アジサイ 育て方

アジサイの育て方.net

アジサイ 梅雨の育て方

読了までの目安時間:約 7分

 

スポンサードリンク


aiti

アジサイ、梅雨の時期にとくに美しい花です

 

 

アジサイは、降り続く雨に打たれても、美しい色の花を咲かせるため、
1鉢だけでも庭にあると気分を明るくしてくれます。

 

そんな梅雨と縁のあるアジサイですが、
実際に育てるとなると、梅雨の時期に気を付けたいことがあります。

 

 

[アジサイ 梅雨の育て方]

 

 

■梅雨の時期に必要な作業

 

日本でも地域によっては、梅雨の時期が少しずれますが、
たいていは6月~7月が梅雨になります。

 

この時期は、アジサイの花期でもあり、
それとともに必要な作業がいくつかあります。

 

 

Annabelle002

人気のアナベル

 

 

・剪定
花が傷み始めたら、花ガラを摘むついでに剪定も行いましょう。

 

ほとんどの品種のアジサイが、夏の間に花芽を作るため、
夏以降に剪定をすると、翌年に開花する分の花芽を切ることになります。

 

花がキレイに咲いていて、全然傷んでいない場合であっても、
7月頃までには剪定を済ませておくようにしましょう。

 

秋色アジサイなど、秋まで花色の変化を楽しみたい場合は、
翌年の花を諦めるか、半分だけ剪定しておくのがお勧めです。

 

また、アナベルなど、春以降の新芽に花芽ができる品種もあります。
その場合は、無理に7月までに剪定を終わらせる必要はありません。
>>アジサイの剪定方法

 

・挿し木
梅雨の時期は、アジサイの挿し木が、しやすい時期です。
雨や曇りの日が多いので湿気が高く、発根しやすい環境が作りやすいです。

 

挿し穂は、花がつかなかった枝の先端を使います。
6月中旬頃までに挿せば、1ヶ月ほどで発根し鉢上げすることができます。

 

梅雨の間は湿気も高く、挿し木には適した季節ですが、
晴れ間に直射日光が当たると急激に乾燥することがあります。

 

挿し床は、明るい日陰か、午前中のごく短い間だけ日の当たる場所に置くと、
突然の晴れ間でも、急激な乾燥を防ぐことができます。
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

 

ajisai-sasiki (3)

アジサイの挿し木は、比較的簡単です

 

 

■梅雨の時期に注意すること

 

梅雨といえば雨がつきものです。
雨が降ることで、気を付けておいた方が良いことや、
梅雨といっても晴れた時に注意しておくことがあります。

 

・枝の倒伏
今年買ったばかりの株であれば、株も小さく倒伏することはほとんどありません。
けれど何年も育てて大株になったものなどは、
花の数が増えるため、花の重みによって枝が倒れることがあります。

 

よほどのことがなければ、ぽきりと折れることはないのですが、
枝が倒伏して花が地面に近くなると、泥跳ねで汚れて傷みが早くなります。

 

特に雨が降った日は、花房が雨を含んで重くなるので注意が必要です。
花が咲いて重そうだなと感じたら、支柱を立ててあげましょう。

 

枝に沿えるように支柱を立てても良いですし、
あんどん支柱を使って支える方法もあります。

 

 

ajisai03

梅雨の晴れ間の水切れに注意します

 

 

・水切れ
梅雨といっても、ずーっと雨が降っているわけではありません。
さっきまで雨が降っていたのに、急に晴れることもあります。

 

突然の晴れ間の後、すぐにまた雨が降ったり曇れば問題ないのですが、
たまに晴れの日が続くこともあります。

 

梅雨の間だからとうっかりしていると、水切れを起こすことがあるので要注意です。
アジサイは少し湿った土を好む品種が多いので、水切れさせないようにします。

 

葉が萎れたようになったら、水切れを起こしています。
すぐに水を与え、できれば日の当たらない場所に移動させるのがベストです。

 

水を吸い上げることで、水切れが解消して葉が戻ることが多いですが、
水切れを何度も起こすと翌年に開花しないこともあるので注意してください。

 

 

ajisai02

山アジサイ

 

 

・日当たり
アジサイにはたくさんの品種があります。
それぞれに特性があり、好む環境も少しずつ違います。

 

日当たりの良い場所を好む品種、半日陰を好む品種、
明るい日陰程度でも問題ない品種と様々です。

 

雨続きだからと、半日陰を好む品種や、明るい日陰程度で十分な品種を、
日当たりの良い場所に置いていると、急に晴れた時に直射日光が当たり株が傷みます。

 

直射日光に当たっていることに気づかず、そのまま枯れることもあるので、
品種に合った日当たりで栽培することが大切です。

 

また、秋色アジサイなど、長期間花を楽しむタイプの品種の場合は、
開花中に直射日光を当てると、花の傷みが早くなることがあります。
>>秋色アジサイの育て方

 

この場合は、できるだけ明るい日陰のような、光の当たらない場所で育てるか、
花期の間だけ室内の明るい場所で管理すると、花が長持ちします。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

タグ :  

アジサイの育て方

アジサイの育て方 7月

読了までの目安時間:約 7分

 

スポンサードリンク


noriutugi
ノリウツギがとてもきれいな7月

 

 

7月には、カシワバアジサイ、ガクアジサイ、
ノリウツギなどのアジサイが楽しめます。

 

シーズンが終わってしまうアジサイも多いのですが、
梅雨と明けてからの栽培管理が今後の生長を左右します。

 

 

[アジサイの育て方 7月]

 

 

■7月のアジサイの様子

 

アジサイは品種によって花の咲く時期が違ってきます。

 

カシワバアジサイ、ガクアジサイは、
7月になると花の盛りを終えますが、
ノリウツギは7月がもっとも美しい時期です。

 

梅雨が明けると夏本番の暑さがやってきます。
アジサイは乾燥に弱いので、注意が必要です。

 

