アジサイ 育て方

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未来

読了までの目安時間:約 7分

 

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未来 C)Green Box

 

 

「未来」は、西洋アジサイと山アジサイとをかけ合わせた品種です。
アジサイらしくよくまとまって咲く装飾花は、
花色も美しく花型も良いので観賞価値が高いです。

 

未来の人気が高いのは、花型だけが理由ではありません。
アジサイの未来にはどのような魅力があるのでしょうか。

 

 

[未来]

 

 

■未来の特徴

 

未来の花は、両性花が少なく、ほぼ装飾花が咲きます。
装飾花1つ1つは大ぶりということはありませんが、
たくさんの装飾花がぎゅっと集まっているので、花房は大きめです。

 

花房は大きめで、茎ががっしりとしているので、折れる心配はありません。

 

未来の特徴の一つとして、花色の移り変わりがあります。
咲き始めは花の中央が黄色を帯びた薄いグリーンで、
縁が濃いピンク~赤紫色になります。

 

縁の色は花の中央に比べると濃いですが、
少しグラデーションが入るので、コントラストが強すぎません。

 

咲き進むと、花の中央の黄色が薄くなり、白が強くなってきます。
花の縁には濃いピンク~赤紫が入りますが、開花初期よりも幅が狭くなります。

 

ここまでは通常のアジサイと同じように咲きますが、未来はここからが違います。
日当たりや気温によって、秋まで花が咲き続けます。

 

白かった中央は緑を帯び、花全体が明るい黄緑色に変化します。
花の縁にあった濃いピンク~赤紫のラインは、徐々に細くなり、
ほとんどなくなりますが、ところどこは残る状態となります。

 

明るい黄緑色と、縁にごく細く残った濃いピンクのラインとで、華やかな印象になります。
その後、さらに色が変化いていき、黄緑色だった部分がワインレッドへと変わります。

 

最終的には、モスグリーンとワインレッドが入り混じった、
大人カラーの秋色アジサイに仕上がります。

 

装飾花は一重咲きですが、一塊になる装飾花の数も多い上に、
色がはっきりとしているので、寂しくなることはありません。

 

むしろ色が濃くなってきた時、一重だからこそのスッキリ感が保たれます。
咲き始めから秋色になるまで、ずっと楽しんでいられる品種です。

 

ヤマアジサイが主となって交配しているため、
一般的なアジサイよりも少し線が細いイメージがあります。

 

線が細いのはイメージだけで、茎もしっかりとしていて丈夫ですし、
葉も特別小さいわけではありません。

 

開花の頃の葉は、一般的なアジサイと同様に緑色をしていますが、
未来はことのほか新芽の色が濃いのも特徴です。

 

落葉して冬を過ごした後、春になって新芽が伸びてくると、
最初はその色に驚く方も多いでしょう。

 

新芽の時から緑色をしている品種も多いですし、
新芽の色が濃い品種でもエンジ色くらいが一般的です。

 

ところが、未来の新芽は真っ黒といっても過言ではないほどの色の濃さです。
その後、葉が展開していっても、しばらくは黒っぽい色が続きます。

 

気温が上がって日照時間が長くなってくると、
だんだんと黒が減り、緑へと変化します。

 

 

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大人の雰囲気が感じられる素敵なアジサイです

 

 

■未来の育て方のポイント

 

未来の育て方は一般的なアジサイと同じで問題ありません。
ただ、秋色になるまで花を楽しむためには、少しコツが必要です。

 

もともと未来はヤマアジサイの性質を受け継いでいるため、
一日中日当たりの良い場所よりは、半日陰くらいの場所の方が合っています。

 

特に未来が秋色になるまで楽しむためには、
開花してからあまり直射に当てない方が、花もちが良くなります。

 

当たっても午前中だけなど、強い光が当たらないようにすることがポイントです。
また、涼しい環境を保つことも大切です。

 

戸外に置くのであれば、風通しが良くなるべく涼しい場所で管理しましょう。
室内で管理する場合も、あまり気温が上がらない場所の方が無難です。

 

ただし、エアコンの風が直接当たる場所に置いていると、
土の乾燥が早まり、葉が乾燥で焼けたようになるため、避けるようにします。

 

秋まで花を楽しむと、それから剪定したのでは、花芽を切り落とすことになります。
株が小さく、枝数が少ないうちは、初夏だけ花を楽しんですべての枝を剪定します。

 

あるいは、秋まで花を楽しむのであれば、1年おきに花を楽しむつもりで管理します。
未来の株が充実し、枝数が増えてきたら、半分は初夏に剪定し、

 

残りは秋まで花を楽しむといったように、
剪定する枝と花を残す枝を分けると毎年楽しめるようになります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

タグ :

アジサイの種類

万華鏡

読了までの目安時間:約 8分

 

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万華鏡 C)遊恵盆栽

 

 

島根県アジサイ研究会というところで、
交配して作りだした万華鏡というアジサイがあります。

 

名前の通り、まるで万華鏡を覗いた時のような、
華やかさと美しさのあるアジサイです。

 

万華鏡は、オランダの花の博覧会「フロリアード」でグランプリになった、
ミセスクミコという西洋アジサイの遺伝子から生まれました。

 

