ピンクアナベル 育て方

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ピンクアナベル 育て方

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ピンクアナベル  C)千草園芸

 

 

ピンクアナベルは、近年人気が高まっているアジサイ品種です。
アナベルと同じアメリカアジサイの品種で、ピンク色の小花が可愛らしいのが特徴です。

 

そんなピンクアナベルですが、通常の白花のアナベルとは何が違うのでしょうか。
また、育て方も異なるのでしょうか。

 

 

[ピンクアナベル 育て方]

 

 

■ピンクアナベルとは?

 

ピンクアナベルは、一般的な白花のアナベルのピンク花品種です。

 

白花のアナベル同様、小花がたくさん集まって1つの花房を形成していて、
ふわふわで大きな花房が特徴です。

 

品種によっては花房が小ぶりなものもあるので、
庭の雰囲気や好みによって、品種を変えて合わせられます。

 

ピンクアナベルと白花のアナベルの違いは、花色の差くらいのものです。
育て方などはほとんど変わりません。

 

 

■ピンクアナベル 育て方

 

ピンクアナベルと白花のアナベルの目立った違いは、花色くらいです。

 

どちらもアメリカアジサイの品種のため、
基本的なアメリカアジサイの育て方で、栽培できます。

 

ここでは、ピンクアナベルの育て方を簡単にまとめました。

 

・日当たり
アジサイは、半日陰や明るい日陰を好むイメージが強いですが、
アナベルは日向を好みます。

 

半日陰程度の場所であれば、日照不足で枯れることはありません。

 

けれど、日当たりの悪い場所で育てていると、
日向で育てるよりも花数が少なくなり、花房のサイズも小さくなりやすいです。

 

ピンクのアナベルの場合も同じで、日当たりの良い場所の方が、
花付きも良くなり、花房も大きくなります。

 

もちろん、午前中は直射が当たって、
午後から明るい日陰になる半日陰のような場所でも育ちます。

 

けれど、ピンクアナベルは白花のアナベルよりも、日向で育ててほしいです。

 

というのも、ピンクアナベルの花がピンクになるのは、
紫外線を受けることが大きく関係しているといわれているからです。

 

日当たりの良い場所で、たっぷりと紫外線を浴びることによって、
ピンクの発色が良くなり、より美しいピンク花を楽しめます。

 

ただし、ピンクアナベルも西日は苦手です。
暑さや直射に強いピンクアナベルですが、やはり乾燥には弱いのです。

 

西日は角度が低く、株元に光が当たって乾燥を進めます。

 

西側に建物がくる位置に植えるか、西側に塀や柵、
背の高い植物などを置いて、西日を遮るようにしておくのがお勧めです。

 

夏の間だけ、遮光ネットなどを設置するのもお勧めです。

 

・土
ピンクアナベルを育てる時の土は、水はけと水もちの両方が良い土が理想的です。

 

日向は好きですが、土が強く乾燥するのは苦手なので、
水はけが良いだけの土だと、乾燥して根が傷みます。

 

かといって水もちが良すぎる土だと、今度は過湿状態が続いて根が窒息して傷みます。

 

市販されているアジサイ用の培養土や、
花木用の培養土に小粒の赤玉土などを混ぜ込んで使うと、
水はけと水もちの両方が良い状態にできます。

 

また、ピンクアナベルはピンク色の花が特徴です。

 

アジサイといえば、土の酸度によって花色が変わるものが多いですが、
ピンクアナベルは土の酸度が変わっても、ピンク色は固定されています。

 

土の酸度調整をする必要がないので、
酸度によって色が変化する品種に比べて手間が少ないのも魅力です。

 

・水やり、追肥
水やりと追肥も、白花のアナベルと同じです。
土が乾いたらたっぷりと水を与え、必要な時に追肥します。

 

ピンクアナベルも、比較的大型になる品種なので、庭植えにすることが多いです。
庭植えは鉢植えよりも土が乾きにくいですが、水やりが不要なわけではありません。

 

特に気温の高い夏の間や、意外と空気が乾燥していて水を欲しがる春の生育期は、
土が過度に乾燥しないように注意します。

 

ピンクアナベルはとても丈夫なので、肥料なしでも育つような気がしますが、
肥料が切れた状態になると、花付きが悪くなります。

 

花が終わった後と新芽が動き始める直前には、必ず追肥をしましょう。
この2つのタイミングを逃さずに追肥すれば、スムーズに生育して大きな花房をつけます。

 

・剪定
剪定方法や時期も、白花のアナベルと同じです。

 

ピンクアナベルも新枝咲きなので、晩秋や春先に剪定しても、
春以降に伸びた枝に花芽をつけます。

 

・冬の管理
ピンクアナベルも、白花のアナベルと同様に、耐寒性が強いです。
むしろ冬の間にある程度の寒さに当てないと、初夏に良い花を咲かせません。

 

雪が積もるような地域では、冬前に強剪定をして地上部をスッキリさせておくと、
雪によって枝が折れるのを防げます。

 

霜や寒さがどうしても気になる場合は、株元に腐葉土などを厚めに敷いて、
マルチ代わりにしておくのがお勧めです。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方


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