アジサイ 挿し木の仕方
アジサイ、お気に入りの品種がありますか?
気に入ったアジサイを増やしてみたいと思ったら、
挿し木をすれば、同じ品種をたくさん増やすことができます。
アジサイの生長を近くで鑑賞できるのも楽しく、
順調に生長すると、翌年か翌々年には花を咲かせてくれます。
アジサイの挿し木は、手順とコツを覚えると、容易にできます。
いろいろな植物に応用できますので、とても便利です。
[アジサイ 挿し木の仕方]
■挿し木の時期
アジサイの挿し木は、5月~7月か、9月に行います。
中でも、湿度を保つことができ、日照時間も長い梅雨の時期が一番適しています。
3月ごろには休眠枝ざしという方法で挿し木を行うこともできますが、
品種によっては発根しにくくなります。
9月に挿し木をする場合は、早めに挿しておくと冬の寒さに負けません。
■挿し木に必要な道具
鉢(挿し床):挿し木には、通気性の良い平たい駄温鉢が適しています。
用土:鹿沼土、パーライト、バーミキュライト、ピートモスなどを単体で使用します。
必ず新しいものを用意し、あらかじめ給水させておきます。
*発根しにくい品種はルートンという、
発酵促進剤を使用すると発根が良くなります。
■挿し木の手順
1.挿し穂を用意します。
今年伸びた枝で、花芽のついていないものを、15~20㎝程に切ります。
2.挿し穂から2節目の葉を取り、1節目の葉は半分くらいにカットします。
これは、葉から余分な水分が蒸発するのを防ぐためです。
茎は、よく切れるハサミやナイフで斜めにカットすると、
給水が良くなり発根しやすくなります。
3.挿し穂を水にさし、1時間ほど水上げします。
4.用土に、箸などで斜めに穴を開け、
挿し穂の切り口に異物が入らないように注意し挿します。
根元をしっかりと押さえます。
5.最後にたっぷりと水をやります
■挿し木の管理
挿し木をした鉢は、明るい日陰に置き、
水を絶やさないようにします。
スプレーで葉水を与えるのも良いです。
2週間から1か月で発根します。
しっかり発根する1ヶ月後くらいに5号鉢に鉢上げします。
鉢上げした後は、
徐々に日当たりのよい場所へ移しながら育てていきます。
*品種登録されたアジサイの多くは、
原則として増やしてはいけないことになっています。
そのように表示されたアジサイは、
自分で楽しむ程度に増やすのが良いかと思います。
>>アジサイの苗を各種見てみる
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■挿し木の発根と鉢上げ
上の挿し木の写真は、当サイトに掲載するため、
まだ挿し木には涼しい、昨年5月06日に、
挿し木をしてカメラに収めたものです。
6月10日に、新芽が展開しているので、
おお~! 発根の兆しと思い覗いてみました。
つぼみ部分が折れてしまったので挿し木したもの
*つぼみは一般に挿し木には向いていません
5本とも挿し木成功で、鉢上げしました
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こちらは、昨年秋の終わりに挿し木したものです。
今年の開花は無理ですが、来年には必ず咲いてくれるでしょう
梅雨の時期に挿し木をすれば、
2週間少しくらいで発根すると思います。
>>アジサイ 休眠枝挿し
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