万華鏡も、ジャパンフラワーセレクション2012-2013で最優秀賞を受賞しています。
そんな華々しい経歴のある万華鏡とは、どのようなアジサイなのでしょうか。

 

 

[万華鏡]

 

 

■万華鏡の特徴

 

万華鏡は、西洋アジサイであるにも関わらず、
繊細でかわらしい雰囲気を持っています。

 

西洋アジサイといえば、色がはっきりしていたり、
花が大きく花房も大きく立派なイメージがあります。

 

そういった西洋アジサイのイメージからは、
万華鏡は少し異なった見た目をしています。

 

花房は完璧といっていいほどのドーム型にまとまり、
花は一つ一つが職人によって作られたように整った形をしています。

 

花自体は小さいですが、それがぎゅーっと集まって咲きます。
たくさんの小花が集まっているので、詰まっている印象になりそうですが、
万華鏡は花色とあいまってふんわりとまとまっているように見えます。

 

花の色はピンクがブルーです。
ブルーの方が流通量が多く、
ピンクはまだまだ流通量が少ないので希少性があります。

 

花の中心の色が濃く、その周りに薄い色、
そして一番外側となる花の縁は、白くなります。

 

1つの花の中で色の変化があるため、
グラデーションがかかっているように見えるのも、繊細に見えます。

 

八重咲きではあるものの、この繊細な色合いのおかげで、
他の八重咲き品種の花よりも印象が重くなりすぎません。

 

葉は、縁がぎざぎざとしたアジサイの葉の形をしています。
大きさは他のアジサイに比べると少し小さめで、色も薄い場合があります。

 

花房の大きさに比べると枝が細いため、
花の重さで倒れないように支柱をした方が良いでしょう。

 

 

mangekyo

繊細な美しさが魅力の万華鏡

 

 

■万華鏡の育て方のポイント

 

万華鏡を育てるには、剪定の時期などは他のアジサイと同じですが、
水やりや日当たりに違いがあります。

 

・水やり
万華鏡は水を好むため、水切れはできる限りしないように管理します。
落葉している冬の間以外の季節は、水をたっぷり与えて管理します。

 

購入してすぐは、底面給水鉢に植えられていることが多いため、
鉢皿の水がなくならないように適宜水を足しておきます。

 

普通鉢で育てる場合も、あまり水が切れないように管理します。

 

もし水切れを起こした場合は、鉢ごとバケツの水に1時間ほど浸けておくと、
土がしっかりと水分を含んで回復しやすくなります。

 

・日当たり
アジサイの中には、日当たりを好むもの、半日陰を好むものなど様々ですが、
万華鏡の場合は、ほとんど直射日光を当てません。
まず花が咲いている間は、直射日光を当てないようにします。

 

開花中に日が当たると、花が咲き進むのが早く、すぐに茶色くなります。
室内やベランダに置き、日の当たらないようにしておきます。

 

植物を室内に置く場合、窓辺の日当たりの良い場所に置きますが、
万華鏡の場合は日の差さない場所の方が適しています。
カーテン越しにも直射が当たらないよう、窓から離した明るい場所に置きます。

 

花が終わり切り戻した後から夏の間は、できる限り涼しい場所に置くようにします。
日当たりも、朝と夕方にほんの少し当たれば良い程度です。

 

室内やベランダ、軒下などに置きますが、日中もエアコンを使うのであれば、
エアコンの風が直接当たらない室内が適しています。

 

秋はこれまでとは反対に、日に当てるようにします。
涼しくなってから落葉までは、戸外に出して日光浴をさせましょう。

 

ただし、室内に置いていた株などは、光に敏感になっています。
突然明るい場所に出すと、葉焼けを起こしてしまうことがあるので、
徐々に慣らしてから戸外へ出すようにします。

 

落葉する冬の間は、軒下やベランダに置き、朝と夕に少し日が当たれば十分です。
万華鏡はあまり寒さに強くなく、0度以下になるのは避けます。

 

そのため、霜の当たらない軒下やベランダなどがお勧めです。
寒冷地であれば、寒くなることは必至なので、室内で管理しても構いません。

 

・色の出し方
万華鏡は鉢花として購入してすぐは、花色も美しいのですが、
色を安定させるのに少しコツが必要になります。

 

青い花を咲かせる時とピンクの花を咲かせる時とでは、土の酸度が違います。
そのため、植え替えなどに使う土に気を使います。

 

青い花の場合は、ピートモス4・赤玉土3・パーライト2・腐葉土1の割合です。
ピンクの花の場合は、ピートモス6・パーライト2・腐葉土2の割合です。

 

他にも、市販されているアジサイの培養土で、
赤い花用や青い花用というものがあります。
そちらを使っても色分けすることができます。

 

さらに万華鏡は、肥料の効き具合によって、色の具合が変わります。
はっきりとしたブルーやピンクの花を咲かせたいのであれば、
肥料の効き具合にも注意しましょう。

 

花の蕾が500円玉くらいの大きさになった頃、
ちょうど肥料が切れるよう調節してあげると、青がキレイに出やすくなります。

 

反対に、開花中も肥料が切れないように調整すると、
ピンクの色がはっきりと出るようになります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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アジサイの種類

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