華あられ

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華あられ

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華あられ C)千草園芸

 

 

華あられは、谷田部園芸が作出したガクアジサイの品種です。
2014年に登録された新しい品種ですが、じわじわと人気が高まってきています。

 

栽培個数を限定しているわけではないようですが、
もともと流通している株数が少ないため、レア感があります。

 

ネット通販などであれば、予約で購入することができるお店もあります。
そんな華あられとは、どのようなアジサイなのでしょうか。

 

 

[華あられ]

 

 

 

 

■華あられの特徴

 

華あられは、小ぶりな装飾花がたくさん集まって咲き、
一般のアジサイの花房よりも、少し大きめなのが特徴です。

 

一見すると完全なテマリ咲きのように見えますが、
よく見ると両性花がいくつか集まった小さな塊が、
1つの花房にいくつか混ざっています。

 

あるいは、両性花は塊にならず、1つか2つずつくらい、
花房の中に散らばっているようになっていることもあります。

 

この状態をガク咲きと呼べば良いのか、
それともテマリ咲きとすれば良いのか判断が難しいですが、
装飾花の中に両性花が混ざり、全体的にふんわりとした印象になっています。

 

1つの花房に、たくさんの装飾花が集まって咲きますが、
隙間なく集まっていないため、ふわふわとした印象はより強まります。

 

両性花は小さな粒状の蕾をつけ、開花してもあまり目立ちません。
装飾花の方は、花弁が4枚の一重咲きで、
花弁が丸く縁がくるりと内側に巻いているのが特徴的です。

 

つまみ細工のような花弁は可愛らしく、切り取って髪飾りにしたいくらいです。

 

色はピンクが基本となります。
咲き始めは薄い桜色のピンクですが、咲き進むにつれて色が濃くなり、
ローズピンクのような色合いになります。

 

そこからさらに咲き進むと、さらに深く濃い色になり、
赤に近いようなとても濃いピンク色になります。

 

いずれの状態でも、派手な印象はなく、落ち着いていてキレイです。

 

 

咲き進むにつれて色が濃くなる華あられ

 

花色は、土の酸度の影響はあまり受けないようですが、
美しいピンク色を引き出すには、アルカリ性に調整するのが良いでしょう。

 

葉の形は広くやや丸みがあります。
色は少し濃い目で、美しい花色を引き立たせてくれます。

 

大きさはそれほど巨大というわけではありませんが、
通常よりもやや大きめに感じることがあります。

 

枝もしっかりとしているので、折れる心配がありません。
見た目は大きな花房も、装飾花自体がそれほど大きくなく、
適度な隙間が空いた咲き方をするので、それほど重くはなりません。

 

ただ、大株に育ってきた時に、枝が長く伸びた先に花房がつくと、
枝が倒れてくることがあります。
その場合は、支柱を立てて支えてあげると良いでしょう。

 

 

■華あられの育て方のポイント

 

基本の育て方は、一般のアジサイと同じです。
株の生長はそれほど早くはないので、鉢植えでの栽培が可能です。

 

もちろん、地植えで大株にまで育て上げれば、見応えのある1株になります。
花色をキレイに出したいのであれば、土をアルカリ性に調整してあげましょう。

 

鉢植えの場合は、植え替え時に赤いアジサイ専用の培養土を使うのがお勧めです。
地植えにしている場合、植え替えはほとんど行いませんが、
苦土石灰などのアルカリ性に調整する資材を土に加えると良いでしょう。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ 挿し木の仕方
・アジサイの剪定方法


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アジサイの種類

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