シュガーホワイト
てまり咲きが美しいシュガーホワイト
シュガーホワイト C)千草園芸
シュガーホワイトは、オランダで作られた西洋アジサイです。
大ぶりの装飾花が集まる花房は、とてもゴージャスでピュアな印象があります。
てまり咲きが美しいシュガーホワイトとは、どのようなアジサイなのでしょうか。
[シュガーホワイト]
■シュガーホワイトの特徴
シュガーホワイトの花はてまり咲きで、両性花はなく装飾花が集まって咲きます。
装飾花1つ1つが大ぶりで、それがいくつも集まった花房も、
ころがり落ちそうなほどの立体感があります。
装飾花は一重咲きですが、花びらの縁に細かい切れ込みが入り、
フリンジのようで一重でも十分見応えがあります。
装飾花は開き切らず、少しすぼまったように咲くため、
1つの花房だけで花束のようにも見えます。
濃い緑の葉色が、真っ白な花を引き立てます
シュガーホワイトの魅力は、やはり純白の花色でしょう。
土の酸度に左右されない真っ白な花は、
清楚な雰囲気で見ているだけで心が洗われるようです。
咲き進むと、純白だった花色は、黄緑色っぽく変色します。
枝がそれなりに太いので、花房が大きくても折れる心配がありません。
1本の枝からたくさんの花房が上がった時は、重さで少し倒れるので、
その場合は支柱をしてあげると良いでしょう。
葉の形は一般的なアジサイと同じですが、色は少し濃い目です。
濃い緑の葉色が、真っ白な花を引き立てます。
とてもゴージャスな花たち
■シュガーホワイトの育て方のポイント
一般的なアジサイの育て方と、基本は同じです。
花が真っ白なので、傷むと変色が目立ちます。
日向から半日陰で育てることができますが、
できれば花が咲いている間は、直射を避けた方が美しさを保てます。
午前中の数時間だけ日の当たる場所か、明るい日陰でも良いでしょう。
花の間だけ室内の涼しい場所で楽しむという方法もあります。
花色が変わるのを待っていると、剪定が間に合わなくなることがあります。
シュガーホワイトも、一般のアジサイと同じく、7月に剪定を済ませる必要があります。
剪定が遅れないように注意してください。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方