冬アジサイ 剪定
冬アジサイ フリルエレガンス(スプリングエンジェルシリーズ)
アジサイといえば、梅雨頃に花を咲かせるイメージがあります。
けれど、たくさんあるアジサイ品種の中には、冬にも花を咲かせるものがあるのです。
冬アジサイや冬咲きアジサイと呼ばれるアジサイで、
名前の通り、2月~3月のまだ寒い時期に花を咲かせます。
一般的なアジサイと性質が異なるため、
珍しい時期に花を楽しめるのは嬉しいのですが、気になるのが育て方です。
中でも、アジサイのような花木は、
剪定を間違えると花を咲かせなくなることもあるので、とても気になります。
冬アジサイの剪定は、どのように行うのが良いのでしょうか。
[冬アジサイ 剪定]
■冬アジサイ 剪定
冬アジサイは、2月~3月というまだ気温が低い時期に花を咲かせます。
けれど、きちんと剪定を行えば、2月~3月だけでなく、
一般的なアジサイと同じく、5月~6月にも花を咲かせます。
ただし、剪定をきちんと行えていないと、花芽の形成がうまくいかず、
年2回の開花が難しくなります。
また、枝がのびのびになってしまい、あっという間に株姿が乱れてしまうので、
剪定のチャンスを逃さないように注意しましょう。
冬アジサイの剪定は、花後に行います
・剪定は花の後
冬アジサイの剪定の時期は、花の後が基本です。
2月~3月に開花した時は3月中に、5月~6月に開花した時は7月中に剪定しておくと、
次に咲く花の芽の形成がスムーズにいきます。
一般的なアジサイの場合、7月中に大まかな剪定を済ませ、
落葉した後くらいに株姿を整える剪定を行います。
冬アジサイの場合、11月にはすでに2月~3月に咲く花の芽が動き出しているので、
あまり触らない方が良いでしょう。
・剪定の位置
剪定するのは開花の後ですが、花ガラのみを摘むよりも、
次に花芽となる節のところで切るようにします。
花が咲いた位置より、2節~3節ほど下で切ります。
葉の付け根には、よく見ると小さな芽が出ています。
1節目の芽は、2節目以降に比べるととても小さく、
そこで切って残しても、良い花芽ができないことが多いです。
2節~3節下くらいになれば、葉数も十分に残り、
良い芽に生長しやすいのでお勧めです。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方