ピラミッドアジサイ
ピラミッドアジサイ C)花みどりマーケット
ピラミッドアジサイは、花房の形が円錐形をしているため、呼び名がつきました。
もともと日本にも自生しているノリウツギの仲間で、
水無月やライムライトがピラミッドアジサイの名前で流通していることもあります。
大きくて形が独特な花房が人気の、
ピラミッドアジサイの特徴と育て方のポイントをご紹介します。
[ピラミッドアジサイ]
■ピラミッドアジサイの特徴
花は白が基本ですが、最初は黄緑色だった花が咲き進むにつれ、
白くなり、そこからまた退色して黄緑色になります。
育てている地域や環境によっては、黄緑色からさらに赤っぽく変色することもあります。
花房は円錐形をしていて、一般的なアジサイよりも長くボリュームがあります。
カシワバアジサイとよく似ているため、
混同されることが多いですが、葉の形で見分けることができます。
ピラミッドアジサイの葉は、一般的なアジサイと同じような形をしています。
カシワバアジサイは、名前に柏葉と入っている通り、柏の葉のような形をしています。
ピラミッドアジサイの葉の色はあまり濃くはありません。
葉の大きさは、株の大きさによって少し差があります。
株が大きくなるので、地植えにして大株に育てると、
いくつもの花房を上げるので、とても見応えがあります。
■ピラミッドアジサイの育て方のポイント
一般的なアジサイとは、剪定の時期が少し異なります。
アナベルなどと同じように、夏ではなく、
花が終わった後から春前まで剪定が可能です。
通常のアジサイであれば、夏に花芽を作るために、
まだキレイに花が残っていたとしても、7月には剪定を終えます。
ところがこのピラミッドアジサイは、
春から伸びる新枝に花を咲かせるため、夏前に剪定する必要がないのです。
そのため、移ろう色を花が終わりきるまでじっくりと楽しむことができます。
日向を好みますが、午前中に数時間だけ日の当たるような半日陰でも十分育ちます。
その場合、日照時間が短いため、株の育ちが遅くなり、花数が少なくなることがあります。
ピラミッドアジサイのピンクも人気です
アジサイといえば、少し湿った土を好みますが、
ピラミッドアジサイは水はけと水もちの良い土を好みます。
どちらかといえば水はけを重視しても良いくらいです。
ただし、夏場に乾燥して水切れを起こすと、株が傷むことがあるので注意します。
鉢植えでも育てることは可能ですが、
水切れを起こしやすくなるので、こまめに水やりをするようにしましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方