アジサイ 育て方

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アジサイ 梅雨の育て方

読了までの目安時間:約 7分

 

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アジサイ、梅雨の時期にとくに美しい花です

 

 

アジサイは、降り続く雨に打たれても、美しい色の花を咲かせるため、
1鉢だけでも庭にあると気分を明るくしてくれます。

 

そんな梅雨と縁のあるアジサイですが、
実際に育てるとなると、梅雨の時期に気を付けたいことがあります。

 

 

[アジサイ 梅雨の育て方]

 

 

■梅雨の時期に必要な作業

 

日本でも地域によっては、梅雨の時期が少しずれますが、
たいていは6月~7月が梅雨になります。

 

この時期は、アジサイの花期でもあり、
それとともに必要な作業がいくつかあります。

 

 

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人気のアナベル

 

 

・剪定
花が傷み始めたら、花ガラを摘むついでに剪定も行いましょう。

 

ほとんどの品種のアジサイが、夏の間に花芽を作るため、
夏以降に剪定をすると、翌年に開花する分の花芽を切ることになります。

 

花がキレイに咲いていて、全然傷んでいない場合であっても、
7月頃までには剪定を済ませておくようにしましょう。

 

秋色アジサイなど、秋まで花色の変化を楽しみたい場合は、
翌年の花を諦めるか、半分だけ剪定しておくのがお勧めです。

 

また、アナベルなど、春以降の新芽に花芽ができる品種もあります。
その場合は、無理に7月までに剪定を終わらせる必要はありません。
>>アジサイの剪定方法

 

・挿し木
梅雨の時期は、アジサイの挿し木が、しやすい時期です。
雨や曇りの日が多いので湿気が高く、発根しやすい環境が作りやすいです。

 

挿し穂は、花がつかなかった枝の先端を使います。
6月中旬頃までに挿せば、1ヶ月ほどで発根し鉢上げすることができます。

 

梅雨の間は湿気も高く、挿し木には適した季節ですが、
晴れ間に直射日光が当たると急激に乾燥することがあります。

 

挿し床は、明るい日陰か、午前中のごく短い間だけ日の当たる場所に置くと、
突然の晴れ間でも、急激な乾燥を防ぐことができます。
>>アジサイ 挿し木の仕方

 

 

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アジサイの挿し木は、比較的簡単です

 

 

■梅雨の時期に注意すること

 

梅雨といえば雨がつきものです。
雨が降ることで、気を付けておいた方が良いことや、
梅雨といっても晴れた時に注意しておくことがあります。

 

・枝の倒伏
今年買ったばかりの株であれば、株も小さく倒伏することはほとんどありません。
けれど何年も育てて大株になったものなどは、
花の数が増えるため、花の重みによって枝が倒れることがあります。

 

よほどのことがなければ、ぽきりと折れることはないのですが、
枝が倒伏して花が地面に近くなると、泥跳ねで汚れて傷みが早くなります。

 

特に雨が降った日は、花房が雨を含んで重くなるので注意が必要です。
花が咲いて重そうだなと感じたら、支柱を立ててあげましょう。

 

枝に沿えるように支柱を立てても良いですし、
あんどん支柱を使って支える方法もあります。

 

 

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梅雨の晴れ間の水切れに注意します

 

 

・水切れ
梅雨といっても、ずーっと雨が降っているわけではありません。
さっきまで雨が降っていたのに、急に晴れることもあります。

 

突然の晴れ間の後、すぐにまた雨が降ったり曇れば問題ないのですが、
たまに晴れの日が続くこともあります。

 

梅雨の間だからとうっかりしていると、水切れを起こすことがあるので要注意です。
アジサイは少し湿った土を好む品種が多いので、水切れさせないようにします。

 

葉が萎れたようになったら、水切れを起こしています。
すぐに水を与え、できれば日の当たらない場所に移動させるのがベストです。

 

水を吸い上げることで、水切れが解消して葉が戻ることが多いですが、
水切れを何度も起こすと翌年に開花しないこともあるので注意してください。

 

 

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山アジサイ

 

 

・日当たり
アジサイにはたくさんの品種があります。
それぞれに特性があり、好む環境も少しずつ違います。

 

日当たりの良い場所を好む品種、半日陰を好む品種、
明るい日陰程度でも問題ない品種と様々です。

 