 

gakuajisai

ガクアジサイも咲いている地域が多いでしょう

 

 

■7月の作業

 

アジサイは品種によって花の時期が異なります。
アジサイは、花が咲き終わるまでは特に作業を必要としませんが、

花が終わるとお世話が忙しくなります。

 

・剪定
アジサイは、花が咲き終るとすぐに剪定を行います。
早く剪定を行うと、新しく伸びた枝に花芽が付き、翌年の花付きが良くなります。

 

アジサイは、装飾花が裏返ったら花が終わったサインです。
花後の剪定は、花の2~4枚下の茎を切り落とします。

 

ajisaisenteikasyo2
花後の剪定の位置

 

 

・植え替え
鉢植えのアジサイは、年に一度は植え替えを行う必要があります。
アジサイは生長が早く、植え替えを行わないと根が回って、
根詰まりを起こし、枯れてしまうことがあります。

 

植え替えは花が終わった後に行いますが、植え替えの前に、花後の剪定を行います。
今植えている鉢よりもひと回り大きな鉢と、用土を用意します。
用土は、赤玉土:腐葉土を2:1の割合で混ぜたものが良いでしょう。

 

植え替えを行うために鉢から株を引き抜いたら、根鉢の外側を崩します。
鉢の底にネットを張り、用土を少し入れたら株を入れ、しっかりと土をかぶせ、土を固めます。
植え替え後は、水をしっかりと与えましょう。

 

 

ajisai-sasiki007
挿し木のできる季節です

 

 

・挿し木
6月に引き続き、挿し木を行うのには良い季節です。
新しい枝を二節ほど切り取ったら給水させます。

 

赤玉土や鹿沼土をいれた駄温鉢に穂木を挿します。
最初は日陰で育て、徐々に日当たりのよいところに移動します。
詳しい挿し木方法は、
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

・とり木
とり木を行うのも良い季節です。
とり木は、枝を曲げて地面に挿し、発根を促します。

 

挿した枝が持ち上がらないように、針金などで押さえておきます。
暑い時期はとくに乾燥しないように気をつけましょう。

 

2週間ほどで発根します。

半年ほど育ててから切り取ります。

 

 

kasiwabaajisai

カシワバアジサイも開花しています

 

 

■栽培管理

 

●庭植え
・水やり
梅雨の間は、地面に雨がかかるので特に水やりは必要ありません。
梅雨が明けると、乾燥に注意が必要です。
1日2回ほど、しっかりと水を与えます。

 

・日差しの管理
アジサイは強い日差しに当たりすぎると葉が日焼けしてしまいます。
直射日光にさらされる場所に植えているときは、

夏の間は寒冷紗などで遮光するとよいでしょう。

 

・肥料
肥料は特に必要がありません。

 

●鉢植え
・水やり
梅雨時期は、雨が多いため水やりを怠りがちですが、

葉が雨を防いで鉢の土に雨が届いていないことがあります。
雨の日も、鉢の土がぬれているかどうか確かめましょう。

 

梅雨が明けると、一気に気温が上がり、乾燥しがちになります。
アジサイは乾燥にとても弱い植物です。
朝、水を与えても、日中の乾燥で枯れてしまうことがあるほどです。

 

鉢の土が乾いていたら、日中でも構わないので水をたっぷりと与えます。
真夏の間は、水やりは1日2回は最低必要です。

 

・置き場所
梅雨明けまでは日当たりのよいところに置きます。
梅雨が明けたら、日差しの強いところでは葉が日焼けを起こしてしまいます。

 

しかし、全く日が当たらないと、花芽の付きが悪くなります。
半日陰や、木漏れ日の当たる場所に置くとよいでしょう。

 

・肥料
肥料は必要がありません。

 

●庭・鉢共通
・病害虫対策
ハダニにはあるから引き続き注意が必要です。
コウモリガの幼虫が発生しやすい時期です。

 

コウモリガの幼虫は、枝の中に入り込んで食害します。
見つけたら、細い枝は切り取って処分します。

 

うどんこ病や炭そ病にも注意が必要です。
被害に合った葉を見つけたら、取り除きます。

それでも収まらないときは、薬剤を散布します。

 

■注意したいこと
・開花時期は品種により違うので、花後を待って作業を行います。
・鉢植えは、梅雨時期も鉢土に雨水が当たっているかの確認が必要です。
・梅雨が明け、真夏には、水やりの頻度を増やし、乾燥に注意します。
・日差しに当たりすぎないように注意し半日陰程度の日当たりを確保しましょう。
・コウモリガの幼虫や、ハダニ、炭そ病、うどんこ病に注意が必要です。 

 

タグ :  

アジサイ栽培 12ヶ月

アジサイ 花の色を変えるには

読了までの目安時間:約 9分

 

スポンサードリンク


ajisai01

アジサイの花の色を変えるにはどうすれば良いですか?

 

 

アジサイといえば、青や青紫などの青系と、
ピンクや赤紫などの赤系を思い浮かべることが多いかと思います。

 

アジサイの鉢花の販売が盛んな時期に、ホームセンターや園芸店では、
同じ品種なのに青系の花と赤系の花の両方が売られていることがあります。

 

それぞれ同じ系統で、赤と青に分けて確立した種というわけではありません。

 

アジサイの花は、土の酸性度によって青系や赤系に変わります。
酸性に傾いた土では青系に、アルカリ性に傾いた土では赤系に変わります。

 

何年か育てたアジサイが、最初とは違う色の花を咲かせるようになるのは、
土の酸性度が変わったのが原因であることがほとんどです。

 

では自分好みの色に仕上げるには、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

 

[アジサイ 花の色を変えるには]

 

 

■色が変わるしくみ

 

アジサイの花の色を変えるには、土の酸性度を調整する必要があります。

 

まず色が変わる仕組みについてご説明します。
アジサイの花には、ブルーベリーなどに含まれていることで知られる、
アントシアニン」という色素が含まれています。

 

