アジサイ栽培の魅力
アジサイには、たくさんの種類があり、
華奢で可憐なヤマアジサイから、
外国からやってきた貴婦人のようにゴージャスなものまで、
いろいろな姿で私たちの目を楽しませてくれます。
アジサイの世界に一歩足を踏み入れたら、
その奥深い魅力の虜になるはずです。
その魅力をご紹介しましょう。
[アジサイ栽培の魅力]
■アジサイ栽培の魅力
1. 丈夫で育てやすい
アジサイは本来野山に自生していた植物で、丈夫で育てやすい植物です。
アジサイは梅雨の花のイメージ通り、水を好む植物です。
庭上の場合、一度根を張ってしまえば、
夏の極端に乾燥した時期以外は、水やりの必要はありません。
半日陰を好みますが、直射日光が強く当たる場所でなければ、
特に日当たりを気にしすぎる必要はありません。
剪定も特に必要としませんが、よく育つため、
剪定をしなければ大きくなりすぎてしまう心配があります。
剪定もそれほど難しくはなく、
「花の咲いた枝を切る」という約束事を守れば、
毎年美しく立派な花を咲かせてくれます。
2. 年間を通じて生長を楽しめる
アジサイは梅雨時の花というイメージですが、
実は一年中生長し、変わっていく姿を楽しめる植物です。
冬は枝だけの姿でじっと寒さに耐えていますが、
3月になるといきいきとした新芽が、
一斉に伸びてきて春の訪れを教えてくれます。
5月につけた蕾はだんだんと大きくなり、
6月になると一斉に咲きそろいます。
アジサイの花は種類によって9月まで花を楽しめるものがあります。
開花時期の違う、いろいろな品種のアジサイを育て、
次々と違った花の魅力を楽しめるアジサイガーデンも素敵ですね。
アジサイの花はドライフラワーにすると花色が淡く残り、
特にアナベルなどの西洋アジサイは、素敵なインテリアになります。
3. 簡単に増やせる
アジサイは挿し木や株分けで容易に増やすことができます。
挿し木は3月の休眠枝挿しと初夏の時期に行う緑枝挿しがあります。
アジサイは生育力が旺盛で、挿し木はとても簡単です。
また、アジサイは、種からも増やすことができます。
種から育てると新しい品種ができることがあり、
自分だけのアジサイを楽しむことができるかもしれません。
4. 用土管理で色鮮やかに咲く
アジサイの花色は、土壌酸度によって変わります。
土が酸性だと青色になり、中性~弱アルカリ性だとピンク色になります。
鉢植えのアジサイであれば、青色系、ピンク色系の色の強さを、
ある程度、コントロールすることができます。
人気のアナベル
5. 品種が多く和風&洋風にOK!
アジサイは大きく分けてガクアジサイ、ヤマアジサイ、西洋アジサイ、
外国製のアジサイの4種類に分けることができます。
その中でも、一重咲き、八重咲きなど花の咲き方が違ったり、
葉の大きさ、枝の太さ、花の大きさが変わったりと、
多種多様な花を楽しむことができます。
ヤマアジサイは華奢なものが多く、
自生する地方によって違った花の形を楽しめ、
盆栽風に仕立てることもできます。
西洋アジサイなど外国で品種改良されたものは、
花色が鮮やかなものやゴージャスな雰囲気のものが多いです。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方