レッツダンスビッグイージー

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レッツダンスビッグイージー

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レッツダンスビッグイージー  C)PROVEN WINNERS

 

 

レッツダンスビッグイージーは、PROVEN WINNERSが販売している、
ガクアジサイの品種です。

 

2021年から販売が始まった、最新のアジサイ品種です。

 

レッツダンスビッグイージーはアジサイとしては珍しい、
四季咲き性の性質を持った品種で、とても注目されています。

 

レッツダンスビッグイージーには、どのような特徴があるのでしょうか。
また、育て方には何か特別な工夫が必要なのでしょうか。

 

 

[レッツダンスビッグイージー]

 

 

■レッツダンスビッグイージーの特徴

 

・ブーケのような花房
レッツダンスビッグイージーの花房は、いわゆるテマリ咲きと呼ばれるタイプです。
装飾花がたくさん集まって、玉状の花房を形成します。

 

装飾花自体は、花弁が4枚~5枚の一重咲きなので、
八重咲きのような立体感やボリューム感はないはずですが、
ぎゅぎゅっと集まった花房は、なんともいえない重量感があります。

 

かといって、重すぎるということもなく、一重咲きの軽やかさと、
花がぎゅっと詰まった密度の高い花房が両立しています。

 

花弁の形は丸みが強く、愛らしい印象です。

 

装飾花はとてもたくさん集まって、隙間なく詰め込まれているにも関わらず、
どこかふんわりと柔らかな質感が感じられます。

 

花弁は厚みがあって丈夫なので、雨に濡れてもすぐに傷むということがなく、
花もちが非常に良いです。

 

 

 

 

・爽やかで明るいカラーからビンテージへ
レッツダンスビッグイージーの花色の基本は、明るいピンクです。

 

花色は土の酸度によって変わり、アルカリ性であればピンク色、
酸性になれば優しいラベンダーカラーに変化します。

 

蕾から開花始めくらいの頃は、全体的に明るい黄緑色をしています。
そこから緑が抜けていき、それとともにピンクやラベンダーの色が入っていきます。

 

花房が満開になる頃には、花房全体がピンクやラベンダーに染まります。
花色は発色が良いのに透明感があり、みずみずしさを感じる色合いです。

 

色が濃すぎるということがないので、爽やかな雰囲気が長く続きます。

 

雨の中で咲いていても、その爽やかさは失われることがなく、
眺めているだけで気持ちが明るくなるほどです。

 

レッツダンスビッグイージーは花もちが非常に良いので、
初夏に咲いた花が長く咲き続けると、色が褪せてビンテージカラーに変化します。

 

明るいピンクやラベンダーだった花色は徐々に褪せていきますが、
花自体が傷んでいなければ、くすんだグレーグリーンとなります。

 

満開時の明るく爽やかなカラーとまた雰囲気が変わり、
なんともいえない大人っぽい雰囲気が楽しめます。

 

・コンパクトなのに花付き抜群
レッツダンスビッグイージーの最大の特徴は、四季咲き性という点です。

 

一般的なアジサイの場合、初夏に咲いた花はじきに傷み、
剪定の時期に切り落とすのが通常です。

 

中には花もちが非常に良く、秋まで楽しめるものもありますが、
基本的には旧枝に蕾がつきます。

 

レッツダンスビッグイージーの場合、旧枝だけでなく、
春から伸びた新枝にも蕾がつきやすい性質があります。

 

そのため、春に花が咲いた後、一度剪定した後に伸びてきた枝先にも、花がつきます。
これにより、年に2回以上開花するので、四季咲き性となっているのです。

 

アジサイの花が好きだけれど、
一季咲きなのが寂しくて育てていなかったという方には、とてもお勧めの品種です。

 

レッツダンスビッグイージーは株自体がとてもコンパクトで、
大きくなっても1メートルを超えません。

 

そのため、鉢植えでも育てやすく、あまり大きくない花壇に植えて、
他の植物と合わせて楽しむということも可能です。

 

枝は細く見えますが、しなやかさがあるので折れる心配はありません。

ただ、花房が大きい場合や雨が降って水分を含むと、重さで枝が曲がることがあります。

 

その場合は、あんどん支柱などを使って支えてあげましょう。

 

葉は株同様ややコンパクトなサイズですが、形や色は一般的なアジサイと同じです。
濃い緑色の葉によって、爽やかな花色がより際立ちます。

 

 

 

 

■レッツダンスビッグイージーの育て方のポイント

 

基本の育て方は、一般のガクアジサイと同じです。

 

剪定らしい剪定をしなくても、枯れ枝や花ガラを落とすだけでも株姿が調いやすく、
初心者の方でも管理がしやすいです。

 

花色が褪せた後も、独特の花色を楽しめます。

 

通常の秋色アジサイと違い、新枝に花芽がつきやすいので、
剪定の時期はあまり気にする必要はありません。

 

新枝にも花芽がつきやすいので、春から落葉までの生育期間中は、
水や肥料が切れないように管理します。

 

コンパクトな株姿なので、鉢植えでも育てられます。
コンパクトに育ちますが、何年も同じ鉢に植えたままにしていると、根詰まりを起こします。

 

1年~2年ごとに、一回り大きい鉢に植え替えるか、
根を整理して同サイズの鉢に植え替え、土をリフレッシュさせましょう。

 

花色は土の酸度によって変わります。
酸性ならラベンダー色に、アルカリ性ならピンク色に咲きます。

 

花色を固定しないのであれば、自然に任せて育てるのも良いでしょう。
もし咲かせたい花色がある場合は、酸度調整を行います。

 

青いアジサイ専用や赤いアジサイ専用の培養土や肥料を使うと、
比較的調整が楽に行えます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方


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アジサイの種類

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