このアントシアニンとアルミニウムが結合することで、色の変化が起こります。

 

アントシアニンがアルミニウムと結合すると、青く変色します。
アルミニウムは酸性の土に溶けやすく、
アルカリ性の土には溶けにくいという特性があります。

 

つまり、酸性の土にはアルミニウムが溶け込んでいるため、
酸性土で育てたアジサイは青くなるのです。

 

反対に、アルカリ性の土にはアルミニウムが溶けにくいため、
アルカリ性の土で育てたアジサイは赤くなりやすいということになります。

 

実際に、土の酸性度合いの違いによって、アジサイの色は変わります。
ところが、すべてのアジサイがキレイな色を出すわけではありません。

 

アジサイの品種によって、色むらができたり、
思ったような色に発色しないことはよくあります。

 

環境や酸度によっても差が出てくるので、
思ったような色を出すには何年も試行錯誤することもあります。

 

アジサイの中には、赤や青、白など、色が固定されている品種もあります。
そのような品種の場合は、土の酸性度を変えたとしても、色は変わりません。

 

アジサイの色を変えたい場合、まず育てているアジサイの品種を調べて、
酸度で色の変わる品種がどうかを確認しておくと確実です。

 

 

sandokei

シンワ デジタル土壌酸度計 A 地温・水分 照度測定機能付 2500円くらいで便利

 

 

■土の酸性度

 

まずはアジサイを育てる土の酸性度を調べてみましょう。
簡易的なものであれば、薬局などでも試験紙や試験薬が手に入ります。

 

特に地植えで育てる場合は、周りの土の影響も受けるため、
酸度計などで、一度は計測しておいた方が無難です。

 

鉢などで育てる場合は、自作した培養土であれば、酸度を計測しておきましょう。
市販の培養土は、だいたい弱酸性くらいの調整されていることが多いですが、
一度計測しておいた方が安心できます。

 

市販品の中には、アジサイ用の培養土もあります。
青い花用の培養土、赤い花用の培養土と分けて売られているので、
こういった培養土であれば分かりやすいので便利です。

 

 

ajisai

こんなきれいな青が出るといいですね

 

 

・酸性に傾ける
土の酸度を酸性に傾けるためには、鹿沼土やピートモスを加えるのがお勧めです。
どちらも酸性に傾きやすくなる素材ですが、性質が少しだけ違うので注意します。

 

鹿沼土は水はけが良くなり、ピートモスは水もちが良くなります。
アジサイの場合、少し水もちの良い土に仕上げますが、それにも限度があります。

 

ピートモスを大量に使った土は、水もちは良くなるものの、
水はけが極端に悪くなるため、根の生育が悪くなることがあります。

 

反対に鹿沼土を大量に使った土にすると、水はけが良くなりすぎて、
ほとんど水が通過するだけになってしまいます。

 

アジサイの根の生育が良くなるよう、
鹿沼土とピートモスの両方をバランスよく加えることが大切です。

 

地植えの場合、日本は雨が多く土が酸性に傾くことが多いため、
あまり気にしていなくても、酸性になっていることがよくあります。

 

また、土を酸性に傾ける成分が含まれた肥料を与えることでも、
土を酸性にすることができます。

 

市販品の肥料の中にも、青いアジサイ用の肥料があるので、探してみましょう。

 

 

yamaajisai

紫は、赤と青が混ざった色なんですね

 

 

・アルカリ性に傾ける
アルカリ性の土を作る場合は、
鹿沼土やピートモスのような酸性の素材を使わないようにします。

 

赤玉土や腐葉土を混ぜて土を作り、
そこに苦土石灰を混ぜることでアルカリに傾けることができます。

 

あるいは、アルカリ性に傾ける成分の入った肥料を使うようにします。
赤いアジサイ用の肥料が市販されているので、それを使うのが確実です。

 

 

ajisai-hiryo02

アジサイ用肥料(赤、青有ります)

 

 

■酸性度を調整するタイミング

 

酸度で花色の変わるアジサイ品種であれば、
以下の時期に薬品や石灰をまくことで、花色を変えられます。

 

土の酸性度を調整するのは、だいたい4月~5月です。
この頃は花芽が上がる直前くらいなので、ちょうど良い時期です。
これを過ぎると、アルミニウムの吸収が遅れるため、思った色が出にくくなります。

 

花を青色にする場合は、硫酸アルミニウムを500倍~1000倍に薄めたものを与えます。
20日に1回、2回~3回ほど与えると、アルミニウムを吸収したアジサイの花が青になります。

 

 

kariumunyoban
硫酸アルミニウム(カリウムミョウバン)は、薬局、通販で入手できます

 

 

花を赤くしたし場合は、4月~5月頃、アジサイの株元に苦土石灰をまいておきます。
土と苦土石灰が混ざって土がアルカリに傾き、アルミニウムの吸収を防ぐことができます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

タグ :  

アジサイ栽培 Q&A

アジサイ ベランダの育て方

読了までの目安時間:約 9分

 

スポンサードリンク


ajisai001

アジサイは、昔から日本で親しまれている植物で、
梅雨の時期の花といえばアジサイを連想する方も多いでしょう。

 

 

アジサイにはたくさんの品種があり、花の色や雰囲気など様々です。
基本的には半日陰から日向を好む植物ですので、
ベランダのような半日陰になりやすい環境でも育てることができます。

 

また、コンパクトに育つ品種を選べば、鉢栽培も問題ありません。
ベランダでアジサイを育てる時のコツをご紹介します。

 

 

[アジサイ ベランダの育て方]

 

 

■日当たりと品種選び

 

アジサイには本当にたくさんの品種があります。

 

ガクアジサイと呼ばれる、装飾花が手まり状になって咲くものや、
山アジサイと呼ばれる少し小型のもの、
アナベルなど海外から入ってきたものなどがあります。

 

それぞれには特性があるので、少しずつ管理方法が異なります。
ガクアジサイと西洋の品種は日向を好むものが意外と多いですが、
半日陰程度の日照があれば問題がないことが多いです。

