ラピスラズリ

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ラピスラズリ

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ラピスラズリ C)加茂花菖蒲園

 

 

ラピスラズリは、加茂花菖蒲園が作出したハイドランジア品種の1つです。
ラピスラズリというのは、神秘的な青さが特徴の鉱石の名前です。

 

その名をつけられたアジサイとは、どのようなものなのでしょうか。
アジサイのラピスラズリの特徴と、育て方をご紹介します。

 

 

[ラピスラズリ]

 

 

■ラピスラズリの特徴

 

花はテマリ咲きタイプで、装飾花がたくさん集まって咲きます。
装飾花は花弁が4枚~5枚で、少しだけ丸みを帯びたひし形をしています。

 

咲き始めは、花房全体が薄い黄緑がかった白色をしていますが、
咲き進むにつれ、花弁の外側からだんだんと色づいてきます。

 

装飾花の中心には目のようなものがあり、花弁と同じように色づきます。
最終的には、装飾花全体が青色に染まり、
神秘的なラピスラズリ(青金石系)と同じような色合いになります。

 

花色の基本は青ですが、土の酸度によって色が少し変化します。
土の酸度がアルカリ性になると、青に赤が少し混じり、
赤紫のような色になることがあります。

 

ラピスラズリの名の通り、青色を出すととても美しい品種なので、
できれば酸度は酸性に調整し、青色の花を咲かせるのがお勧めです。

 

葉の形や色、大きさは、一般的なアジサイと同じくらいです。
枝が少し細めですが、丈夫なので、折れることはあまりありません。

 

ただ、枝が長くなってきた時に、花の重みで枝が倒れてくることがあります。
そういった場合は、支柱を立てると倒れるのを防ぐことができます。

 

 

美しい青が輝きます

 

 

■ラピスラズリの育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じです。
加茂花菖蒲園が改良して出しているアジサイは、育てやすいのが特徴です。

 

特に乾燥や冬の寒さによって、花芽が飛んでしまうことが少なく、
初心者の方でも2年目以降のアジサイを楽しみやすくなっています。

 

ラピスラズリは、青色が特徴の品種です。
自然のままに任せても良いのですが、できれば土の酸度を調整し、
花色を青に固定した方が、美しさを際立たせることができます。

 

日本は雨の多い国のため、土は酸性に傾きやすいです。
けれど、場合によっては酸性になりにくいこともあるので、
酸度を計測してみた方が良いでしょう。

 

アジサイの青花は、アルミニウムが水に溶けたものが吸収され、
アジサイに含まれているアントシアニンと反応することが青くなります。

 

そのため、土にはアジサイが吸収できるアルミニウムが必要となります。
鉢植えの場合も、庭植えの場合も、
植え付ける時にはアジサイの青花用の用土を使うと便利です。

 

また、追肥に使う肥料にも、青花のアジサイ専用のものがあります。
汎用的に使える培養土や肥料に比べ、少々値段が高い場合がありますが、
ラピスラズリの美しい花色を出すのならば、青花のアジサイ専用品を使うと良いでしょう。

 

ラピスラズリは、しっかりとした花房で花を咲かせますが、
株の生長自体はゆっくりです。

 

そのため、鉢植えにして育てるのにも向いています。
もちろん庭植えにすることもできますが、生長が遅いので、
大株にするまでには少し時間がかかります。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ 挿し木の仕方
・アジサイの剪定方法


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アジサイの種類

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