アジサイの育て方 5月
アジサイの蕾は5月になると、どんどん膨らみ始めます。
園芸店にも鉢植えのアジサイがたくさん並んでいますね。
アジサイの育て方、5月はどのようしたら良いのでしょう?
[アジサイの育て方 5月]
■5月のアジサイの様子
5月になると、アジサイの蕾は日に日に膨らみ始め、
開花の早い品種は花を開かせはじめます。
本格的な開花シーズンを控え、美しい花の姿に思いをはせ、
期待に胸を膨らませる季節です。
■栽培管理
●庭植え
5月はまだ本格的なお手入れは必要ありません。
枯れ枝や、蕾の生長を邪魔する枝を剪定する程度です。
水やりを行いながら、開花を待ちましょう。
●鉢植え
早い時期に購入した鉢植えの花が、
咲き終わっていたら、植え替えを行います。
まず、花後の剪定を行います。
咲き終わった花の2節下の芽が出ている真上を切り取ります。
花後の植え替えは、花が咲き終わった後は、
できるだけ早く行った方が良いでしょう。
鉢に植え替える時は、一回り大きめの通気性の良い鉢を用意します。
用土は、赤玉土に腐葉土を2:1の割合で混ぜたものを使います。
・鉢植えを庭植えにするとき
植え替えを行う株を鉢から引き抜いたら根鉢を崩します。
鉢底にネットを敷き、土を入れます。
株を植え、用土を隙間なく入れたらしっかりと水をやります。
鉢植えを地植えにするときは、適度にスペースを確保できる、
日当たりのよい日陰を選びましょう。
あらかじめよく耕し、腐葉土を混ぜ込んでおきます。
根鉢よりも大きな穴を掘ります。
植え替える株を鉢から引き抜いたら根鉢を崩し、穴に植えます。
しっかりと土をかぶせ、水を充分に与えます。
色づき始めるアジサイもいます
・水やり
葉が大きくなって枚数が増え、蕾が付いてくると、
今まで以上に水分が必要になります。
気温が高くなると、葉からの蒸散も増えていきます。
この時期に水切れを起こすと、
せっかく育ってきた蕾や葉をいためてしまうことになります。
水切れに注意し、こまめに水やりを行いましょう。
・置き場所
この時期にしっかりと日に当てておくほど、花の発色がよくなります。
鉢は日当たりのよいところで管理しましょう。
もうすぐ、たくさんのアジサイが咲き出します
●庭・鉢共通
・肥料
庭植えでは特に必要としません。
早めに購入した鉢は、開花が終わるとお礼肥を施します。
植え替えを行う株は、植え替えを先に行います。
植え替え後は2~3週間おいてからお礼肥を施します。
固形油かすを5号鉢では5g程度、6号鉢では10g程度、2回に分けて施します。
・病害虫対策
アブラムシ、ハダニ、に注意が必要です。
アブラムシやハダニは葉の裏につくので、
よく観察し、薬剤を散布するときは、
葉の裏にも薬剤がかかるようにします。
我が家のコットンキャンディ―(白から濃いピンクに変わる)4月26日撮影
マジカルレボリューションブルー(水色で秋色アジサイにも適する)4月26日撮影
■注意したいこと
・5月のアジサイのお手入れは、株の状態で変わります。
開花がまだのアジサイは、5月は水やり以外はお手入れは必要ありません。
・早い時期に購入し、花が終わった鉢は、剪定、植え替え、お礼肥と、
お手入れは少し忙しくなります。
・葉や蕾が育ち始めると、水分を必要とします。水切れには注意しましょう。
■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ 挿し木の仕方
・アジサイの剪定方法