アジサイ 花が咲かない理由は?
アジサイたち咲いてくれると安心です(05.18)
アジサイの花が咲かないことがあります。
アジサイの花が咲かない理由には、
どのようなことが考えられるのでしょうか?
■アジサイ 花が咲かない理由は?
1.剪定の時期が遅い
アジサイの花芽は確認が難しく、
剪定で切り落としてしまうことがあります。
アジサイの剪定は、アジサイの花が終わった直後に行います。
花が咲いた枝だけを、花から2節下で切り取ります。
アジサイの花後の剪定、来年も開花させる
アジサイの花後の剪定、来年は開花させない
アジサイは、休眠期に間引き剪定をすると、
株の風通しがよくなり、うどんこ病などの病気予防になります。
しかし、あまりたくさん間引いてしまうと、
花芽の付いた枝を切り取ってしまい、
翌年花が咲かない原因になります。
アジサイは元気で大きく生長する植物です。
その樹形を小さく抑えるためには、強剪定を行う必要があります。
すべての枝に強剪定を行うときは、
翌年の花が咲かなくなるので注意します。
冬の寒さで花芽が枯れることがあります
2.寒さで花芽が枯れた
アジサイの花芽は、最低気温が15度を下回ってから、枝の先端にできます。
アジサイは、低温には強いのですが、
冷たい風にさらされると、枝の先端から枯れていきます。
ちょうど花芽のあるところから枯れて行くことになります。
株自体が元気であれば、翌年も葉は元気に茂ります。
しかし、葉ばかりが茂って花が咲かない、ということが起こります。
3.日当りが悪かった
花芽ができる時期には、十分に日に当てる必要があります。
アジサイは、日陰の花というイメージがありますが、
花芽を作るためにはある程度日照時間が必要です。
庭植えであれば、植える場所は日陰でも時々日の当たる場所にします。
鉢植えの場合は、10月には日向に置き、充分日に当てるようにします。
また、夏場は直射日光に当たりすぎないように日よけを行いますが、
極端に日よけを行うのも良くありません。
夏から秋にかけてあまりにも日当たりが悪いと、
生長不良を起こし、花芽を作ることができなくなります。
4.肥料を与えすぎた
アジサイは肥料が多すぎると花が咲かない原因になります。
特に、窒素成分が多いと花に良くない影響を与えます。
アジサイの肥料はリン酸か、カリの成分が多いものを施すようにしましょう。
アジサイ、開花しますように
5.鉢植えのアジサイを開花後放置した
鉢植えのアジサイは、開花が終わってからすぐに花の2節下を切り取ります。
鉢植えのアジサイの花後の剪定を行わず、
放置しておくと翌年花が咲かない原因になります。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ 挿し木の仕方