ウェディングドレス
ウェディングドレス C)千草園芸
ガクアジサイのウェディングドレスは、
加茂花菖蒲園のオリジナル品種です。
ウェディングドレスという名前そのままに、
純白で広がりのある姿はとても美しいので人気があります。
6月といえば雨、雨といえばアジサイ。
6月といえばジューンブライド、
ジューンブライドといえば花嫁さんが着るウェディングドレスです。
6月にぴったりのウェディングドレスというアジサイは、
どのような品種なのでしょうか。
[ウェディングドレス]
■ウェディングドレスの特徴
花房の形は、典型的なガク咲きです。
中央に両性花が集まり、その周りを囲むように装飾花が咲きます。
けれどウェディングドレスは、オーソドックスな花型であるにも関わらず、
少し特殊な形をした両性花にあります。
一般的なアジサイの両性花は、小さく花びらも一重で目立ちません。
ウェディングドレスの両性花は、花自体は小さいですが、八重咲きなのが特徴的です。
八重咲きなのは両性花だけではなく、装飾花もです。
装飾花は真っ白な八重咲きですが、
花びら1枚1枚が少しほっそりとしたシルエットなので、
重くなりすぎることがありません。
すっきりとした印象なため、派手にならずに、
花嫁さんのイメージである楚々とした雰囲気も持っています。
枝はそれなりに太さがあるので、
花数が増えても折れたり倒れたりすることがほとんどありません。
葉はアジサイらしい形と大きさで、
色も濃い緑色で、真っ白な花とのコントラストは素敵です。
■ウェディングドレスの育て方のポイント
基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じです。
株姿が乱れにくく、花上がりも良いので育てやすい品種です。
八重咲きのアジサイを育てるのが初めての方にもお勧めです。
花色は白で固定されているため、土の酸度で色が変わることはありません。
株の大きさを調整しやすいので、地植えはもちろん、鉢植えでも育てることができます。
日当たりは日向~半日陰まで大丈夫です。
庭に1株でもあれば、じめじめとした梅雨の時期を、
白いドレスで気分を変えてくれますね。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方