アジサイ 育て方

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霧島の恵の育て方

読了までの目安時間:約 9分

 

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霧島の恵 C)千草園芸

 

 

霧島の恵は、一般的なアジサイとは違った性質を持っているため、
非常に人気が高まっている品種です。

 

一般的なアジサイなら、初夏頃に花期を迎え、
花ガラを切った後は、枝葉のみになります。

 

ところが、霧島の恵は花ガラを切った後も、新しい枝が伸び、
その先にまた花を咲かせるのです。

 

少し一般のアジサイと違った性質を持っているので、
育てるのが難しそうですが、手順を覚えれば難しいことは何もありません。

 

霧島の恵の詳しい育て方を、ご紹介します。

 

 

[霧島の恵の育て方]

 

 

■鉢植えでの栽培

 

・用土
霧島の恵も、一般のアジサイと同じように、土の酸性によって花色が変化します。
アルカリ性の土ならピンクに、酸性なら青色になります。

 

花色によって、用土を変える必要があるので、
使う用土を選ぶ際には、アジサイ用の用土を使うのがお勧めです。

 

アジサイ用の用土の中には、青い花用や赤い花用という風に、
最初から咲かせたい花色に合わせて、酸度を調整してくれています。

 

・鉢の大きさ
根がいっぱいになってくると、土が乾きやすくなり、生育も悪くなります。
少し大きめの鉢を選ぶようにします。

 

鉢花を購入するか、苗を購入するかによって、
最初に植え付ける鉢のサイズが異なります。

いずれにせよ、根鉢の一回りか二回り大きい鉢に植え付けるのが良いでしょう。

 

特に鉢花として購入したものは、地上部のサイズに比べて、
鉢が小さいことが多いです。

 

よく見ると、根が地表に浮いているケースも多いので、水切れしやすくなっています。
花が終わったら、剪定と一緒に鉢増しをしましょう。

 

苗で購入したものも、できるだけ早いタイミングで植え付けを行い、
水切れしないように管理します。

 

・鉢の置き場所
霧島の恵は、日向~半日陰まで、
広い範囲の場所で育てることが可能です。

 

日照時間が短い場所では、花数や枝の発生数が減ることがありますが、
よほど暗い場所でなければ、
日照不足によって枯れることはほとんどありません。

 

できるだけ風通しの良い場所に置き、
涼しい環境を作ると、花もちが良くなります。

 

日向でも育てられる品種ですが、
鉢栽培では真夏に水切れを起こしやすくなります。

 

真夏の間だけ、午後から日陰になるような場所に移動させることで、
過度な乾燥を防ぐことができます。

 

・肥料
霧島の恵に与える肥料は、花後の追肥が基本となります。
花ガラを切った後、置き肥を与えるか、
1週間に1回のペースで液体肥料を与えます。

 

植え替えを行った場合は、
使用する用土に元肥が含まれていれば、追肥は不要となります。

 

秋に花が咲き終わり、気温が下がってきたら、最後の置き肥を与えます。
その後、春に芽吹いて花が咲くまでは、追肥は不要です。

 

・水やり
鉢土が乾いたら、たっぷりと与えます。
土が乾燥すると、葉が萎れて傷んだり、
根が弱ることがあるので、水切れには注意します。

 

 

霧島の恵 C)園芸ネットプラス

 

 

・剪定
霧島の恵は、新枝咲きの性質を持ったアジサイです。
花ガラを切った後、新しい枝を伸ばし始め、その先端にまた花芽をつけます。

 

そのため、春~秋までの間に、何度も花を咲かせることができます。
ただし、枝をどれくらい切り戻すかによって、
次に咲く花の時期や大きさ、数が変わります。

 

ばっさりと切り戻し、たくさんの花を年に2回咲かせる方法と、
こまめに花ガラを切って、次々と花を咲かせる方法です。

 

年2回咲かせる方法は、とても簡単です。
6月頃の花が終わった後、株元から3cmほどのところで、ばっさりと切ります。
すると、株元から新しい枝が伸びてきて、秋にまたたくさんの花を咲かせます。

 

ばっさりと切り戻すため、花も大きめで見応えがありますし、
株もコンパクトにまとめやすいです。

 

次々と咲かせたい場合は、6月に花が咲いた後、
花色が悪くなってきたら、花のすぐ下で切って花ガラを取り除きます。

その後、また枝が少し伸びて、先端に花が咲きます。

 

花ガラを切って咲かせると繰り返すので、年に何回か繰り返し咲きます。

花が小ぶりになりやすく、枝も長く伸びやすいので、
株全体が大きくなりやすいです。

 

どちらの剪定法で育てる場合であっても、
秋の最後に咲いた花は、秋色になるまで置いておくことができます。

 

通常の花色が少し褪せて、独特の花色になる秋色アジサイは、
なんともいえない美しさがあります。

 

秋色アジサイになった後は、株元までばっさりと切り戻し、
翌年の芽吹きを待ちます。

 

 

■庭植えでの栽培

 

・用土
水はけを水もちの良い、一般のアジサイと同じ用土で育てます。
土の酸度によって花色が異なるので、
咲かせたい色が決まっている場合は、酸度調整を行います。

 

・植え場所
鉢植えと同様に、日向~半日陰で育てることができます。
風通しの良い場所の方が、花や葉が傷みにくく、
病害虫も出にくいのでお勧めです。

 

