アジサイの育て方 1月
ヤマアジサイの冬枯れ
アジサイは冬は枯れたように見えます
しかし、じっと寒さに耐えながら、春の訪れを待っています。
暖かくなって元気に新芽を吹き出すように、
1月のアジサイの世話と気をつけたいことをご紹介します。
[アジサイの育て方 1月]
■1月のアジサイの様子
1月のアジサイは葉を落とし、まるで枯れている感じです。
アジサイは、思いのほか寒さに強い植物です。
雪が積もって埋もれている方が過ごしやすく、
北風にさらされている方が辛い環境なのです。
しっかりと寒さに当たると、
1月の中旬ごろからは休眠から徐々に目覚めていきます。
容器栽培のアジサイ
■1月の主な作業
・挿し木
タマアジサイやカシワバアジサイは、休眠ざしが適しています。
1月の下旬から作業を行います。
前年に伸びた枝を、2芽付いた状態で切り、
そのまま赤玉土や鹿沼土、パーミキュライトを入れた鉢に挿します。
挿し木を行った後は、水を切らさないように注意が必要です。
土が凍ったり、霜柱が立って根元が持ち上がったりしないように、
日当たりのよい窓辺で育てます。
・植え替え
関東以西の地域では、植え替えの作業を行うことができます。
>>アジサイの植え替え
・植え付け
アジサイの植え付け時期は、
11月~新芽が出る4月ごろからが適しています。
寒冷地では、霜に当たると株が弱ってしまう可能性があるので、
暖かくなって根が動き出す直前の3月~4月が安心です。
温暖な地域では、アジサイの苗を植え付けられます、シーズンより低価格です
■栽培管理
●地植え
・水やり
地植えでは、基本的には水やりはしません。
強風にさらされるようであれば風よけを行います。
●鉢植え
・水やり
空気が乾燥しているうえに、土が乾いてしまうと、
水切れが原因で枯れてしまうことがあります。
屋外で管理しているアジサイの用土が凍ると、
根が水を給水できず、水切れを起こすので注意が必要です。
・鉢植えの置き場所
この時期は、日当たりは特に気にする必要はありませんが、寒風には注意します。
直接風にさらされない、軒下などで管理を行います。
・肥料
1月は寒肥を行う季節です。
油かすに少量の骨粉を混ぜたものを株のまわりに施します。
6号鉢で20g、庭植えの5年生の株で100gを目安にします。
・病害虫対策
特に気を付ける点はありません。
■注意したいこと
・強い北風に当たらないように風除け対策を。
・鉢植えでは、水切れに注意が必要です。
・寒肥は忘れずに与えましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方