 

反対に山アジサイは、直射日光が一日中当たるような場所よりも、
午前中のみ日があたり、午後から日陰になる半日陰を好む品種が多いです。

 

直接日が当たらない場所でも、
一日を通して明るい日陰であれば育つ品種も多くあります。

 

育ていたい品種が特にないのであれば、
育てるベランダの環境に合った品種を選ぶのがお勧めです。

 

アジサイ自体は意外と強い植物で、
害虫もほとんどつかず丈夫で育てやすいです。

 

環境が合い、水切れなどを起こさなければ、簡単に育てることができます。
まずはベランダの日当たりの具合を確認し、環境に合った品種を選びます。

 

 

ajisai01

環境に合った好みのアジサイを育てるのは楽しいですね

 

 

■育て方

 

基本的な育て方は、アジサイを鉢植えで育てる時と同じです。
あとは環境に合った品種を選び、世話をしてあげるだけです。

剪定や追肥のタイミングは、品種によって少しだけ違う場合があるので、
育てたい品種の育て方をあらかじめ確認しておきましょう。

 

ガクアジサイとヤマアジサイの剪定は、基本的に同じです。
アナベルなどは、冬でも剪定が可能なので剪定の時期がずれます。

 

剪定の難易度としてはアナベルの方が簡単ですが、
大型になりやすいので鉢植えで育てるのは少し難しいことがあります。

 

また、鉢植えで育てる以上、植え替えが必要になります。
アジサイは地上部が大きくなるにつれ、根も生育して広がります。

 

根詰まりを起こすと、水切れも起こしやすくなるため、
1年~2年に1回は植え替えるようにしましょう。

 

 

ajisai002

根詰まりに気をつけて、1~2年で植え替えます

 

 

■風による乾燥に気をつける

 

アジサイは梅雨時期に咲いているイメージが強いことから、
じめじめとした環境を好むと思われることが多いですが、実はそうではありません。

 

確かに水切れに弱く、どちらかというと少し湿った土を好むことが多いです。
それは必要な水分を確保するためで、
風通しの悪いじめじめとした場所が好きなわけではありません。

 

風通しが悪くなると、害虫のあまり発生しないアジサイでも、
害虫の被害に合ったり、病気にかかることがあります。

 

とはいえ、ベランダでは時々強風が吹き抜けることがあります。
特に高層階のベランダになると、毎日強い風が吹くこともあります。

 

風が吹くと、鉢ごと倒れる心配もありますが、乾燥にも注意が必要です。
風がよく当たる場所に置いていると、
葉が風によって乾燥して焼けたようになることがあります。

 

自然に吹く風以外にも、エアコンの室外機の風も大敵です。
室外機の風は、熱気がこもっているため、さらに乾燥が早まります。

 

葉が乾燥によって傷むだけでなく、土の乾燥も早まります。
また、室外機の熱気で、鉢の中の温度が上がり、根を傷める原因にもなります。

 

ベランダでアジサイを育てる時は、
必ず室外機の風が当たらない場所に置くようにしましょう。

 

 

ajisai003

大きな花と葉なので水切れしやすいです

 

 

■水切れに注意

 

ベランダでアジサイを育てる時、
ベランダの環境で雨に当たる場合と当たらない場合があります。

 

いずれも、新芽が出る頃~秋頃までは、あまり乾燥させないようにします。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。

 

雨が当たる場所で育てる場合は、雨水がかかる分、水やりの頻度が減ります。
夏場など、乾燥しやすい時期は気を抜くと水切れを起こすので、
土の状態はこまめにチェックするようにしましょう。

 

雨が当たらない場所で育てる場合は、当然ながら雨水がかかりません。
そのため、外は雨が降っていても、アジサイの土は乾いていることがあります。

 

特に生育期である新芽が伸びてきてからは、
気温も上がってくる上に、花も咲かせて葉の量も増えるので、
土が乾いていないかを毎日チェックしましょう。

 

落葉した後は、どちらの環境であっても、
乾燥気味になるように管理して問題ありません。

 

◎水切れを起こしたら
気づいたら葉がしんなりして、水切れを起こしていることがあります。
もちろん水切れを起こしている時は、すぐに水を与えるようにします。

 

ただ、土の上から水を与えるだけでは、
完全に乾燥した土に水が染み込まない場合があります。

 

土の水もちが悪くなっていると、隙間から水が流れ出るばかりで、
肝心の根に水が行き届きません。

 

そんな時はバケツに水を張り、その中に鉢ごとアジサイを浸けてしまいます。
枝葉の部分まで水に浸ける必要はありません。
鉢の部分が水に浸かればだいじょうぶです。

 

1時間ほど浸けていると、乾ききった土に水がじんわりと浸透し、湿っていきます。
しばらくしたら鉢をバケツから出し、余分な水を切っておきましょう。
余分な水が切れたら、鉢皿に乗せておきます。

 

バケツに浸して水やりをする時に、注意したいのが、日当たりです。
水切れを起こしている時に、一刻も早く水を与えたいですよね。

 

ところが、真夏の日中に水を与えると、蒸れてしまうことがあります。
その場合は、バケツに浸けるのも、出してからも、日陰に置くようにします。

 

日陰の涼しい場所であれば、蒸れずに養生することができます。
翌日、葉が戻って土も乾いていなければ、
いつもと同じ場所に戻して問題ありません。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

タグ :  

アジサイの育て方

アジサイの育て方 6月

読了までの目安時間:約 6分

 

スポンサードリンク


yamaajisai

6月初旬に開花するヤマアジサイ

 

 

アジサイは、6月に入ると次々に花を咲かせます。

アジサイの花を育てていると、ほんとうに待ち遠しい季節です。
花の盛りは作業も多くて忙しいのですが楽しい時期ですね。

 

 

[アジサイの育て方 6月]

 

 

■6月のアジサイの様子

 

