シャロン～ミスティーブルー～
シャロン～ミスティーブルー～ C)イイハナ・ドットコム
シャロン～ミスティーブルー～は、
育種家である塩原氏が作った、ガクアジサイの品種です。
2017年から数量限定でのみ販売が開始された、
非常に希少価値のあるアジサイです。
そんなシャロン～ミスティーブルー～の特徴を、ご紹介します。
プレゼントにもぴったり！
[シャロン～ミスティーブルー～]
■シャロン～ミスティーブルー～の特徴
◎ミステリアスなブルーグラデーション
シャロン～ミスティーブルー～の魅力は、なんといってもその色にあります。
アジサイといえば、ブルーやピンク、白のものが多いです。
シャロン～ミスティーブルー～も、
名前から分かる通り、ブルー系の花色をしています。
ところが、シャロン～ミスティーブルー～の場合は、青一色ではありません。
青の中に紫が入ったり、同じ青でも濃淡が混じりあい、
複雑な色あいを見せてくれます。
淡い色から濃い色へのグラデーションというわけでもなく、
かといって配色がハイコントラストというわけでもなく、
なんともミステリアスな色です。
遠くから見た時、近くで見た時、花の咲き具合、
管理の状態や見る人の心の状態によっても、同じ株で見える色が変わります。
◎よくまとまるテマリ咲き
アジサイには、中央にある両性花の周りに装飾花が咲くガク咲きタイプと、
装飾花がテマリのように集まって咲くテマリ咲きタイプとがあります。
シャロン～ミスティーブルー～は、テマリ咲きタイプの品種です。
装飾花はそれほど大きくありませんが、テマリ状に装飾花がよくまとまり、
こんもりとした丸い形の花房を形作ります。
装飾花の間に隙間がほとんどないため、
花房1つでブーケのようにも見えるくらいのボリューム感があります。
装飾花は八重咲きですが、キキョウのような形をした花弁なので、
装飾花1つを見ると、意外とスッキリとした形をしています。
大きさが程よいということもあり、全体に広がっているというよりは、
ぎゅっと詰まったようにみえ、よくまとまっています。
魅惑的な花色
◎株姿を守るために支柱を
装飾花がぎゅっと集まってまとまっているため、見た目は軽そうに見えますが、
たくさんの装飾花が隙間なくテマリ状になっている分、花房に重みがあります。
花房の重みに対して、茎がやや細めの造りになっているので、
少々倒れやすい印象です。
販売している時も、枝が倒れないように、
あんどん支柱や棒支柱が使われていることが多いです。
枝は細めですが、折れるというよりは倒れてくることが多いようです。
購入直後の背が低いうちも、開花が近くなってきたら、
支柱を立てた方が良いでしょう。
葉の大きさや色の濃さは、一般的なアジサイと同じくらいです。
オーソドックスな葉形と葉色なので、魅惑的な花色がよく目立ちます。
■シャロン～ミスティーブルー～の育て方のポイント
生産量がまだまだ少ないシャロン～ミスティーブルー～ですが、
作出した塩原氏のモットーとして、育てやすさということがあります。
シャロン～ミスティーブルー～も、見た目は一般のアジサイと一線を画しますが、
育て方自体は、それほど難しいものではありません。
アジサイの育て方として紹介されている、基本の管理法で、十分育てることができます。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイの剪定方法
・アジサイの肥料は？
・アジサイ 挿し木の仕方
