと寒さに強い植物で、
ある一定の寒さに当たることで美しい花を咲かせます。
アジサイを覆うのは寒冷紗までにとどめ、
ビニールなどで覆うのはやめておきましょう。
ビニールで覆うと、中が蒸れて芽が傷んだり、
風通しが悪くなりすぎて病害虫の原因になることがあります。
春の挿し木苗、次の4月には、花芽もできています
・マルチをする
枝や芽に寒風が当たらないようにするのも大切ですが、根を守るのが大切です。
まだ小さい挿し木苗の場合、十分に根が発達していないこともあるので、
霜に当てたり、土が凍るようなことは避けるようにします。
霜よけや土が凍るのを防ぐためには、マルチがお勧めです。
ビニールマルチの利用は難しいので、敷きワラ、腐葉土などがお勧めです。
見た目に気を使いたいということであれば、腐葉土が安く土に還るので使いやすいです
バークチップやクルミの殻などを使うことで、見た目も良くなります。
・水やりの頻度
アジサイは冬の間、落葉した状態となるため、それほど水を必要とはしません。
水やりが多く、常に湿った状態となっていると、
夜間に冷え込んだ時に土が凍りやすくなり、あまり良い環境とはいえません。
ただ、まだ小さい苗の場合は、鉢土の量が少なかったり、
根が張っている部分が狭いため、すぐに土が乾いてしまう場合もあります。
あまりにも乾燥が続くと、冬といえども根が傷み、春から生長に影響が出ます。
水やりの目安としては、土の表面が乾いたなと感じてから、
3日~5日後に水を与える方法です。
ポットや鉢の大きさ、地植えにしている場合は土質などによりますが、
水はけの良い土を使っている場合は、
乾いたなと感じてから3日を目安にします。
水を与えるのは、午前中が良いです。
午前中に水を与えると、夕方には余計な水分が抜け、土が凍りにくくなります。
反対に夕方に水を与えると、その後どんどん気温が下がってくるので、
土が凍って根が傷む可能性が高くなるので、必ず避けるようにしましょう。
夕方に見た時に土が乾いているなと感じても、
翌日の午前中に水を与えても間に合います。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
The post アジサイ 挿し木苗の冬越し first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post 山アジサイの植え替え時期 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>美方八重(みかたやえ)
山アジサイは、ガクアジサイよりも小型で、
控えめで楚々とした雰囲気があるため、とても人気があります。
育て方も難しくなく、もともと日本に自生していた植物なので、
日本の気候ともよく合います。
そんな山アジサイですが、やはり育てていると気になることも出てきます。
育てる上で必要になるのが、植え替え時期です。
山アジサイの植え替え時期は、いつ頃が良いのでしょうか。
[山アジサイの植え替え時期]
■山アジサイの植え替え時期
・購入直後の植え替え時期
山アジサイの苗を購入したら、まずは植え替えが必要になります。
山アジサイの場合、開花株の販売はあまりなく、
花芽も葉もない枝だけの状態が多いです。
もちろん春以降になれば、枝に葉がついているものも出てきますが、
基本的にはこれから生長する段階の苗です。
販売時期も、生育ピーク時の前であることが多いため、
植え付けるとしての植え替えを行うなら、購入直後が基本となります。
鉢に植える場合でも地植えにする場合でも、
購入後はすぐに植え替えを行いましょう。
購入直後の山アジサイは、小さなポットに入っていることが多いです。
そのままだと暑い夏に水切れを頻発し、生育が悪くなったり、
ひどい時は枯れることもあるので、高温や乾燥が強くなる前に植え替えを済ませます。
・鉢植えの植え替え時期
庭植えや花壇植えにして山アジサイを育てている場合は、
根の生育スペースも十分あるので、移動の必要がなければ植え替えは不要です。
けれど、鉢植えで育てている場合は、定期的な植え替えが必要になります。
山アジサイはガクアジサイや西洋アジサイに比べると小型で、
生育もゆっくりです。
けれど何年も同じ鉢のまま育てていると、土も痩せてきますし、
何より根が育つ場所がなくなります。
根鉢が根でいっぱいになると、根詰まりと呼ばれる状態となり、
水や養分をうまく吸いあげられず、生育不良になります。