6月の上旬にはヤマアジサイが、
中旬にはアジサイが開花し、花の見ごろを迎えます。

 

蕾が膨らみ、開花していく過程や、
徐々に変化していく花色の変化を楽しめます。

 

 

■6月の作業

 

花が咲き終わった頃は、
挿し木やとり木を行ってアジサイを増やすチャンスです。

 

また、大きく育つアジサイを限られたスペースで育てるには、
定期的な剪定が必要です。

 

花後はできるだけ早く剪定を行うと、
次の年の花枝に育ってくれます。

 

 

ajisai-sasiki

挿し木で株を容易に増やせます

 

 

・挿し木
今年伸びた枝を1~2節切り取り、給水させます。
鹿沼土や赤玉土を敷いた駄温鉢に挿し、十分に水を与えます。

 

半日陰で管理し、発根したら日当たりのよいところで育てます。
ただし、真夏の日差しが強い時期は半日陰に置きましょう。

充分に発根してからポリポットなどに鉢上げします。
詳しい方法は、
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

・とり木
枝の節の下に針金を巻きます。
枝を曲げて地面に埋めて土をかけます。

 

途中で枝が持ち上がらないように針金などで固定します。
約2週間で発根しますが、半年ほどしっかりと育ててから切り離します。

 

・花後の剪定
アジサイの装飾花が裏返ったら、花が終わった合図です。
アジサイの花が咲き終わったら、花の2節下を切り取ります。

 

花後の剪定は花後すぐに行うと、
新しい枝が伸びて翌年の花枝になります。

詳しい剪定方法は、
>>アジサイ 庭植えの育て方

 

 

ajisai005

アジサイは葉が大きいので蒸散が激しく、鉢に水が入りにくいです

 

 

■栽培管理

 

●庭植え

・水やり
地植えでは、特に水やりは必要ありません。
空梅雨で地面が乾燥しているときは、しっかりと水をやります。

 

・肥料
花後は固形の油かすや有機肥料を与えます。
庭植えでは、2握り程の緩効性化成肥料を1度与えます。
●鉢植え

・水やり
鉢の土が乾いたら水をしっかりと与えます。
6月は雨が多い時期ですが、重なり合った葉が邪魔をして、
鉢内に雨水が入らないこともあります。

 

アジサイは葉からの蒸散が多い植物です。
水が足りなくなるとすぐにしおれてしまうので注意します。

 

・置き場所
半日陰でも良いのですが、
赤い花を咲かせるアジサイや、花の色が濃いアジサイほど、
本来の花色で花を咲かすためには日差しが必要です。

 

鮮やかな花色のアジサイを室内で楽しむのであれば、
日当たりのよいところで花を咲かせてから室内に取り込みましょう。

 

・肥料
花後はお礼肥を与えます。
固形の油かすや有機肥料を、一握りほど月一回の頻度で施します。

 

●庭・鉢共通

・病害虫対策
アブラムシ、ハダニに注意が必要です。
アブラムシやハダニは葉の裏につくので、葉裏の観察をよく行い、
薬剤を散布するときは葉の裏にもしっかりとかけましょう。

 

6月になるとコウモリガの幼虫が発生します。
コウモリガは茎の中に入り込んで食害します。

 

見つけ次第被害にあった枝を切り取ってしまいましょう。
また、うどんこ病や炭そ病、さび病が発生しやすくなる時期です。

 

うどんこ病、炭そ病、さび病は、
見つけ次第被害にあった葉を摘み取ってしまいましょう。

被害が治まらないときは薬剤を散布します。

 

■注意したいこと
・雨が多い時期ですが、鉢の中が乾いていないかを観察します。
・花後の剪定はできるだけ早く行いましょう。
・花後のお礼肥を忘れないようにします。
・病害虫が発生しやすいので、葉をよく観察し早めに対処します。 

 

タグ :  

アジサイ栽培 12ヶ月

アジサイの花言葉

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


ajisai003

日本の梅雨の花といえば、まずアジサイを思い浮かべますね

 

 

アジサイは装飾花と呼ばれる、種を作る生殖機能のない飾りの花を咲かせます。

装飾花が固まってこんもりと咲いている姿はかわいらしく、
また雨がその花や葉を濡らせば、なんともいえない風情があります。

 

アジサイは古くから日本で親しまれてきた植物ですが、
現在でもその人気は衰えることがありません。

 

改良品種の多いガクアジサイ、楚々とした雰囲気が人気のヤマアジサイ、
豪華で見栄えのする西洋アジサイと、アジサイにはたくさんの品種があり、
それぞれに花の形や咲き方、色が違います。

 

美しい花には、それぞれ花言葉があります。
親しみ深くて美しいアジサイには、どのような花言葉があるのでしょうか。

 

 

ajisai002

青系のアジサイも清々しいです

 

 

[アジサイの花言葉]

 

 

■花色の花言葉

 

アジサイには、赤やピンク、赤紫などの赤系の花色、
青や青紫などの青系の花色、他にも白色などがあります。
花の色が変わればイメージも変わり、つけられる花言葉も変わります。

 

・赤系

赤系の花色には「元気な女性」という花言葉があります。
特にピンク色の花色で使われることが多く、色のイメージにぴったりです。

 

あまり若い女性のプレゼントに選ぶことがなさそうなアジサイですが、
ピンク系なら見た目もかわいらしいですし、花言葉も素敵です。

 

・青系
青系の花色は、どうしても冷たい印象があるようで、
そういった意味合いの花言葉がほとんどです。

 

「冷淡」「高慢」「あなたは美しいが冷淡だ」といった、
少しマイナスのイメージが強い花言葉が多いです。

 

ですが中には「辛抱強い愛情」という、
雨に耐えながら咲くアジサイを連想させる健気な印象の花言葉もあります。

 

アジサイといえば青系の花色を連想する方が多いせいか、
青系の花色につけられた花言葉は、他の花色に比べると多いです。

 

