春 咲く 紫陽花

アジサイの育て方.net

春に咲く 紫陽花

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


冬咲きアジサイ スプリングエンジェル ピンクエレガンス

 

 

アジサイといえば、5月~6月が花期となります。

 

特に梅雨の時期に咲いているというイメージが強く、
普段ならうっとうしく感じる雨でも、アジサイが咲いているだけで心が癒されます。

 

そんなアジサイですが、ホームセンターなどでは、春頃から開花株が販売されています。
こういった早くに販売が始まっているアジサイは、春に咲くアジサイ品種なのでしょうか。

 

 

[春に咲く 紫陽花]

 

 

■春に咲く 紫陽花

 

3月~4月頃、まだアジサイの時期には早いというのに、
園芸店やホームセンターなどで、開花した株が販売されていることがあります。

 

こういった春から咲き始めているアジサイには、種類が2つあります。

 

1つは冬咲きのアジサイ品種です。
そしてもう1つが、一般的なアジサイ品種が温室栽培されていたものです。

 

それぞれには、どのような特徴があるのでしょうか。

 

・冬咲きアジサイ
アジサイにはたくさんの品種があり、
近年注目を集めているのが、冬咲きアジサイです。

 

品種によって開花時期が少し変わりますが、2月~3月に開花することが多く、
まだ寒い時期からアジサイの美しい花が楽しめるとして、徐々に人気が上がっています。

 

台湾が原産のトキワアジサイは常緑で、
楚々とした雰囲気の中に野性味を感じさせる、独特の美しさを持っています。

 

このトキワアジサイと、豪華な花を咲かせる西洋アジサイを掛け合わせて作られたのが、
スプリングエンジェルシリーズやハルハルといった園芸種です。

 

 

ハルハル C)グリーンギャラリーガーデンズ

 

 

いずれの品種も常緑で、冬になっても葉を落とさずに生育し、
2月~3月という早い時期に花を咲かせます。

 

早咲きタイプの品種であれば、真冬である1月に開花することもあるのだとか。

 

まだ珍しい品種で希少価値もありますが、年々流通量が増えているので、
珍しいアジサイとしてプレゼントに選ばれることも多いようです。

 

基本の栽培法は、一般的なアジサイと同じです。

 

ただ、冬になっても落葉しないので、水と肥料が切れないように管理します。
また、寒さに弱い性質もあるので、室内に取り込んで管理した方が良いでしょう。

 

3月までに剪定を済ませれば、
通常の開花時期である5月~6月にも、花を咲かせます。

 

初夏に開花したものは、7月中に剪定をしておくことで、
翌年の春にまた花を咲かせます。

 

きちんと剪定し、冬の間の管理も怠らなければ、年に2回の開花が楽しめます。

 

・温室アジサイ
特に早咲きや冬咲きという性質を持っていなくても、
温室で管理することで、普通のアジサイより早めに開花させることができます。

 

農家で出荷用に栽培されているものは、早くからの開花に間に合うよう、
温室で管理していることが多いです。

 

出荷まで温室で管理しているため、通常よりも早くに花芽が動いて開花しますが、
性質は一般的なアジサイと変わりません。

 

温室栽培をやめれば、翌年からは通常の時期に花を咲かせるようになります。

 

早めに開花している分、花が傷むのも早いので、花が傷んだら花ガラ摘みをするか、
剪定を済ませておけば、翌年もまた開花します。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方


スポンサードリンク

 

タグ :  

アジサイの種類

人気の記事