山アジサイは乾燥が苦手なので、根詰まりの状態で夏を迎えると、
水切れを頻繁に起こすようになります。
毎日水やりをしているのに、なぜか葉がしおれたまま戻らない、
葉焼けや花焼けが起こるという場合は、根詰まりの可能性が高いです。
鉢植えの山アジサイの植え替え時期は、2年~3年が目安となります。
植えている鉢や、育てている山アジサイの生育スピードにもよりますが、
それくらいの間隔で植え替えを行うと、根詰まりによる不調が減ります。
鉢植えの山アジサイをリフレッシュ目的で植え替える場合は、
11月~3月の落葉期に行うのがお勧めです。
落葉している時期は地下の根もほとんど動いていないため、
植え替え作業で根が露出しても、ダメージを受けにくくなります。
・緊急時の植え替え時期
育てている鉢植えの山アジサイが根詰まりを起こしている、
けれど植え替え時期ではない、というケースは意外と多いです。
また、時期はずれに苗を購入することもあるでしょう。
植え替え時期である落葉期でなかったとしても、
そのまま放置するのはもっと危険です。
土の量が少ない、根詰まりしていて土がほとんどない状態だと、
水切れが起こりやすく、不調になりやすいです。
この場合は、その時に植え替えを行っても構いません。
できるだけ早くに植え替えをして、良い栽培環境を作ることが先決です。
ただし、生育期は根が露出したり傷つくと、急激に調子を崩しやすくなります。
植え替えを行う場合は、根鉢を崩さないように注意します。
根鉢よりも一回りか二回り大きい鉢に土を入れ、
そこに根鉢を崩さず植え替えることで、根の生育スペースが広がります。
また、水や養分を保持できる土の量も増えるので、水切れを軽減できます。
落葉期以外の時期に植え替えを行う場合、
特に気温の高い時期は、植え替え後の置き場所にも注意します。
いくら根鉢を崩さないように植え替えても、多少のストレスはかかります。
植え替え後に直射が当たる場所や、空気がこもって高温になりやすい場所に置くと、
回復に時間がかかります。
植え替え後の山アジサイは、
風通しの良い明るい半日陰~半日陰の場所に置いて養生させましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
The post 山アジサイの植え替え時期 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post アジサイ 花の色を変えるには first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>コットンキャンディー、白からピンクに色が変わります、
この場合は、赤が出るよう肥料や土を変えています
アジサイといえば、青や青紫などの青系と、
ピンクや赤紫などの赤系を思い浮かべることが多いかと思います。
アジサイの鉢花の販売が盛んな時期に、ホームセンターや園芸店では、
同じ品種なのに青系の花と赤系の花の両方が売られていることがあります。
それぞれ同じ系統で、赤と青に分けて確立した種というわけではありません。
アジサイの花は、土の酸性度によって青系や赤系に変わります。
酸性に傾いた土では青系に、アルカリ性に傾いた土では赤系に変わります。
何年か育てたアジサイが、最初とは違う色の花を咲かせるようになるのは、
土の酸性度が変わったのが原因であることがほとんどです。
では自分好みの色に仕上げるには、どのようにすれば良いのでしょうか。
[アジサイ 花の色を変えるには]
■色が変わるしくみ
アジサイの花の色を変えるには、土の酸性度を調整する必要があります。
まず色が変わる仕組みについてご説明します。
アジサイの花には、ブルーベリーなどに含まれていることで知られる、
「アントシアニン」という色素が含まれています。
このアントシアニンとアルミニウムが結合することで、色の変化が起こります。
アントシアニンがアルミニウムと結合すると、青く変色します。
アルミニウムは酸性の土に溶けやすく、
アルカリ性の土には溶けにくいという特性があります。
つまり、酸性の土にはアルミニウムが溶け込んでいるため、
酸性土で育てたアジサイは青くなるのです。
反対に、アルカリ性の土にはアルミニウムが溶けにくいため、
アルカリ性の土で育てたアジサイは赤くなりやすいということになります。
実際に、土の酸性度合いの違いによって、アジサイの色は変わります。
ところが、すべてのアジサイがキレイな色を出すわけではありません。
