アジサイの育て方 2月
新芽が動き出したアジサイ
アジサイは2月には葉もなく、枯れているように見えます
しかし、微かに聞こえる春の訪れを待ちながら、
木の内部では春の準備を始めています。
冬季に行き届いた世話をすると開花が良くなります。
2月のアジサイの栽培管理はどのようにすればよいのでしょうか?
[アジサイの育て方 2月]
■2月のアジサイの様子
2月は1年で1番寒い時期ですが、中旬以降の晴れた日には、
春を思わせるような日差しが降り注ぐこともあります。
小春日和の日差しを浴びて、アジサイは休眠から目覚めてきます。
■2月の主な作業
・挿し木
1月に引き続き、タマアジサイやカシワバアジサイは、
休眠枝挿しを行うことができます。
挿し木後は、たっぷりと水やりして、挿し床が凍らないよう、
霜で穂木が持ちあがらないように気をつけます。
・植え付け・植え替え・株分け
関東よりも西の温暖な気候の地域では、
上記作業ができます。
>>アジサイの植え替え
今年も元気に咲いてくれそうです
■栽培管理
●地植え
・水やり
庭植えでは、よほど乾燥しない限り、水を与える必要はありません。
強い北風が吹き抜けるようであれば、風よけをしてあげます。
●鉢植え
・水やり
休眠期のアジサイは、空気が乾燥し、土が乾いてしまうと、
水切れが原因で枯死してしまうことがあります。
鉢の表土が乾いたら、じゅうぶんに水を与えます。
鉢の土が凍結したり、そのまま雪が積もると、
用土が乾燥してしまい、給水ができずに枯れることがあるので、
鉢の移動やマルチなど防寒対策をしてください。
・鉢植えの置き場所
寒風対策のできる場所に移動し管理します。
軒下など、直接風に吹かれない場所に鉢を置きます。
北風が強いと花芽が枯れてしまうことがあります。
・肥料
2月の上旬頃までは寒肥を与えることができます。
油かすに骨粉を少し混ぜた肥料を株のまわりに与えます。
6号鉢で20g、庭植えの5年生の株で100gくらいが適量です。
2月中旬以後は、寒肥を与えてはいけないため注意が必要です。
・病害虫対策
特にありません。
■注意点
・強い北風に当てないよう防風対策が必要です。
・鉢植えでは、水切れに注意します。
・2月上旬までに寒肥を施すようにしましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方