アジサイ 栽培 用土

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アジサイ栽培の用土

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ヤマアジサイ ベニガク

 

 

アジサイは、咲きはじめから、
だんだんと移り変わる花色を楽しめる花です。

 

このアジサイを元気に色よく咲かせるには、
アジサイを育てる「用土」がとても大切です。

 


[アジサイ栽培の用土]

 

■アジサイ栽培の用土

 

アジサイの花色が変わるのは、土壌のpHが影響しています。
用土の配合によって、アジサイの花色に影響があるのでしょうか?

 

1.アジサイの好む用土
アジサイが本来、好む用土は、
水はけのよい弱酸性の土壌です。

 

 

youdo (1)
基本的な用土配合は、赤玉土小粒7に、腐葉土を3の割合で、
配合するのが良いでしょう。

 

 

youdo (3)
庭植えの場合は、赤玉土中心の配合であれば使い慣れた用土を、
あるいは、赤玉土小粒4、庭土3、腐葉土3の配合も良いです。

 

 

youdo (2)
培養土を使う場合は、培養土5、赤玉土小粒5が適しています。
排水性が良くない場合は、腐葉土を1割程度混ぜ込みます。

 

元肥は、緩効性の肥料を規定量混ぜ込んでおきます。

 

追肥についての詳細は、後述しますが、
まだ、慣れていない場合は、花後に液体肥料を規定通り与えるのが安心です。

 

2.アジサイを好みの色に咲かせる
庭植えのアジサイの花色を自分の好みの色に、
完全にコントロールすることは、なかなか難しいものです。

 

しかし、鉢植えのアジサイであれば、
土壌によって花色に影響を与えることは可能です。

 

もちろん、元来青色の花を赤色に咲かせるなど、
全く違う色にすることはできません。

 

用土を調整する事で本来の花色を鮮やかにするとか、
少し淡い色にする事は可能です。

 

品種によっても色の変化にばらつきがあります。
いろいろ試してみるのも、興味深いものです。

 

ただし、あまり強くpHに変化を与えると、
根を痛める原因になるので注意が必要です。

 

通常は、酸性の土壌では青い花を、
アルカリ性の土壌では赤い花を咲かせます。

 

 


三室戸寺のあじさい

 

 

3.青系アジサイをきれいに咲かせる
アジサイを青色に咲かせるには、
用土を酸性に保ち、リン酸の少ない肥料を与えます。

 

用土の配合は、赤玉土:酸度無調整ピートモス:バーミキュライトを、
4:4:2の割合で調合します。

肥料は、完熟の油かすがよいでしょう。
ただし、同じ油かすでも発酵油かすは、
リン酸成分の多い骨粉が含まれているので使わないようにします。

 

4月~5月に株もとに硫酸アルミニウムを500~1000倍に薄めたものを、
20日おきに2~3回施すのも効果的です。

 

 

きれいなピンクにするのは意外と難しいです

 

 

4.赤系アジサイをきれいに咲かせる
アジサイを赤色に咲かせるためには、
弱アルカリ性の土壌にしリン酸成分の多い肥料を施します。

 

用土の配合は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライトを、
4:4:2の割合で調合します。

 

肥料は、骨粉や魚粉を多く含む固形の発酵油かすがよいでしょう。
硫酸カリなど、カリ分の多い肥料は避けるようにしましょう。

 

4月~5月に、株元に苦土石灰を一握り施すと効果的です。

 

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