アジサイの品種によって、色むらができたり、
思ったような色に発色しないことはよくあります。
環境や酸度によっても差が出てくるので、
思ったような色を出すには何年も試行錯誤することもあります。
アジサイの中には、赤や青、白など、色が固定されている品種もあります。
そのような品種の場合は、土の酸性度を変えたとしても、色は変わりません。
アジサイの色を変えたい場合、まず育てているアジサイの品種を調べて、
酸度で色の変わる品種がどうかを確認しておくと確実です。
シンワ デジタル土壌酸度計 A 地温・水分 照度測定機能付 2500円くらいで便利
■土の酸性度
まずはアジサイを育てる土の酸性度を調べてみましょう。
簡易的なものであれば、薬局などでも試験紙や試験薬が手に入ります。
特に地植えで育てる場合は、周りの土の影響も受けるため、
酸度計などで、一度は計測しておいた方が無難です。
鉢などで育てる場合は、自作した培養土であれば、酸度を計測しておきましょう。
市販の培養土は、だいたい弱酸性くらいの調整されていることが多いですが、
一度計測しておいた方が安心できます。
市販品の中には、アジサイ用の培養土もあります。
青い花用の培養土、赤い花用の培養土と分けて売られているので、
こういった培養土であれば分かりやすいので便利です。
こんなきれいな青が出るといいですね
イメージ通りの赤になると、最高に嬉しいです!
・酸性に傾ける
土の酸度を酸性に傾けるためには、鹿沼土やピートモスを加えるのがお勧めです。
どちらも酸性に傾きやすくなる素材ですが、性質が少しだけ違うので以下のことを注意します。
鹿沼土は水はけが良くなり、ピートモスは水もちが良くなります。
アジサイの場合、少し水もちの良い土に仕上げますが、それにも限度があります。
ピートモスを大量に使った土は、水もちは良くなるものの、
水はけが極端に悪くなるため、根の生育が悪くなることがあります。
反対に鹿沼土を大量に使った土にすると、水はけが良くなりすぎて、
ほとんど水が通過するだけになってしまいます。
アジサイの根の生育が良くなるよう、
鹿沼土とピートモスの両方をバランスよく加えることが大切です。
地植えの場合、日本は雨が多く土が酸性に傾くことが多いため、
あまり気にしていなくても、酸性になっていることがよくあります。
また、土を酸性に傾ける成分が含まれた肥料を与えることでも、
土を酸性にすることができます。
市販品の肥料の中にも、青いアジサイ用の肥料があるので、探してみましょう。
紫は、赤と青が混ざった色なんですね
・アルカリ性に傾ける
アルカリ性の土を作る場合は、
鹿沼土やピートモスのような酸性の素材を使わないようにします。
赤玉土や腐葉土を混ぜて土を作り、
そこに苦土石灰を混ぜることでアルカリに傾けることができます。
あるいは、アルカリ性に傾ける成分の入った肥料を使うようにします。
赤いアジサイ用の肥料が市販されているので、それを使うのが確実です。
アジサイ用肥料(赤、青有ります)
■酸性度を調整するタイミング
酸度で花色の変わるアジサイ品種であれば、
以下の時期に薬品や石灰をまくことで、花色を変えられます。
土の酸性度を調整するのは、だいたい4月~5月です。
この頃は花芽が上がる直前くらいなので、ちょうど良い時期です。
これを過ぎると、アルミニウムの吸収が遅れるため、思った色が出にくくなります。
花を青色にする場合は、硫酸アルミニウムを500倍~1000倍に薄めたものを与えます。
20日に1回、2回~3回ほど与えると、アルミニウムを吸収したアジサイの花が青になります。
硫酸アルミニウム(カリウムミョウバン)は、薬局、通販で入手できます
花を赤くしたい場合は、4月~5月頃、アジサイの株元に苦土石灰をまいておきます。
土と苦土石灰が混ざって土がアルカリに傾き、アルミニウムの吸収を防ぐことができます。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方
The post アジサイ 花の色を変えるには first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post アジサイの育て方 12月 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>アジサイは12月になると完全に落葉してしまいます
12月、これから本格的な寒い冬の時期を迎えますが、
アジサイは、どのように栽培管理するとよいのでしょう?
