リトルジュエル

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2020年02月26日（水）

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リトルジュエル　C)園芸ネット

リトルジュエルは、ガクアジサイの1品種です。
花の咲き始めと咲き終わりで、少し雰囲気が変わるのが特徴です。

リトルジュエルが持っているほかの特徴や、育て方のポイントなどをご紹介します。

[リトルジュエル]

■リトルジュエルの特徴

・小ぶりな花房がたくさん
リトルジュエルの花房は、テマリ咲きと呼ばれるタイプで、
装飾花が1つに集まって咲きます。

アジサイといえば、両性花が中心に固まっていて、
その周りを囲むように装飾花が咲くガク咲きタイプのイメージが強いですが、
近年はテマリ咲きタイプも増えています。

花房自体はそれほど大きくなく、どちらかというと小ぶりな方ではありますが、
1株でたくさんの花房がつくので、花が少ないという寂しさはまったくありません。

むしろ小ぶりな花房がたくさんつくので、もこもことしていて可愛らしいです。

装飾花本体は、花弁が4枚～5枚ほどの一重咲きなので、
単体ではゴージャスな雰囲気はありません。

けれど、花弁の縁に切れ込みが入るフリルタイプなので、
一重咲き特有のすっきりとした雰囲気に、フリルの華やかさがプラスされています。

花弁の先端が少しとがっているため、全体が甘くなりすぎない、
キリっとした雰囲気も持っています。

・ピンクとグリーンが可愛らしい
リトルジュエルの基本の花色は、ピンクですが、
咲き始めから咲き終わりまで、徐々に変化していきます。

咲き始めは明るいグリーンですが、花が開いていくとともに、
花弁の縁からピンクに染まります。

それに伴ってグリーンが少し抜けていき、白っぽい色になっていきます。

途中、パステルピンクと淡いグリーンのバイカラーとなり、
爽やかな愛らしさが強くなります。

その後、花が咲き進むにつれピンクの範囲が広くなり、
グリーンの色が薄く、範囲が狭くなっていきます。

最終的には花弁全体がピンクに染まりますが、
いつの間にかピンクの色も濃くなります。

配色の変化だけでなく、色の濃度の変化も楽しめるので、
毎日見ていても飽きません。

基本の花色はピンクですが、土の酸度によって発色が変わることがあります。

できるだけピンクをキレイに出したいのであれば、
土をアルカリ性に整えておくのがお勧めです。

酸性に傾くとピンクがくすみ、紫のような色になることがあります。

・花もちが長い
リトルジュエルは花房自体がそれほど大きくないので、
枝が折れる心配はまずありません。

ただ、枝が伸びてきた時には、倒れてくることがあります。
その場合は、あんどん支柱などで支えてあげましょう。

花色はかわいらしいピンクですが、葉色はやや濃いめです。

かわいらしいピンクと深い緑の葉のコントラストが美しく、
より花色の美しさを引き立てています。

リトルジュエルは花もちが非常に良い品種です。
花弁自体が丈夫なので、雨にあたっても傷みにくく、長期間楽しむことができます。

比較的コンパクトに育つので、鉢植えでも楽しめますし、
庭の一角に植えてじっくり育てるのもお勧めです。

■リトルジュエルの育て方のポイント

基本の育て方は、一般のアジサイと同じです。

花色はピンクで固定していますが、
土の酸度によっては、発色が悪くなることがあります。

土が酸性になっていると、ピンクがくすむことがあるので、
アルカリ性に整えておきます。

植え付けなどの時に使う培養土や、追肥に使う肥料を、
赤いアジサイ専用のものにすると、簡単にアルカリ性に整えられます。

花もちが非常に良い品種ではありますが、強い直射や乾燥が続くと、
花の傷みが早くなります。

できるだけ長く楽しみたい場合は、
開花中は明るい日陰で涼しい場所に置くのがお勧めです。

また、土が乾燥しすぎないよう、毎日土の状態をチェックし、
表面が乾いているのであれば、たっぷりと水を与えます。

水やりの後、鉢皿に溜まった水はその都度捨て、溜めないようにします。

花もちが良くても、剪定の時期は一般的なアジサイと同じ7月です。
剪定が遅れると、翌年の花芽ごと枝を切ることになるので、剪定の時期には注意します。

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