アジサイ 葉の病気
アジサイの葉もよく観察しましょう
アジサイの葉のようすがおかしいのは、
何かの病気に感染したのでしょうか?
アジサイの葉に症状が出る病気には、
どのようなものがあるのでしょうか?
どのように対策したら良いのでしょうか?
[アジサイ 葉の病気]
■アジサイ 葉の病気
・輪斑病
淡い褐色の病斑ができ、次第に葉が変形し、
ひどくなると枯れてしまいます。
5月~9月に発生しやすい病気です。
水はけと株の風通しを良くし、雨で跳ね返った泥が、
株にかからないように、腐葉土やわらを敷いて、
マルチングを施すとある程度予防できます。
病気の株を挿し木で増やすと、
病原菌を広げてしまうので注意します。
・輪紋病
茎や枝の表面にいぼができ、でこぼこになり、亀裂が入ることもあります。
葉に円形の褐色の病斑ができます。
湿度が多いときは、黒いカビやすすが発生することがあります。
高温多湿の環境でかかりやすく、株が古いほどかかりやすい病気です。
土壌の水はけを良くし、株の風通しを良くします。
過度の乾燥を避け、雨水が株に跳ね返るのを防ぎます。
・斑点病
葉に大小の茶色の斑点ができます。
主にカビが原因で起こる病気です。
高温多湿で発生しやすく、雨のよって病原菌は運ばれてきます。
病気にかかった葉のある枝は切り落として処分します。
高温多湿で起こりやすい病気です。
株の風通しを良くしておき、株元にマルチングを施して、
雨の跳ね返りが株にかかるのを防ぎます。
アジサイも、梅雨や梅雨明け、秋の長雨のとき病気にかかりやすいです
・褐斑病
病気の初期には、褐色の小さな斑点ができます。
病気が進むと葉が黒く変色し、縮れてきます。
下端の方から発生することが多い病気です。
高温多湿の環境でよく発生します。
樹形が弱くなるとかかりやすいので、
普段から追肥など株の管理を適切に行い、株を健康に保ちます。
剪定で風通しを良くしておくと良いでしょう。
病気にかかった部分は切り落とし、処分します。
・うどんこ病
葉全体が粉をまぶしたように白くなります。
光合成が阻害されるため、株の生長が悪くなります。
涼しくて湿度の低い環境で感染しやすくなります。
特に風通しが悪いと発生しやすいので、
日ごろから剪定で株の風通しを良くしておきます。
・たん素病
暗褐色の斑点ができ、次第に拡大して葉に穴が開き、枯れてしまいます。
高温多湿な環境で発生しやすくなります。
感染した葉は速やかに取り除き、処分します。
発生を見つけたら、薬剤を散布して拡大を防ぎます。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方