[アジサイの育て方 12月]
■12月のアジサイの様子
12月のアジサイは完全に落葉し、休眠期に入ります。
しかし、早ければ12月の下旬には休眠から目覚めます。
花芽の分化もゆっくりと進んでいます。
■12月の作業
・防寒
寒冷地でなくても、乾いた冷たい風から木を守る必要があります。
寒冷紗などで木を覆い、風が直接樹に当たらないようにする必要があります。
必ず通気性のあるもので覆うようにします。
・剪定
休眠期に入ったら剪定を行います。
混み合った枝を切り落とし、間引くように枝を切ります。
枯れた枝や、残っている花がらを切り取ります。
剪定を行い株の風通しを良くすることで、うどんこ病などの発生を予防できます。
・植え替え、植え付け、株分け
休眠期は、鉢植えの植え替えや、鉢植えから庭への植え替えに適した時期です。
また、株分けを行って増やすこともできます。
植え替えなどの作業を行った後は、必ず十分な量の水を与えましょう。
寒冷地では、これらの作業は春に行います。
>>アジサイの植え替え
12月14日、青森県八甲田
■栽培管理
●地植え
・水やり
特に必要はありません。
●鉢植え
・水やり
鉢の表土が乾いたら、充分水を与えましょう。
・鉢植えの置き場所
風が直接当たらない場所に移動させます。
日当たりは特に気にしなくても構いません。
●庭・鉢共通
・肥料
寒肥を行う時期です。
秋以降に植え替えた株には肥料は施しません。
庭植えであれば、株の周囲を3か所ほど掘り、油かすを施します。
油かすはゆっくりと効くので、庭植えでは追肥は1回で充分です。
鉢植えであれば、固形の油かすを鉢のふちに置き肥します。
鉢植えの場合は、少しずつ、数回に分けて追肥を行います。
・病害虫対策
特に必要はありません。
■注意したいこと
・冷たい風に当たらないように風よけをし、
鉢は風の当たらないところに移動します。
・剪定を行い株の風通しをよくしておきます。
・寒肥を行う時期です。忘れずに施しましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方
The post アジサイの育て方 12月 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post 冬アジサイ 花言葉 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>プリンセスシャーロット C)千草園芸
アジサイにはたくさんの品種があります。
アジサイといえば、5月~6月に花を咲かせるイメージが強いですが、
実は冬にも花を咲かせる品種があります。
冬に花を咲かせる品種を、冬アジサイや冬咲きアジサイと呼びます。
アジサイに限らず、色々な花に花言葉がついています。
冬アジサイには、どのような花言葉がつけられているのでしょうか。
[冬アジサイ 花言葉]
■冬アジサイ 花言葉
アジサイの花言葉は、1つではありません。
「移り気」や「冷淡」といった、一見あまり印象の良くない言葉もありますが、
小花が集まって咲く姿から「家族の結びつき」などの言葉もつけられています。
花色によっても花言葉が変わり、
赤なら「元気な女性」白なら「寛容」といった言葉がつけられています。
品種ごとにつけられているというよりは、
花色やアジサイ全体につけられた花言葉が目立ちます。
実際、冬咲きアジサイに固定でつけられている花言葉はありません。
花期や栽培方法が異なる冬咲きアジサイではありますが、
花言葉自体は、他のアジサイと同じと考えて良いでしょう。
あるいは、冬アジサイの元となっている、トキワアジサイと西洋アジサイから、
花言葉をつなげると良いかもしれません。
冬アジサイは、台湾の常緑アジサイであるトキワアジサイと、
花が美しい西洋アジサイを掛け合わせて作られています。
常緑アジサイには特別な花言葉はありませんが、
西洋アジサイには、西洋での花言葉を使えそうです。
西洋では「冷酷」「高慢」「あなたは冷たい人」という花言葉がつけられています。
西洋では、アジサイはマイナスイメージの言葉がつけられています。
ただ、どの花言葉を感じるかは、人によってそれぞれです。
アジサイにはたくさんの花言葉が存在します。
プレゼントに冬アジサイを選ぶなら、たくさんある花言葉の中から、
イメージに合うものを選び、メッセージカードに添えておくのもお勧めです。