・白
白い花色のアジサイには「寛容」という花言葉があります。
柔らかく優しいイメージの白にぴったりの花言葉です。

 

 

ajisai001

アナベルと思われる白いアジサイ

 

 

■変化する色の花言葉

 

アジサイの花は、咲き始めから終わりまで、少しずつ色を変えて咲き続けます。
また、土の酸性度合いによって、青っぽい色や赤っぽい色に花色を変えます。

 

一定の花色でないことから「変節」「移り気」「浮気」といった、
季節や心が移ろうような花言葉がつけられています。

 

 

■花の姿の花言葉

 

装飾花や両性花がぎゅっと集まって咲く姿から、
「家族団らん」「家族の結びつき」といった花言葉がついています。

 

移り気や浮気といった花言葉があることから、
アジサイは結婚式のブーケや母の日のプレゼントには敬遠されていました。

 

けれど、家族団らんや家族の結びつきといった花言葉がある上に、
母の日やジューンブライドの結婚式シーズンがアジサイの時期であることから、
ブーケやプレゼントにもアジサイが使われるようになりました。

 

品種が多く、色や形の種類が豊富なアジサイは、
どの年代の女性へ向けても素敵なプレゼントとなります。

 

マイナスなイメージの花言葉もあるため、どういった思いでプレゼントをするかを、
メッセージカードに温かい花言葉を添えるのがお勧めです。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

タグ : 

アジサイ

アジサイの育て方 夏

読了までの目安時間:約 6分

 

スポンサードリンク


gakuajisai

ガクアジサイが咲いています

 

 

アジサイは梅雨から夏にかけて、美しい花を咲かせます。
最も開花が早いヤマアジサイから始まって、
ガクアジサイ、ノリウツギ、タマアジサイと次々と花を咲かせていきます。

 

 

[アジサイの育て方 夏]

 

 

■夏のアジサイの様子

 

6月の梅雨の時期は、水分を多く必要とする、
アジサイにとってはとても過ごしやすい時期です。

 

しかし、梅雨が明け、一気に気温が上がると、
アジサイは急激に苛酷な状況の置かれます。

 

水切れや高温による被害に注意が必要です。
また、花が終わると、来年の花のための剪定や、追肥が必要です。

 

 

■夏の作業

 

・挿し木
花が咲き終わった後は、挿し木で増やすことができます。
ただし、8月は気温が高すぎ、乾燥しやすくなるので避けたほうがよいでしょう。

 

アジサイの挿し木は、5月~7月か、9月に行います。
この時期の挿し木は、今年新しく伸びた、葉のついている芽を使います。

 

新しく伸びた枝を1~2節で切り、葉を1/3に切り取ります。
水をいれたコップなどに刺し、1時間ほど給水させます。

 

 

ajisai-sasiki

駄温鉢に鹿沼土や赤玉土を敷き、湿らせておきます。
給水させた土に挿し、水切れに注意しながら明るい日陰に1か月ほど置きます。

 

1か月すると発根します。発根したら日当たりのよいところで育てます。
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

・とり木
地面が湿っている6月がとり木には最も適しています。
節を針金で縛り、枝を曲げて針金などで地面に固定します。
その上から、土をかぶせておきます。

2週間ほどで発根します。
そのまま半年ほど置いておき、切り離して植え替えます。
確実にたくさんの株を増やしたいときにおすすめの方法です。

 

・剪定
アジサイの花が咲き終わったら、剪定を行います。
花から2節下を切り取ります。

 

剪定を行うと新しい枝が伸び、秋に花芽が付きます。
翌年にきれいな花を咲かせるために、花後の剪定はとても大切な作業です。

 

剪定を行う時期も重要で、遅くても7月末までには剪定を終わらせます。
剪定の時期が遅くなると、花芽を作る時期までに新梢が充分に伸びず、
花芽ができなくなってしまいます。
>>アジサイの剪定方法

 

 

kasiwabaajisai

カシワバアジサイも開花します

 

 

■栽培管理

 

●鉢植え
・置き場所 

花が咲いてからは、日陰でも構いませんが、
色の濃い花は、日が当たらないと花色が濃くなりません。

 

鉢の置き場所は、半日ほど日の当たる場所や、
木漏れ日が当たるくらいの場所が最も適しています。

 

梅雨が明けて、真夏の強い日差しが当たるようであれば、
日陰に移動したり、よしずなどを使って遮光します。

あまり日当たりが良すぎると、葉が日焼けを起こしてしまいます。

 

・水やり
梅雨が明けると一気に乾燥します。
真夏の時期は、朝と夕の2回水やりが必要です。
土を触って、乾燥の状態を確かめて調節しましょう。

 

・肥料
花後の剪定を行った後、発酵油かすの固形肥料を施します。

 

●地植え
・水やり 

基本的には、自然に降る雨水にまかせます。
真夏に、あまりにも葉がしおれているようなときは、水やりを行います。

 

ただ、定期的に水を与えていると、水やりを期待して給水する力が弱くなり、
かえって水切れに弱い株になってしまいます。

 

・肥料
花が終わったら、剪定の後に発酵油かすを施します。

 

 

■病害虫

アブラムシ、ハダニ、コウモリガの幼虫に注意が必要です。
うどんこ病や、たん素病も発生しやすくなります。
株を観察し、早めの対処が必要です。

 

■注意したいこと
・梅雨が明けると乾燥しやすくなります。水切れに注意が必要です。
・日差しが強すぎると、葉が日焼けを起こすので、日よけが必要になります。
・花が終わったら、花後の剪定と、お礼肥を与えます。
・病害虫が発生しやすくなるので注意が必要です。 

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

タグ :  

アジサイ栽培 春夏秋冬

アジサイ 沖縄の育て方

読了までの目安時間:約 6分

 

スポンサードリンク


ajisai001
沖縄でアジサイを育てたい場合、育て方にコツはあるのでしょうか?

