ツルアジサイの育て方
はっ! とするほどきれいです
ツルアジサイは北海道から九州まで自生している、
生育がとても良いツル性のアジサイです。
気根を伸ばして木や建物に這い上がっていきます。
美しい白い花を咲かせ、繁殖力も旺盛なので、
味気のない壁やフェンスを覆うのに最適な植物です。
ツルアジサイの育て方は、比較的やさしいです。
[ツルアジサイの育て方]
■ツルアジサイの育て方
・栽培環境
水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
日陰でもよく育ちますが、日当たりが良すぎると、
葉が日焼けを起こしてしまいます。
適応力があり、寒さや暑さには強い植物です。
・水やり
植え付け後は、根が張るまでは、
水やりを欠かさないようにしましょう。
葉やつるが伸びてきたら、根付いた証拠です。
地植えで育てる場合は、根付いた後は水やりは必要ありません。
真夏の乾燥した時期に葉がしおれてしまうようであれば水を与えます。
鉢植えで育てる場合は、土の状態をよく観察しておき、
土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
別名ゴトウヅルとも呼ばれ、イワガラミとも似ています
・肥料
12月の中旬から2月の中旬までの間に寒肥を与えます。
ゆっくりと長く効く有機肥料を株もとに施します。
発酵油かすの固形肥料や、
油かすと骨粉を7:3の割合で混ぜたものが良いでしょう。
ツルアジサイの花は6月~7月に咲きます。
花が咲き終わったら花後のお礼肥を与えます。
この肥料は翌年に咲く花の花芽を作るための肥料です。
効き目の早い化成肥料を株もとに与えましょう。
◎誘引と剪定方法
ツルアジサイは剪定を行わなければ、
15~20mほど伸びて生長していきます。
剪定をすると、枝分かれし、
狭いスペースを密に覆うことができます。
壁面やフェンスのカバーにしたり、
ガレージの支柱や屋根を覆うこともできます。
アーチに絡めてトンネルのように仕立てても素敵ですね。
カバーしたい場所に誘引していくときれいに仕立てることができます。
ツルアジサイの花芽は秋から冬にかけてできます。
剪定は、花が咲き終わった後の初夏の間に行います。
全体の半分くらいを切り戻すとよいでしょう。
剪定を行うと、翌年たくさんの花を、
美しくたくさん咲かせることができます。
花は6月~7月ころに咲きます
・増やし方
6~7月に挿し木で、増やせます。
>>アジサイ 挿し木の仕方
■病害虫
ツルアジサイは病害虫に強いですが、
葉が密に茂り風通しが悪いと、
うどん粉病やハダニが発生しやすいので風通しを良くします。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ 挿し木の仕方