アジサイの花言葉については、こちらに詳しく書かれています。
ぜひ参考にしてください。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
The post 冬アジサイ 花言葉 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post 常緑 アジサイ 冬 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>常緑のトキワアジサイ
アジサイといえば、梅雨の時期に花を咲かせ、
冬は落葉して春にまた芽吹く、というイメージがあります。
ところが、冬も葉を落とさない、常緑の品種があるのです。
もともと常緑の性質を持った品種をさらに改良し、観賞価値を高めた品種もあります。
冬も常緑のアジサイには、どのような品種があるのでしょうか。
[常緑 アジサイ 冬]
■常緑 アジサイ 冬
現在、市場に流通している常緑アジサイには、もともと常緑の性質を持ったものと、
常緑のアジサイを改良して作ったものとがあります。
どちらも、常緑という性質自体は変わりませんが、
品種によって、それ以外の性質が変わります。
落葉性の一般的なアジサイは、葉を落とすことで冬の寒さに耐えます。
常緑のアジサイは、葉が残る分、寒さにあたると株が傷みやすいという性質があります。
そのため、冬の寒い時期は室内に取り込み、5度以下にならないよう管理します。
また、葉が残っているということは、冬の間も緩やかな生育が続いているということです。
水や肥料も必要になるので、冬場の管理も欠かせません。
一般的なアジサイとは管理法が少し異なるため、
栽培が難しいと思われることもあります。
けれど、本来は丈夫で育てやすいので、冬場の管理に慣れれば、
一般的なアジサイとも、それほど大きな違いはありません。
常緑のアジサイの中でも、代表的な品種がいくつかあるので、
花の姿などによって、好みのものを選んでみてください。
・碧の瞳
常山アジサイ、通称「碧の瞳」と呼ばれるアジサイがあります。
厳密には、一般的なアジサイとは少し異なる系統らしいですが、
姿がよく似ているので、アジサイと呼ばれています。
花姿が一般のアジサイと異なり、装飾花らしい大きな花が見当たりません。
星形の小さな両性花が小さく集まって花房となり、花を咲かせます。
花色は、開花初期は青みがかった白色をしていて、
開花が進むにつれ、青が強くなります。
花自体は一般のアジサイと同じで、5月~6月の1回の開花のみです。
碧の瞳の最大の特徴は、花の後に実がなる点です。
光沢のある、濃い青色の実を秋頃につけます。
実をつけた状態で長く保つことができるため、花のない時期も楽しむことができます。
常緑の冬アジサイの中では、比較的寒さに強い性質があります。
暖地で霜が降りない地域であれば、戸外での越冬が可能です。
霜の心配がある地域や寒地では、室内に取り込んだ方が安心です。
・トキワアジサイ
台湾が原産のトキワアジサイは、常緑で冬も葉が残るのが特徴ですが、
もう1つ大きな特徴があります。
それが、年に2回開花することです。
一般的なアジサイは、年に1回の開花しか見られませんが、
トキワアジサイの場合は、3月頃と6月頃の2回の開花が見られます。
花はとてもシンプルで、花弁が4枚のひし形をしています。
縁に小さな切れ込みが入り、花色は白です。
装飾花のサイズはあまり大きくなく、数も少ないので、
ボリューム感や豪華な雰囲気はありませんが、
楚々とした野性味のある雰囲気を持っています。
葉も細く、どちらかというとヤマアジサイのような形をしている分、
野性味が強く出ます。
暑さにはとても強く、水切れさえしなければ夏越しは容易です。
対して冬の寒さには弱く、5度以下にならない管理が必要です。
常緑アジサイで人気のスプリングエンジェル
・スプリングエンジェル
スプリングエンジェルシリーズには、現在「ブルーエレガンス」「ピンクエレガンス」
「フリルエレガンス」の3品種があります。
常緑のトキワアジサイと、花が豪華な西洋アジサイを掛け合わせて作られているため、
トキワアジサイにはない豪華な花が魅力的です。
ブルーエレガンスとピンクエレガンスは形がほぼ同じで、花色だけが異なります。
花弁は4枚の一重咲きで、丸みの強い形をしています。
