秋色アジサイの育て方
秋色アジサイ 西安 ピンク系 C)緑の風yamashoku
秋色アジサイは、花色がゆっくりと変化していくアジサイのことです。
ほとんどが、生産農家で繊細な栽培管理をされたアジサイです。
日本で秋色アジサイとして品種改良された「西安」は、
3か月の期間をかけて、ゆっくりと花の色を変えていきます。
花の形もきれいで、花が終わった後は、
ドライフラワーとして飾ることもできます。
[秋色アジサイの育て方]
■秋色アジサイの育て方
・栽培環境
秋色アジサイの花色の変化を楽しむためには、
鉢植えで育て、室内で観賞したほうがよいでしょう。
雨に当たるとpHが変わり、花の色がきれいに変わりにくくなります。
また、直射日光に当たるのも良くありません。
窓越しの光に当たっても、
花の色がきれいに変化しなくなってしまいます。
・水やり
アジサイは、たくさんの水を必要とする植物です。
鉢の土が乾いたら、鉢底から流れるほどたくさんの水を与えます。
鉢の底の受け皿にたまった水はすて、蒸れを防ぎます。
秋色アジサイ 西安 ブルー系
・肥料
アジサイは2月頃の寒肥と、花後のお礼肥が必要です。
ただ、秋色アジサイは花が3か月間咲き続けます。
肥料の成分は、花の色に影響を与えます。
綺麗な花色を楽しむためには、
花が咲いている間は肥料を与えないようにします。
秋色アジサイの花が終わるのは10月頃です。
花を堪能した後、液体肥料を与えます。
寒肥は3月の上旬に、
効き目がゆっくりと長く効く有機肥料を与えます。
・剪定の方法
秋色アジサイは花の変化をゆっくりと楽しむ品種です。
アジサイの花を来年も楽しむためには、
遅くても7月下旬ごろに剪定を行う必要があります。
剪定した枝から伸びた新しい枝が9月ごろまでにしっかりと生長できると、
その枝先に翌年の花芽ができます。
7月下旬ごろの秋色アジサイは、
もともとの赤系や青系の色からグリーンに変わり始めている時期です。
この時期に剪定をしてしまうのは残念な気がします。
せっかくの花の変化を楽しむのであれば、
来年の花をあきらめるしかありません。
・地植えでの育て方
秋色アジサイは、地植えにしても育てることはできます。
しかし、土壌や雨の成分や、日の光の影響を受け、
美しい花の変化を楽しむことができない可能性があります。
秋色アジサイの花の変化を楽しむためには、室内の日陰といった、
外界の影響をできるだけ与えない環境で育てるのがよいのです。
秋色アジサイは、一般のアジサイと同じ栽培方法をすれば、
翌年もよく育ち、ブルー、ピンクなどの自然なアジサイの花が咲きます。
■参考