アジサイ 育てやすい?
Q:アジサイが好きなのですが、育てられるか不安です。
調べると育てやすいとされていますが、本当にアジサイは育てやすいのですか?
他の草花のように、冬の寒さや夏の暑さで枯れてしまうことはないのでしょうか。
A:丈夫で育てやすいですが、剪定、追肥などの手入れは必要です。
[アジサイ 育てやすい?]
アジサイはワンシーズンで弱りやすい一年草ではなく、落葉性の低木です。
そのため、一年草と比べれば何年も育て続けやすく、
うまく管理すれば毎年花を楽しむことができます。
低木である分、一年草よりも丈夫で管理も楽なイメージがありますし、
もともと丈夫な性質なので育てやすいです。
けれど、鉢植えを購入したままの状態で放っておいても、
枯れる可能性が高くなります。
必要になる作業は、地植え鉢植え(プランター植え)かで少し変わりますが、
基本的には同じです。
鉢花としてアジサイを入手したのであれば、まずは開花後に剪定が必要になります。
また、水切れを防止するために、初年は花後に鉢増しをするのがお勧めです。
最初にややこしいこと言われると混乱し、
育てるのが難しいと栽培を諦めてしまいそうになるので、
まずは必要になる作業を把握しましょう。
<アジサイに必要な手入れ>
・新しくアジサイの鉢花を入手したら
→7月中に剪定をします
→剪定後に追肥をします
→根詰まり、水切れが激しい場合は鉢増しをします(この場合の追肥は不要)
アジサイの根詰まりや鉢増しについては、こちらを参考にしてください。
・夏越しの方法
→涼しい場所に置きます
→水切れしないよう注意します
夏の詳しい管理方法は、こちらを参考にしてください。
・涼しくなった頃~落葉期
→半日陰以上の日当たりの良い場所に置きます
→気温が低い時期は乾き気味で管理します
→植え替えをするなら11月か2月~3月がお勧めです
アジサイの植え替えについては、こちらを参照してください。
・春に芽吹き始めたら
→2月~3月くらいに追肥を与えます(冬に植え替えた場合は不要)
→芽が伸びて葉が展開し始めたら水切れに注意します
→開花が始まったら涼しい場所に置きます。
春の詳しい管理方法は、こちらを参考にしてください。
これがアジサイ栽培の一年のサイクルです。
この後は、鉢植えの場合は1年~2年おきくらいの植え替えや鉢増しが必要になりますが、
剪定や水やり、追肥などの他の作業は同じです。
アジサイは水切れに特に弱いので、
夏の暑さによる水切れや春の芽吹き後の水切れは、できる限り避けます。
反対に、落葉している晩秋~初春の間は、根がほとんど動いていない時期なので、
無理に水を与えていると過湿で根を傷めるので注意してください。
アジサイにも色々と種類があり、一般的にはガクアジサイと呼ばれるものが多いです。
他にも、西洋アジサイやヤマアジサイと呼ばれるものが多く流通していて、
それぞれに品種もたくさんあります。
種類によって性質が少しずつ異なり、注意点も変わるので、
入手した品種の管理法や栽培の注意点を、すぐに調べておくと良いでしょう。
少々剪定に失敗する程度では枯れず、
何年か育てていくうちに適切な育て方が分かってくるので、
諦めずに育ててください。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方