装飾花は大きく目立ちますが、花房自体はコンパクトなガク咲きタイプです。
フリルエレガンスは、葉や花のサイズ感はブルーエレガンスやピンクエレガンスと
同じですが、花弁の形が少し変わります。
フリルエレガンスの名の通り、花弁の縁に細かな切れ込みが入り、
まるでフリルのようなかわいらしい印象です。
花色は土の酸度によって、青~ピンクに変わります。
トキワアジサイを元に作られているためか、こちらも寒さには弱く、
5度以上の気温が必要になります。
・ハルハル
ハルハルは、改良品種の常緑アジサイ・冬アジサイの中では、一番新しい品種です。
常緑という点は他の品種と変わりませんが、スプリングエンジェルシリーズと同じように、
西洋アジサイと掛け合わせているため、観賞価値がとても高い品種です。
ハルハルの花は、花弁が4枚の一重咲きです。
けれど、装飾花の花弁1枚1枚がとても大きく、
また縁にフリルが入ったタイプなので、花弁同士が少し重なります。
そのため、一重咲きながらも、八重咲のような豪華さを持っています。
色は白が基本となります。
多少であれば、土の酸度に左右されず白色の花が咲きますが、
アルカリが強く出ると、ややピンクがかった色になることもあるようです。
ハルハルも寒さには弱いので、冬は室内管理がお勧めです。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
The post 常緑 アジサイ 冬 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>The post 冬アジサイ 剪定 first appeared on アジサイの育て方.net.
]]>冬アジサイ フリルエレガンス(スプリングエンジェルシリーズ)
アジサイといえば、梅雨頃に花を咲かせるイメージがあります。
けれど、たくさんあるアジサイ品種の中には、冬にも花を咲かせるものがあるのです。
冬アジサイや冬咲きアジサイと呼ばれるアジサイで、
名前の通り、2月~3月のまだ寒い時期に花を咲かせます。
一般的なアジサイと性質が異なるため、
珍しい時期に花を楽しめるのは嬉しいのですが、気になるのが育て方です。
中でも、アジサイのような花木は、
剪定を間違えると花を咲かせなくなることもあるので、とても気になります。
冬アジサイの剪定は、どのように行うのが良いのでしょうか。
[冬アジサイ 剪定]
■冬アジサイ 剪定
冬アジサイは、2月~3月というまだ気温が低い時期に花を咲かせます。
けれど、きちんと剪定を行えば、2月~3月だけでなく、
一般的なアジサイと同じく、5月~6月にも花を咲かせます。
ただし、剪定をきちんと行えていないと、花芽の形成がうまくいかず、
年2回の開花が難しくなります。
また、枝がのびのびになってしまい、あっという間に株姿が乱れてしまうので、
剪定のチャンスを逃さないように注意しましょう。
冬アジサイの剪定は、花後に行います
・剪定は花の後
冬アジサイの剪定の時期は、花の後が基本です。
2月~3月に開花した時は3月中に、5月~6月に開花した時は7月中に剪定しておくと、
次に咲く花の芽の形成がスムーズにいきます。
一般的なアジサイの場合、7月中に大まかな剪定を済ませ、
落葉した後くらいに株姿を整える剪定を行います。
冬アジサイの場合、11月にはすでに2月~3月に咲く花の芽が動き出しているので、
あまり触らない方が良いでしょう。
・剪定の位置
剪定するのは開花の後ですが、花ガラのみを摘むよりも、
次に花芽となる節のところで切るようにします。
花が咲いた位置より、2節~3節ほど下で切ります。
葉の付け根には、よく見ると小さな芽が出ています。
1節目の芽は、2節目以降に比べるととても小さく、
そこで切って残しても、良い花芽ができないことが多いです。
2節~3節下くらいになれば、葉数も十分に残り、
良い芽に生長しやすいのでお勧めです。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
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]]>ハルハル C)グリーンギャラリーガーデンズ
冬咲きアジサイ ハルハルは、たくさんあるアジサイの品種の中ではとても珍しい、
常緑の性質を持ったアジサイです。
常緑のトキワアジサイと、
