隅田の花火

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隅田の花火

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隅田の花火

 

 

隅田の花火はガクアジサイの仲間で、
元は横浜のとある民家の庭で育てられていたものです。

 

一軒の民家から見つかった隅田の花火を、株分けして増やし、
今では安定して生産される人気品種となりました。

 

毎年アジサイの季節になると、苗や鉢花として流通しているので、
ホームセンターや園芸店などでもよく見かけます。

 

昔から流通しているため、インターネットなどでは購入しやすい品種です。

 

 

[隅田の花火]

 

 

sumidanohanabi (2)

隅田の花火 C)千草園芸

 

 

■隅田の花火の特徴

 

花は、中心に小さな花が固まって咲き、
その周りを囲むように10個~16個の装飾花が咲きます。

 

装飾花は中心の花よりも大きく、八重に咲き軸が少し長いため、
まるで花火が打ちあがり開いたように見えます。

 

花色の基本は白ですが、うっすらと青が出ることが多いです。
アルカリ性に傾けば薄いピンクになることもあります。

 

葉はアジサイらしい、縁にぎざぎざの入った濃い緑色の葉です。
濃い色の葉と、繊細な作りの白い花のコントラストが見事です。

 

枝もそれなりの太さがあるため、開花期になっても花茎が折れることはありません。
株姿は、剪定をきちんとしていれば、ほとんど乱れることはありません。

剪定を怠ると、枝が長くなりすぎて不格好になります。

 

 

■隅田の花火の育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じです。

土はアルカリでも酸性でも育てられますが、標準的な土でも育てられるので、
弱酸性に整えられた土によって青が出やすくなります。

 

さらに強い酸性すると、
青い色が濃くなりますが、基本的には白を基調としています。

 

反対にアルカリ性に傾ければ、ピンクがかった色にはなりますが、
こちらも濃いピンクにはならずに白っぽいままになります。

 

できるだけ白に近くしておきたい場合は、中性になるようにしておきましょう。

 

隅田の花火は、中央の小花から花粉が出にくいため、
花自体が汚れにくく傷みにくいため、花もちがとても良いのが魅力です。

 

環境によっては、そのまま花をつけた状態で秋まで過ごし、
疑似的な秋アジサイとして観賞することもあるようです。

 

 

sumidanohanabi (1)

花もちがとても良い隅田の花火

 

 

◎剪定方法
ただ、秋まで花を残しておくということは、
秋まで剪定ができないということになります。

 

秋にはすでに花芽を形成している時期を過ぎているため、
秋色を楽しんでから剪定をすると、花芽を落とすことになります。

 

できれば、秋まで花を残さずに夏前に剪定した方が無難です。

ただ、すでに大株に育っていて、毎年何本も花のつく枝が出る場合は、
半分だけ剪定しておき、残りを秋アジサイとして楽しむこともできます。

 

また、環境が良く、土も肥沃な場所で株が充実していると、
夏前に剪定を行っても、秋に2回目の花が咲くことがあります。

 

秋に開花する場合は、
中央の小花が少なく、周りの装飾花が多くなる傾向があります。

 

ガクアジサイで花の見栄えもしますが、鉢植えでも容易に育てることができます。
梅雨が明けて気温が高くなる頃、直射日光を長時間浴びると、
萎れたようになることがあります。

 

鉢の中の温度が高くなると、萎れる症状が出やすくなるため、
真夏は半日陰か朝のみ日の当たる場所に置いておくのがお勧めです。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイの剪定方法


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アジサイの種類

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