 

 

アジサイは寒さに強いイメージがありますが、
南国の暖かい沖縄でも育てることができます。

 

基本的な育て方は、一般的なものを同じで問題ありません。
ただ、中間地や寒冷地に比べると、少し気候が異なるため、
元気に育てるにはいくつかのコツがありますのでご紹介します。

 

 

[アジサイ 沖縄の育て方]

 

 

■日当たり

 

沖縄は本州に比べると暑く、日差しが強いイメージがあります。
ところが、実際の数値としては、夏の最高気温の平均は意外と低いのです。

 

確かに太陽が出ている時の日差しは強いのですが、
曇りや雨などの天気が悪い日も多いのですね。

 

アジサイはどちらかというと、
日当たりが一日中良い場所よりも、半日陰を好む品種が多いです。

 

日当たりの良い場所でも育つ品種はありますが、
あまり強い日差しに当てていると、葉が日焼けを起こすことがあり、
土が乾燥しすぎたり、土の温度が上がりすぎて根が傷むことがあります。

 

午前中は光が当たり、午後は日陰や明るい日陰になる場所が適しています。
ヤマアジサイの仲間などは、直射日光の当たらない半日陰が適しています。

 

日当たりの良い場所しかない場合は、
日差しに強い木を植えたり遮光ネットを使って、
午後から日陰を作ることで、アジサイに合った環境を作ることができます。

 

日差しが強いからといって、アジサイ栽培を諦める必要はありません。

 

 

■湿気

 

沖縄は意外と湿気が高く、特に梅雨は除湿器に驚くほど早く水が溜まります。
アジサイは乾燥した土よりも、水切れの心配がない少し湿った土を好みます。

 

ただ、あまり土の湿気が高すぎると、
今度は根腐れを起こすことがあるので注意が必要です。

 

また、雨が続くと、アジサイを植えている近くに水たまりができたり、
鉢皿に水が溜まりっぱなしになったりすることがあります。

 

アジサイを植えている付近は、排水を良くして水たまりができないようにしておきます。
また、鉢植えの場合は、雨が続く時期だけ雨の当たらない場所に置き、
鉢皿に水が溜まっていたら捨てるようにします。

 

また、湿気が高いため、風通しの悪い場所で育てていると、
湿気がこもりすぎたり、暑い時期は蒸れてしまうことがあります。

 

風通しの良い場所、できるだけ涼しい場所を探しておくと、
雨の多い時期も暑い夏も越しやすくなります。

 

 

ajisai002

近くでアジサイを眺めるのは楽しいです

 

 

■台風

 

沖縄は本州に比べて台風の上陸が多い地域です。
台風が上陸すると怖いのが風です。

 

沖縄に台風が上陸し、強風によってベランダの洗濯機が動いたり、
のぼりなどが飛んできたりというようなことはよくあります。

 

そんな強風の中にアジサイがあれば、
当然葉や枝が折れたり、鉢植えは倒れて転がっていってしまいます。

 

地植えにするのであれば、台風がきても風をよけられる場所が望ましいです。
できれば台風時には移動ができるよう、鉢やプランターで育てた方が無難です。

 

鉢植えにしてある株は、風の当たらない場所に移動させましょう。
屋外に置いているだけで心配になる方は、
いっそ台風が過ぎるまで玄関など室内に置いておきましょう。

 

台風が上陸したとしても、1週間も上陸しているわけではありません。
数日の間であれば、室内に置いていても支障はありません。

 

 

■花の色

 

アジサイの花は、土が酸性だと青に、土がアルカリ性だと赤に変わります。
品種によっては土の酸度に関係なく、白い花を咲かせるものもありますが、
基本的には酸度によって色が変わります。

 

日本は雨が多く、どちらかというと土は酸性に傾くことが多いですが、
沖縄は場所によっては土がアルカリ性に傾きやすい場合があります。

 

青い花のアジサイを見たいのに、土がアルカリ性では、
いつまでたっても青い花は咲きません。

 

土の酸性度を計測し、育てる場所の土が酸性かアルカリ性かを確認しましょう。
鉢植えの場合は、青と赤のアジサイ専用の培養土があるので便利です
*よへなあじさい園、2016年5月14日(土)開園です!
http://www.geocities.jp/tomotakayo/

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイの剪定方法
・アジサイ 挿し木の仕方

 

タグ :  

アジサイ栽培 Q&A

アジサイの育て方 春

読了までの目安時間:約 6分

 

スポンサードリンク


ajisai11

3月12日のアジサイの苗

 

 

アジサイは春になると、新芽を出して、
その後勢いよく葉が展開していきます。

 

気温が上がるにつれて、花芽が膨らんでいき、開花の準備をします。

 

アジサイの春の世話は、休眠期から目覚めて間もないころと、
花芽が膨らんできた頃とでは、全く違ってきます。

 

間違った時期に作業すると株を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

[アジサイの育て方 春]

 

 

■春のアジサイの様子

 

アジサイは3月になると休眠から目覚めて、
新芽が展開し、勢いよく生長していきます。

 

5月になると、花の咲いた鉢が出荷されます。
花を確認して購入するのに最も適した時期です。

 

店頭に売られている花は、温室で育て、開花を早めたものです。
家で育てているアジサイは、4月~5月に開花の準備を進めて行きます。
開花時期の早いものであれば、5月から花が咲き始めます。

 

 

ajisai05.30

上の画像の苗が、5月30日には、美しく立派に

 

 

■春の作業

 

・挿し木
3月は休眠枝ざしに適した時期です。
鹿沼土や赤玉土を入れた駄温鉢に、2節位で切った枝を挿し、
日当たりのよい場所に置いておきます。

 

水を切らさないように注意が必要です。
3か月くらいで発根します。

 

・株分け
アジサイの株分けは、11月~3月の休眠期に行います。
寒冷地では、3月が株分けに最も適した時期です。

 

大きく育ちすぎた株の根元を掘り上げ、鋸で根を半分に切ります。
アジサイはとても大きく育つので、株分けを行うと株を小さく保つことができます。

 

