アジサイ 小さく保つには?
アジサイは庭植えにしているとどんどん大きくなります。
大きく育ったアジサイは見ごたえがあります。
しかし、栽培スペースが限られている場合には、
アジサイが大きくなりすぎることが悩みのタネになります。
アジサイを小さく保つ方法やコツはあるのでしょうか?
■アジサイ 小さく保つには?
アジサイ剪定の基本
1.剪定でコンパクトに保つ
アジサイは、剪定を行って樹形を保ち、花付きをよくします。
花後の剪定は、翌年にきれいな花を楽しむためには欠かせない作業です。
装飾花が裏返ったら、花から2節目を切り取ります。
切り取ったところから新梢が生え、花芽が付きます。
冬が近づき葉が落ちたら、
花芽が付いていない細い枝や古い枝を根元から切り取ります。
毎年剪定を行っていると、ある程度は株を小さく保つことができます。
2.強剪定をする
毎年花後の剪定を行っていても、アジサイは大きくなってしまいます。
栽培スペースが限られている場合は、
時には強めの剪定が必要になります。
強めの剪定を行うときは、全ての枝を根元で切り落とします。
強剪定を行った翌年は花が咲きませんが、かなり小さくなります。
剪定して枯れるなど不安なときは、挿し木で苗を確保しておきます
3.植え替え時期に根鉢を崩す
鉢植えで育てているときは、2年に一度は鉢を植え替える必要があります。
この時に、通常はひと回り大きな鉢に植え替えます。
しかし、株を小さく保ちたいときは、根鉢を崩して小さくします。
根詰まりを防ぐことができ、株も小さく保つことができます。
同じ鉢を使うことができますが、土は新しいものに取り換えます。
4.株立ちの本数を制限する
株自体が大きくなっていても、株立ちする枝を制限することで、
株がすっきりとしてコンパクトになります。
横に張り出している枝を根元で切り取り、
株の中心部の枝を残すようにします。
ヤマアジサイは、小型のものが多いです
5.小型のアジサイを選ぶ
栽培スペースに限りがある時は、
あらかじめ小さい種類のアジサイを選ぶのも一つの方法です。
ヤマアジサイには小型の種類が多く、花の形も多彩なので、
スペースに合わせた好みの種類を見つけて育てることができます。
★それでも、大きい株の場合は?
大きい株を挿し木して、新規に育てる方法があります。
親株は別の場所に移動したり、好きなかたに差し上げましょう。
挿し木苗を鉢上げして育苗中です
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方