アジサイ 育て方 鉢植え

アジサイの育て方.net

アジサイ 鉢植えの育て方

読了までの目安時間:約 10分

 

スポンサードリンク


紫陽花庭園 鉢植え展示

 

 

■アジサイ 栽培スケジュール

 

ajisai

 

 

■アジサイ 栽培データ

 

英名・学名 hydrangea・hydrangea macrophylla
形態 落葉低木
原産地 熱帯アジア
草丈/樹高  20cm~400cm
開花期 5月中旬~8月
花色 白、ピンク、赤紫、青、紫、バイカラー
栽培難易度(1~5)  3 手入れをすると育てやすい
耐寒性 普通
耐暑性 やや弱い~普通
特性・用途  耐陰性がある、落葉性

 

 

アジサイ、梅雨時はもちろん、

冬枯れの美しさや新緑も楽しめる花木です。

 

そしてアジサイの鉢植えであれば、場所もあまり選ばず、
小さく育てることもでき、美しい花を傍らで鑑賞できるのが魅力です。

 

アジサイの鉢植えの育て方をわかりやすくご紹介します。

 

 

[アジサイ 鉢植えの育て方]

 

 

■アジサイ 鉢植えの育て方

 

・苗木選び
アジサイの苗木は、4月~5月に園芸店の店頭に並びます。

 

好みの花を見つけたら、
まず品種名のラベルが付いているかどうかを確かめましょう。

 

アジサイの苗は開花した状態で売っていることがほとんどです。
良い良苗を選ぶポイントは、元気な苗であり、
開花してから時間が経っていないということです。

 

ガクアジサイは両性花の蕾が多い方がよく、
手まり型は花が固くしっかりとしたものが良いでしょう。

 

また、枝が太くしっかりとしているか、
葉の色が濃く分厚いかも確認して買い求めます。

 

苗選びの詳細は下記をご覧ください。
>>アジサイ 苗の選び方

 

 

プレゼントの鉢も、大きい素焼き鉢に換えてあげましょう

 

 

・栽培環境
アジサイの苗は、プラスチック鉢に植えてあることが多いです。
プラスチック製の鉢は軽くて安価なのですが、
通気性が悪いため栽培環境としては適しません。

 

植物の根は呼吸しているので、空気をよく通す素焼鉢がお勧めです。
アジサイの花がきれいに咲くためには日当たりも重要です。

 

アジサイの鉢は適度に日の当たる半日陰や、
西日の当たらない場所に置くと丈夫に育ちます。

 

・植え付け
アジサイは、鉢花として店頭に並ぶことが多いです。

ハイドランジアは花が終わったら剪定をし、植え替えます。

ヤマアジサイは、買い求めてすぐに植え替えたほうがよく、
もったいないのですが、植え替えと同時に剪定を行います。

 

アジサイは根の生長が早いため、
植え替えの時はひとまわり大きな鉢に植え替えます。

 

 

youdo (1)

用土の割合

 

 

・用土
アジサイは水はけのよい用土を好みます。
赤玉土をベースに、腐葉土や鹿沼土を配合すると良いです。

 

一般的には、赤玉土:腐葉土を7:3に配合します。
市販の培養土を利用する時も、
赤玉土を半分くらい配合すると水はけがよくなります。

 

・水やり
鉢植えのアジサイの水やりは、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
6月~9月上旬の気温が高い時期は、特に乾燥に気を付けてください。

 

 

hanago-sente

花後の剪定のコツ

 

 

・花後の剪定
アジサイの花は、特に剪定をしなくても毎年花を咲かせます。

 

しかし、アジサイは生長がとても早く、
剪定しないと驚くほど大きくなってしまいます。

 

鉢植えでは大きく育ち過ぎると、
株の傷みや栽培管理もたいへんですので、
剪定は行うことをお勧めします。

 