 

ajisai03.21 (2)

どんどん新芽を展開していきます

 

 

・植え替えや植え付け
3月は根詰まりを起こした鉢植えの植え替えや、
鉢植えを地植えに植え替えるのに適した時期です。

 

鉢植えのアジサイは、2年に1度は植え替えを行わないと、
根詰まりをおこして給水が悪くなります。

 

植え替えは、一回り大きな鉢に植え替えます。
鉢底に小石を敷き詰め、赤玉土に腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土をいれます。

 

株を引き抜いたら、根鉢を一周ぐるりと崩し、鉢に入れ、
用土を入れてしっかりと土を押さえます。

 

植え付けを行うときは、広くて明るい日陰を選びます。
根鉢よりもひと回り大きな穴を掘り、
掘り上げた土の3割ほどの腐葉土を穴に入れ、そこの土と混ぜます。

 

根鉢を一回り崩して穴に入れ、根の周囲に土を戻します。
植え替えや植え付けを行った後は、しっかりと水を与えます。
>>アジサイの植え替え

 

・4月と5月の作業
3月はこれらの作業を行うのに適した時期ですが、
4月を過ぎると、水やり以外の作業は行わないようにします。
花芽が膨らみ、葉が伸びて行く時期は、株がとてもデリケートになっているためです。

 

 

■栽培管理

 

●鉢植え
・置き場所 

春のアジサイは、日の光をとても必要とします。
日当たりの悪いところで育てると、枝が細く、ひ弱になってしまい、最悪の場合は枯れてしまいます。
花色がよくなるためにも、新梢が展開し、花芽が発達する時期はしっかりと日光に当てるようにしましょう。

 

・水やり
新芽が展開し始めると、休眠期よりも水分を多く必要とします。
鉢の土をよく観察し、乾いていたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水を与えます。

 

・肥料
アジサイの寒肥は、12月~2月に与え、3月以降は、花が咲き終わるまで肥料は与えません。

 

●地植え
・水やり

地植えでは、水やりは特に必要とはしません。
自然に降る雨で水分は十分です。

 

・肥料
鉢植えと同様に、春は肥料を与えません。

 

■注意したいこと
・挿し木や植え替えなどの作業は、3月に行います。
・4月以降は、株がデリケートになっているので、水やり以外の作業は控えます。
・鉢は日当たりのよい場所に移動しましょう。
・水切れに注意しましょう。 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方

 

タグ :  

アジサイ栽培 春夏秋冬

アジサイ 大きく咲かせるには?

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


kasiwaba-gaku

アジサイ、大輪だと見ごたえがあります

 

 

アジサイの花の大きさは品種によってある程度決まっていますが、
お手入れの方法が良いと、大きな花を咲かせることができます。

 

通常のお手入れよりもやや難しいのですが、
大きなアジサイの花を見ると、苦労が吹き飛ぶはずです。

 

 

■アジサイ 大きく咲かせるには?

 

1.大きいアジサイを咲かせるコツ
アジサイの花を固有種の大きさよりも大きく咲かせるためには、
それだけ樹にエネルギーが必要です。

 

株がしっかりと健康に育っていることが大前提になります。
通常の水やり、施肥、剪定を適切な時期に行います。

 

それに加え、育てる枝や花芽を限定し、栄養分が集中するようにします。
そのためには、通常のアジサイの剪定に加えて、
間引き剪定や芽かきが必要になってきます。

 

生育過程で剪定と芽かきが上手く調和した時にはじめて、
固有種よりも大きな花を咲かせることができます。

 

2.大きな花を咲かせる剪定

 

ajisaisentei

地植えの花後の剪定

 

 

hanago-sente

鉢植えの花後の剪定

 

 

・花後の剪定
アジサイは花が終わったとき、
花よりも2節下を切り取って花後の剪定を行います。

 

大きな花を咲かせたいときには、
来年咲かせる花の数を考慮して剪定を行います。

 

来年花を咲かせる本数は、今年咲いた花の数と同じか、
2~3割増しまでにするのが効果的です。

 

花数が多いと、どうしても一つ一つの花は小さくなります。

残す枝は、今年地際から伸びた枝を中心に、勢いのある枝も残します。
残す枝はできるだけ間隔を広くし、株の風通しをよくしておきます。

 

・冬の剪定
晩秋になって落葉したら、冬の剪定を行います。
枝咲に太くて丸みのある芽がついています。
これが、翌年に咲く花の芽です。

 

よく見ると花芽がついていても細くて弱々しい枝があります。
そういった脆弱な枝についた花芽は、
大きな花が咲かないので枝の根元から切り取ってしまいます。

 

3.大きな花を咲かせる芽かきの方法
・夏の芽かき
通常のお手入れでは芽かきはあまり行いませんが、
大きな花を咲かせたいときには芽かきを行います。

 

花後の剪定を行った後、新しい芽が出てきます。
この時にできるだけ早く、
翌年に咲かせる花の数より少し多い芽を残して芽かきを行います。

 

残すのは、元気が良くて太くてしっかりとした芽です。
残す芽の数は、翌年咲かせる花よりも10~30%多くします。

 

生育途中で発育が悪くなったり、
病害虫や風で傷んでしまう芽が出ても良いように多めに残しておくのです。

 

残しておく芽を選んだら、それ以外の芽は根元から摘み取ります。
芽かきはできるだけ早い時期に行い、
花芽ができる9月までにしっかりとした枝に育てます。

 

・春の芽かき
春になると新梢が伸び始めます。
全ての新梢を残していると、栄養分がそこにとられてしまい、
今までの管理が無駄になってしまいます。

 

地際から出る芽の中で、勢いの良い芽は翌年のために残しておきます。
花芽のしっかりとした芽は残し、弱々しい芽は切り取ってしまいます。

 
>>アジサイの苗を各種見てみる

 

タグ : 

アジサイ栽培 Q&A