育て方 ヤマアジサイ

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ヤマアジサイの育て方

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七段花ーヤマアジサイはアジサイに比べ、花や葉が小さく繊細な印象です

 

 

アジサイに比べ、野趣があり小さく仕立てやすいので人気があります。

各地に自生しているため、品種はとても豊富です。
好みの品種を数種類育ててみるのも素敵です。

 

[ヤマアジサイの育て方]

■ヤマアジサイの育て方

 

・栽培環境
ヤマアジサイが自生している場所は、林の中や沢のそばなど、
明るい日陰でよく湿った場所です。

 

ヤマアジサイは種類によって、好みの環境が違ってきます。
自分の住んでいる地域に合った品種を選んだ方が栽培は上手く行きます。

 

・鉢の選び方
ヤマアジサイは小さく育てることもでき、
鉢での栽培がむいています。

素焼きの鉢は通気性が良すぎるので避けたほうが良いでしょう。

 

保水性があり通気性も良い、
上薬を塗ってある駄温鉢がいちばん適しています。

 

プラスチック製の鉢でも良いのですが、
ヤマアジサイの風情を活かすのであれば、
盆栽鉢から選ぶのも楽しみです。

 

鉢の大きさは、5~6号くらいのものが、
管理しやすく、見栄えも良いでしょう。

 

 

美方八重ー花色で、用土や肥料を変えるようにすると美しい花色に

 

 

・用土
赤玉土に鹿沼土を同量ずつ混ぜたものを使います。
青い花であればピートモスを、
赤い花であれば腐葉土を少し配合します。

 

・植え方
鉢の底に鉢底石を入れ、用土を少し入れます。
鉢から株を抜き、根を一回り崩してから鉢に入れ、
隙間なく用土を入れ、しっかりと押さえます。

植え付け後は十分に水を与え、しばらくは日陰で管理します。

 

・鉢の置き場所
午前中は日が当たり、午後は日陰になる場所が最適です。

 

・肥料
粒上の完熟発酵肥料(油粕、堆肥、鶏糞など)を与えます。
与える時期は、花後の剪定を行った後と、2月頃です。

 

青い花であれば、油粕だけの肥料を与えます。
赤い花であれば、油粕に骨粉や鶏糞、魚粉が混ざったものが良いでしょう。

 

冬から3月までに有機物(堆肥など)と草木灰を混ぜたものを施し、
開花前の5月ごろに油かすなどを施します。

 

◎剪定方法
5~6月にかけて蕾が見えてきます。
蕾のない枝は、根元から切ってしまいます。

 

余分な枝が無い方が、見栄えがよく、
すっきりと仕立てることができます。

 

切り取った若い枝は、そのまま挿し木に使うことができます。

 

 

挿し木で増やすことができます

>>アジサイ 挿し木の仕方

 

 

観賞花が裏返ったら、花後の剪定を行います。

ヤマアジサイは、アジサイと違い、
開花する枝を更新する必要がありません。

 

毎年同じ枝だけを伸ばし、余分な枝は根元から切り取ってしまいます。
そのため、あまり高くならないように、
枝分かれしているところまで切り戻します。

 

育てる枝は、あまり多いと花が貧弱になってしまいます。
5~6号鉢で育てるのであれば6~9本を目安にします。 

 

手まり型のヤマアジサイは育てる枝の本数を少なめにし、
ガクアジサイは多めにすると見栄えがよくなります。

 

剪定は、7月中には終わらせるようにします。
切り戻した枝が9月中に充実すると、その枝に花芽が付きます。

 

剪定が遅くなると、翌年のための花芽を作ることができなくなります。

 

◎植え替え方法
3号鉢のような小鉢に盆栽のようにして育てている場合は、
2年に一度植え替えを行います。

 

5~6号鉢で育てているときは、3~4年に1度植え替えます。
ひと回り大きな鉢に植え替えると、株を大きくすることができます。

 

株の大きさを保ちたいときは、植え付け時に鉢土の下を1/3ほど切り取り、
周囲を1回り小さく切り取ります。

 

■参考

 


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