アジサイの肥料は?
アジサイが元気に育つためには、適度な肥料が必要です。
アジサイの肥料は、いつ、どのようなものを与えたらよいのでしょうか?
また、出したいアジサイの色にするには、どのように調節するのでしょうか?
[アジサイの肥料は?]
■アジサイの肥料は?
1.アジサイの肥料の基本
アジサイの肥料は、寒肥と花後の追肥の年に2回行います。
寒肥は、その年の新梢を育て、花を咲かせるための元肥となる肥料です。
花後の追肥は、翌年の花芽を育てるための肥料です。
寒肥、花後の追肥は目的が違うため、施す肥料が違います。
また、アジサイは、土壌の酸性度や、施す肥料によって花色が変わってきます。
花色を鮮やかにするためには、花色に合った肥料を施します。
肥料は、庭植えであれば寒肥、花後の追肥共に1度ずつでよいでしょう。
鉢植えの場合は、土の量が少ないため、1度に施せる量が限られます。
少しの量を2~3回に分けて施します。
2.アジサイの寒肥は?
アジサイの寒肥は、その年の生長を左右するものです。
1月~3月までの間に施します。
花が咲き終わるまで、ゆっくりと肥料の効果を与えるために、
効き目の穏やかな有機肥料を肥土を施します。
赤系統の花であれば、弱アルカリ性になりやすい肥料を与えます。
骨粉や、魚粉を混ぜた発酵油かすの固形肥料がよいでしょう。
青系統の花であれば、土壌を酸性にする肥料を与えます。
骨粉や魚粉が混ざっていない、発酵油かすを施します。
また、赤系統や青系統専用の肥料が販売されているので、
そちらを利用するのも良いでしょう。
肥料は、庭植えであれば100g、
鉢植えであれば5~10gを2~3回施します。
赤、青の固有の色をきれいに出せると素敵です
3.アジサイの花後の追肥は?
アジサイの花後の肥料は、秋までに花芽を充実させるため、
即効性のものを与えます。
時期は、花が終わった後です。
アジサイは品種によって花の時期が違います。
花を観察し、装飾花が裏返ったら、
花後の剪定と、花後の追肥を行います。
即効性の高い化成肥料を施すか、
液体の肥料を10日に1度与えるようにします。
追肥も、
赤色は弱アルカリ性の土壌を作る硫安、溶性燐肥、
炭酸石灰、苦土石灰などを化成肥料とともに施します。
青色は、硫酸カリ、硫酸アンモニウム、ミョウバンです。
液体肥料には赤系統専用のものや、青系統専用のものが、
売られているので、利用すると便利です。
「アジサイの液体肥料」で検索すると多く販売されています。
気に入ったアジサイは、挿し木で増やしておくと安心です。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は?
・アジサイ 挿し木の仕方