株姿や花ぶりの良い西洋アジサイを組み合わせて作られました。
そんなハルハルが持っている特徴や、育て方のポイントをご紹介します。
[冬咲きアジサイ ハルハル]
■冬咲きアジサイ ハルハルの特徴
・表情の変わる半テマリ咲き
アジサイには、小さな両性花が中心に集まり、
その周りに装飾花が咲くガク咲きタイプと、花房がテマリ状になるテマリ咲きがあります。
さらに、ガク咲きとテマリ咲きの中間のような、半テマリ咲きもあります。
どのタイプも、それぞれの魅力が詰まっています。
冬咲きアジサイのハルハルは、ガク咲き~半テマリ咲きにあたります。
開花が始まった頃は、中心に小さな両性花の蕾があり、
その周りに装飾花の蕾があるガク咲きに見えます。
ところが、徐々に開花が進んでくると、
装飾花が大きく広がってくるため、両性花が隠れてきます。
最終的には、中心の両性花も開花しますが、
周りの装飾花の陰に隠れる状態となるため、半テマリ状の姿に変化します。
開花が始まってすぐの花房と、開花が進んでいる花房とでは、
花房の形に違いが出ます。
花房ごとに表情が変わるため、色々な姿を見て楽しむことができます。
・フリルと純白でエレガント
ハルハルは、西洋アジサイと掛け合わせているため、
西洋アジサイのような大ぶりの花を咲かせます。
中心の両性花はとても小さく、開花が進めば装飾花に隠れてしまうため、
ほとんど目立ちません。
その分、装飾花がとても目立ちます。
装飾花は、花弁が4枚~5枚の一重咲きですが、
花弁1枚1枚がかなり大きいため、装飾花1つ1つも大きく感じます。
花弁の形は丸みを帯びていますが、縁に細かな切れ込みが入ったフリル状になっていて、
かわいらしさとともにエレガントな雰囲気も持っています。
基本の花色は純白で、花弁も厚めでしっかりとしているため、発色も良いです。
ただ、栽培環境によっては、花色が少しピンクがかることもあります。
・常緑で花期は2回
ハルハルの最大の特徴は、常緑であることです。
もともと常緑の性質を持っていたトキワアジサイと、
美しくゴージャスな花を咲かせる西洋アジサイをかけあわせて作られました。
そのため、トキワアジサイの性質を継いで、ハルハルも常緑のアジサイです。
一般的なアジサイは、冬になると落葉しますが、ハルハルは常緑なので落葉しません。
その分、寒さには弱いので、寒い間は室内での管理が必要となります。
冬アジサイと呼ばれる通り、2月~3月というまだ寒さが残る中で、開花します。
しかもきちんと剪定を行えば、一般的なアジサイが開花する5月~6月にも開花します。
株自体は全体的にしっかりとしていて、節間はやや広めです。
葉も一般的なアジサイと比べるとやや細めなので、節間が広く枝が細く見えますが、
実際は枝も丈夫で、花の重さで折れることはありません。
枝が長くなってくると、伸びた枝が倒れてくることがあります。
キレイな状態を保つなら、あんどん支柱などを使って、枝を支えてあげましょう。
ハルハル C)グリーンギャラリーガーデンズ
■冬咲きアジサイ ハルハルの育て方のポイント
冬アジサイのハルハルは、常緑の性質を持っている分、寒さに弱いです。
秋頃までは戸外でも問題ありません。
けれど、5度以下になると株が傷むので、冬の間は室内で管理した方が良いでしょう。
春になって暖かくなったら、また戸外に出して管理します。
冬の間も落葉せずに葉が残るので、水切れしないように注意します。
また、2月~3月に開花するため、それに向けての追肥も必要となります。
一般的には、冬は落葉して休眠するため、追肥は不要です。
ハルハルの場合は常緑なので、緩効性肥料を与えるなどして、
肥料が切れないようにしておきます。
剪定は、花が咲いた後の時期が適期です。
冬に咲いた後は3月まで、初夏に咲いた後は7月までに剪定を行います。
剪定は一般的なアジサイと同じで、開花位置から2節~3節下のところで切ります。
開花位置のすぐ下よりも、2節~3節のところの方が、
次に伸びてくる芽が大きく、育ちやすいためです。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
◎アジサイ 挿し木の仕方
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]]>人気上昇中のスプリングエンジェル
アジサイの季節といえば、5月~6月です。