地植えは鉢植えよりも水切れしにくいことが多いので、
真夏でも日当たりの良い場所で構いません。

 

ただ、乾燥が少し気になる場合は、午後から日陰になるように、
寒冷紗や遮光ネットを使って、日陰を作っておくと良いでしょう。

 

・肥料
庭植えにして育てる場合も、鉢栽培と肥料の与え方は同じです。
6月に花ガラを切った後、置き肥か1週間に1回の液体肥料を与えます。

秋に気温が下がってきた頃、最後の花ガラを切った後、置き肥を与えておきます。

 

・水やり
どのような土で育てている場合でも、
土と株の状態を見ながら、必要な時に水を与えます。

 

地上部に枝葉がよく茂っている時は、
水分をよく吸うので、土も乾きやすいです。

 

けれど、地上部をばっさりと剪定した後は、
葉も減って蒸散量が減るので、土も乾きにくくなります。

 

土の乾き具合によって、土が乾きやすいかどうかも変化するので、
乾いていると感じた時に、与えるようにします。

無理にたくさんの水を与えると、根が窒息して根腐れを起こします。

 

・剪定
剪定方法は、鉢栽培と同じです。
咲かせたい時期や花の大きさ、育てたい株の大きさによって、
剪定のタイミングや強さを変えてください。

 

新枝咲きの品種なので、落葉した後も芽吹くまでの間に、自由に剪定できます。

 

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイの育て方

霧島の恵

読了までの目安時間:約 5分

 

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アジサイ 霧島の恵 大株【15年自然開花株】

 

 

霧島の恵という品種は、ガクアジサイの仲間です。
本来のアジサイは6月~7月頃に咲く一季咲きの性質を持っています。

 

ところがこの霧島の恵は、通常のアジサイと同様に6月頃から開花を始め、
なんと10月頃まで開花を続ける四季咲きのアジサイなのです。

 

地域や株の大きさにより、5月頃から花を咲かせ始め、12月頃まで花を残します。
そんな霧島の恵というアジサイは、どのような姿をしているのでしょうか。

また、一般的なアジサイと育て方に差があるのかをご紹介します。

 

 

[霧島の恵]

 

 

■霧島の恵の特徴

 

霧島の恵は、一般的な手まり型のガクアジサイのような姿をしています。
花色は、土がアルカリ性ならピンクに、酸性なら青に傾きます。

アナベルと性質は似ていますが、真っ白な花は咲きません。

 

近年、人気が急上昇している「秋色アジサイ」の一つでもあります。

花は涼しくなってくると、ピンクや青が退色して緑色に変化していきます。
その後、寒さに当たって花は紅葉し、赤みを帯びていきます。

 

葉は一般的なアジサイと同じで、縁にギザギザが入った緑色をしています。
厚みがあるので、雨に当たっても傷みがひどくなりません。

 

大株になればなるほど花数も枝数も増えるため、とても見栄えがします。
反面、新枝に花をつけるため、剪定もいつでも行えるため、
コンパクトに育てることもできます。

 

地植えにして大株で楽しむもよし、
鉢植えでコンパクトに楽しむのも、どちらもお勧めです。

 

 

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霧島の恵 千草園芸さんの大株

 

 

■霧島の恵の育て方のポイント

 

霧島の恵の育て方は、一般的なアジサイとは少し違います。
どちらかというとアナベルと似た育て方です。

土質や水管理などは他のアジサイと同じですが、剪定方法が全く異なります。

 

・四季咲き性
霧島の恵の最大の特徴は、四季咲きの性質です。
一般的なアジサイの場合、花が終わった後すぐに翌年の花芽が作られます。

 

そのため、花後すぐに剪定をしておかないと、
秋や冬に剪定をしたのでは、花芽を落としてしまうことになります。

 

ところが、霧島の恵は新しく伸びた枝に花芽をつけるため、
剪定の時期を問いません。

 

開花が始まったら、花を楽しんだ後に花ガラを摘みます。
その後、また新しい枝が伸びて花を咲かせるのを繰り返します。

 

花自体の花もちも良いので、
晩秋になるまで花がほとんど途切れることがありません。

 

・秋色アジサイに
最初に咲いた花をそのまま置いておき、秋色にすることもできますが、
晩夏や初秋に咲いた花も退色して秋色アジサイとなります。

 

霧島の恵と似たような性質の品種に、エンドレスサマーというものがあります。
こちらは四季咲きではなく、二季咲きの品種です。

 

花は8月いっぱいくらいまでしか咲かないため、
この場合は8月の花を残しておく必要があります。

 

ところが、霧島の恵は初秋になるまで新しい花をつけるため、
夏の間くらいまでは花ガラを摘んで新しい花を付けさせた方が無難です。

 

また、他の秋色アジサイと呼ばれる品種の花は、
花が退色した後、直射日光を浴びると花が傷み、キレイな色が出にくいです。

 

しかし、この霧島の恵は、直射に当たっても傷みにくく、
キレイな秋色になりやすいのも嬉しいところです。

 

秋色アジサイに挑戦してみたいけれど難しそうと悩んでいる方、
アジサイは一季しか咲かないから寂しいと思っている方、

 

霧島の恵なら秋色アジサイの中でも育てやすく、
四季咲き性を持っているのでぜひチャレンジしてみてください。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月

 

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