アジサイ 育て方 秋

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アジサイの育て方 秋

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ノリウツギ

 

秋になるとアジサイの花の時期も終わり、淋しさを感じます。
株にとっては、来年の準備を進める大切な時期でもあります。

 

 

[アジサイの育て方 秋]

 

 

■秋のアジサイの様子

 

タマアジサイやノリウツギは9月まで花が残っているかもしれません。
開花が終わり次第、剪定を行いましょう。

 

9月下旬から、10月の下旬にかけては、花芽を作る大切な時期です。
9月の下旬には、木の内部が充実し、花芽を作る準備を行います。

10月に入ると、花芽分化が始まります。

 

 

■秋の作業

 

・挿し木
9月~10月にかけては、挿し木に適した時期です。
今年伸びた枝を使って、緑枝ざしで増やすことができます。

 

新しい枝を2節位で切り、葉を1/3に切ります。
1時間ほど給水させ、鹿沼土や赤玉土に挿し、
水切れに注意しながら明るい日陰で育てます。

 

1か月して発根したら日当たりのよい場所に移動させます。
冬の間は、霜に当たらないように注意しながら育てていきます。
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

・植え替え、植え付け
9月~10月にかけては、鉢植えの植え替えや、
鉢植えの株を庭植えに植え付けるのに適した時期です。

 

ただし、寒冷地では、
霜が降りるまでに充分発根しない可能性があるので、
10月の上旬までに作業を済ませておきます。

 

植え替えを行うときは、一回り大きな鉢を用意し、
用土は赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜたものを使用します。

 

鉢底に鉢底石を敷き、用土を少し入れます。
根鉢を一回り崩してから株を入れ、残りの用土を入れ、
しっかりと土を固めます。

 

植え付けを行う時は、根鉢よりもひと回り大きな穴を掘ります。
腐葉土を穴に少し入れ、穴底の土とよく混ぜます。

 

根鉢を一回り崩してから株を入れ、土を戻し、しっかりと固めます。
植え替えや植え付けを行った後は、十分に水を与えます。

 

 

晩秋のノリウツギ

 

 

■栽培管理

 

●地植え
・水やり
特に必要としません。

・肥料
特に必要としません。

 

●鉢植え
・置き場所
花芽が形成されるためには、太陽の光が必要です。
夏の時期に日よけを行っていたのであれば、日よけを外します。

 

鉢は日当たりのよい場所に移動し、
しっかりと日光に当てるようにします。

 

・水やり
乾燥には注意が必要ですが、
気温の変化によって土の乾燥状態が変わっていきます。

 

10月の下旬になると、早い品種では落葉が始まります。
落葉すると、葉からの蒸散が少なくなるので、
必要とする水分も少なくなります。

 

鉢の土の状態をよく観察し、
乾いたらしっかりと水を与えるようにしましょう。

 

・肥料
9月の間は、液肥を10日に1回与えます。
10月は肥料は与えないようにします。

10月に肥料を与えると、枝が伸び始めてしまいます。
この時期に伸び始めた枝は、気温が下がってすぐに生長を止めるため、
寒さに弱く、割れやすくなります。

 

 

秋、早い時期に挿し木をした苗

 

 

■病害虫

 

9月までは、ハダニやコウモリガの幼虫に注意します。
また、うどんこ病が発生しやすい時期です。

 

この時期に発生するうどんこ病は、
殺菌剤を撒いてもあまり効果がありません。
落葉するのを待って、落ちた葉をきれいに拾い集め、焼却処分します。

 

 

■注意したいこと
・花芽を作るため、日当たりのよい場所に置きます。
・気温の変化や株の状態に合わせて水やりを行います。
・肥料は与えないようにします。
・病害虫の発生に注意しましょう。 

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方


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アジサイ栽培 春夏秋冬

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