梅雨の時期に咲いているというイメージが強いですが、
近年は母の日のプレゼントに選ばれることも多いため、5月頃から花をよく目にします。
アジサイは品種も多く、それぞれに違った魅力が詰まっています。
見ているだけで癒されるので、初夏だけでなく、
冬にも咲いてほしいと思う方も意外と多くいるのではないでしょうか。
初夏が花期のアジサイを、冬にも咲かせるには、どうすれば良いのでしょうか。
[冬 紫陽花を咲かせるには]
■冬 紫陽花を咲かせるには
アジサイの花期といえば、初夏です。
本来、冬は葉を落とした状態で休眠し、春に再び葉を展開し、生育を始めます。
冬の寒さに当たることによっても、次のシーズンの花芽が充実するので、
常に温暖な環境に置くと、生育は続けても、良い花が咲かない可能性があります。
けれど、やり方によっては、冬にキレイなアジサイの花を楽しむこともできます。
冬にアジサイを楽しむためのポイントを、まとめました。
・品種選び
アジサイは、本当にたくさんの品種が存在します。
その中でも、常緑のアジサイを選ぶことが、
冬にアジサイを咲かせるための大切なポイントとなります。
常緑のアジサイの中には、何度か繰り返し花を咲かせる品種があります。
さらにその中でも、早咲きの品種を選べば、2月くらいから花を咲かせます。
最近改良されて出てきた中でも人気なのが、
冬咲きアジサイのスプリングエンジェルというシリーズです。
他にも、ハルハルという品種もあります。
常緑アジサイと西洋アジサイをかけあわせているので、
葉は常緑アジサイのように細めのスタイリッシュな形をしていて、
花は西洋アジサイの豪華さを引き継いでいるものが多いです。
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・剪定の時期
冬咲きアジサイと呼ばれるタイプのアジサイは、
2月~3月の冬と5月~6月の初夏の2回ほど花を咲かせます。
きちんと花を咲かせるためには、やはり剪定の作業が欠かせません。
一般的なアジサイでも、剪定位置を間違えると、
次に開花する花芽を切り落とすこととなります。
冬咲きアジサイは、一般的なアジサイとは剪定時期が少し変わりますが、
やり方としては何も変わりません。
剪定の時期は、初夏の花が咲いた後、7月頃に剪定を行います。
その後、2月~3月に咲く花芽が形成されるので、次の開花までは剪定を避けます。
2月~3月の開花が終わったら、3月中に剪定を行います。
この時期に剪定をきちんと済ませておけば、再び花芽をつけて、5月~6月に開花します。
剪定位置は、花房の下の2節~3節くらいのところが目安となります。
一番上の芽は、あまり良い芽に育たたないので、
飛ばして2節か3節くらいのところを剪定し、芽を育てます。
ハルハル C)グリーンギャラリーガーデンズ
・冬の管理
冬咲きアジサイは、冬の間も葉を落としません。
そのため、一般的なアジサイのように、
肥料を切って乾燥気味に管理する、というのは合いません。
冬咲きアジサイの多くは、寒さが苦手です、
5度以下になると株が傷むので、冬は室内に取り込んで管理するのがお勧めです。
葉も残っているので、柔らかい日差しが入る場所が適しています。
また、葉を残して緩やかながらも生育を続けているため、
水切れや肥料切れも避けます。
土が乾いていると感じたら、たっぷりと水を与えます。
鉢皿に出てきた水は、流水が落ち着いたら捨てます。
そのまま水が溜まった状態になっていると、過湿の原因となります。
2月~3月に花を咲かせるため、肥料も欠かせませんが、
それほど強く効かせる必要はありません。
市販の粒状の緩効性肥料を控えめに与えます。
もし葉の黄化など、肥料切れの兆候が見られるようになったら、
薄めの液肥を与え、様子を見ます。
基本的には、一般的なアジサイの生育期と管理は変わりません。
寒さから守ることと、肥料と水が切れないように管理すれば、
枯死することはほとんどありません。
一般的なアジサイと違うからと気負わず、冬に咲くアジサイの花を見るため、
冬咲きアジサイの栽培にチャレンジしてみてください。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方
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