翌年も花を楽しみたい場合は、
アジサイの花が咲き終わった後、
花の2~4枚下の茎を切り落とします。

 

 

sennteitiisaku

剪定して小さく育てるコツ

 

 

アジサイを小さ目に仕立てたい場合には、
秋に花芽を確認してから、そのすぐ上で剪定します。

 

翌年の花を鑑賞せずに、樹形を整えたい場合には、
丈の3分の1くらいまで剪定するのが良いです。

 

どうしても花が見たいときには、
樹の半分ほどを丈の3分の1くらいまで剪定します。

 

・冬の剪定
アジサイの休眠期である11月~3月上旬には、冬剪定を行います。
冬剪定は、混んだり枯れて弱っている枝を選んで切り、
株の風通しを良くするために行います。

 

冬の剪定は、枝が混んでいなければ必要ありませんが、
枯れ枝やゴミなどは、きれいに取り除いておきます。

 

 

ajisai

冬のアジサイ、もう葉芽が出ています

 

 

・肥料
アジサイは、寒肥と花後の追肥が必要です。
鉢植えでは、少なめに2~3回に分けて施します。

 

寒肥は、発酵油かすなどの固形肥料や、
油かすと骨粉を7:3で混ぜた有機肥料がよいでしょう。

 

5号鉢では一回につき5~6g、6号鉢では10gが適量です。
花後の追肥は、花が終わってから1か月から2か月後に行います。

 

発酵油かすや、遅効性化学肥料を1~2回施します。
一回につき5号鉢で5~6g、6号鉢で10gが適量になります。

 

 

慣れてきたら寄せ植えにするのも楽しいです

 

 

・植え替え
アジサイの植え替えは、
休眠期である11月~3月上旬か、5月~9月中旬の花後に行います。

 

花後の植え替えでは、
花が咲いた枝を剪定してから植え替えを行います。

 

鉢は、ひとまわり以上大きな鉢を用意します。
古い鉢から苗を抜いたら、
必ず根鉢をひとまわり崩して発根を促します。

 

鉢底に小石を敷き、赤玉土をベースにした、
用土を少し入れてから苗を植え付けます。

 

用土は隙間が無いよう、棒など突いて入れます。
植え替えた後はたっぷりと水を与えましょう。

 

・挿し木
アジサイは、緑枝挿しと休眠枝挿しの、
2通りの方法で挿し木を行うことができます。
どちらの方法でもよく発根し、手軽に増やすことができます。

>>アジサイの詳しい挿し木の方法(画像つき)

 

・病害虫
アジサイは病害虫の被害が少ない植物ですが、
全く被害が無いとは言えません。

 

チャノキイロアザミウマは葉の形を悪くします。
ハダニは葉裏に群生し、葉の表面にかすり状の斑点を作ります。
アジサイハバチは葉を円形状に食い荒らします。
シイノコキクイムシは枝に点々と穴を開け、枝を枯らしてしまいます。

 

 

アジサイは大きくなるので剪定に気遣ってください

 

 

◎注意事項
アジサイは栽培しやすい植物ですが、繁殖力が大せいで、
鉢植えでは大きく育ちすぎてしまうことがあります。

 

栽培スペースに合わせてコンパクトに育てるためには、
適期に強めに剪定する必要があります。

 

剪定時期には注意が必要で、春先に適当に剪定してしまうと、
花芽を切り落としてしまい、花が咲かないことがあります。

 

 

■アジサイ 鉢植えのコツ

1.アジサイは鉢花の状態で売っていますが、
花後に剪定し一回り大きな素焼鉢に植え替えましょう。
2.アジサイの花を元気に咲かすには、日当たりの良い日陰に置きます。
3.とくに真夏の水切れに注意しましょう。
4.花後は短めに切り詰め、鉢の容量とのバランスをとります。 

 

>>楽天市場でアジサイの苗を各種見てみる


スポンサードリンク

 

タグ :  

アジサイの育て方

人気の記事