雨続きだからと、半日陰を好む品種や、明るい日陰程度で十分な品種を、
日当たりの良い場所に置いていると、急に晴れた時に直射日光が当たり株が傷みます。

 

直射日光に当たっていることに気づかず、そのまま枯れることもあるので、
品種に合った日当たりで栽培することが大切です。

 

また、秋色アジサイなど、長期間花を楽しむタイプの品種の場合は、
開花中に直射日光を当てると、花の傷みが早くなることがあります。
>>秋色アジサイの育て方

 

この場合は、できるだけ明るい日陰のような、光の当たらない場所で育てるか、
花期の間だけ室内の明るい場所で管理すると、花が長持ちします。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイの育て方

アジサイ 花の色を変えるには

読了までの目安時間:約 9分

 

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アジサイの花の色を変えるにはどうすれば良いですか?

 

 

アジサイといえば、青や青紫などの青系と、
ピンクや赤紫などの赤系を思い浮かべることが多いかと思います。

 

アジサイの鉢花の販売が盛んな時期に、ホームセンターや園芸店では、
同じ品種なのに青系の花と赤系の花の両方が売られていることがあります。

 

それぞれ同じ系統で、赤と青に分けて確立した種というわけではありません。

 

アジサイの花は、土の酸性度によって青系や赤系に変わります。
酸性に傾いた土では青系に、アルカリ性に傾いた土では赤系に変わります。

 

何年か育てたアジサイが、最初とは違う色の花を咲かせるようになるのは、
土の酸性度が変わったのが原因であることがほとんどです。

 

では自分好みの色に仕上げるには、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

 

[アジサイ 花の色を変えるには]

 

 

■色が変わるしくみ

 

アジサイの花の色を変えるには、土の酸性度を調整する必要があります。

 

まず色が変わる仕組みについてご説明します。
アジサイの花には、ブルーベリーなどに含まれていることで知られる、
アントシアニン」という色素が含まれています。

 

このアントシアニンとアルミニウムが結合することで、色の変化が起こります。

 

アントシアニンがアルミニウムと結合すると、青く変色します。
アルミニウムは酸性の土に溶けやすく、
アルカリ性の土には溶けにくいという特性があります。

 

つまり、酸性の土にはアルミニウムが溶け込んでいるため、
酸性土で育てたアジサイは青くなるのです。

 

反対に、アルカリ性の土にはアルミニウムが溶けにくいため、
アルカリ性の土で育てたアジサイは赤くなりやすいということになります。

 

実際に、土の酸性度合いの違いによって、アジサイの色は変わります。
ところが、すべてのアジサイがキレイな色を出すわけではありません。

 

アジサイの品種によって、色むらができたり、
思ったような色に発色しないことはよくあります。

 

環境や酸度によっても差が出てくるので、
思ったような色を出すには何年も試行錯誤することもあります。

 

アジサイの中には、赤や青、白など、色が固定されている品種もあります。
そのような品種の場合は、土の酸性度を変えたとしても、色は変わりません。

 

アジサイの色を変えたい場合、まず育てているアジサイの品種を調べて、
酸度で色の変わる品種がどうかを確認しておくと確実です。

 

 

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シンワ デジタル土壌酸度計 A 地温・水分 照度測定機能付 2500円くらいで便利

 

 

■土の酸性度

 

まずはアジサイを育てる土の酸性度を調べてみましょう。
簡易的なものであれば、薬局などでも試験紙や試験薬が手に入ります。

 

特に地植えで育てる場合は、周りの土の影響も受けるため、
酸度計などで、一度は計測しておいた方が無難です。

 

鉢などで育てる場合は、自作した培養土であれば、酸度を計測しておきましょう。
市販の培養土は、だいたい弱酸性くらいの調整されていることが多いですが、
一度計測しておいた方が安心できます。

 

市販品の中には、アジサイ用の培養土もあります。
青い花用の培養土、赤い花用の培養土と分けて売られているので、
こういった培養土であれば分かりやすいので便利です。

 

 

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こんなきれいな青が出るといいですね

 

 

・酸性に傾ける
土の酸度を酸性に傾けるためには、鹿沼土やピートモスを加えるのがお勧めです。
どちらも酸性に傾きやすくなる素材ですが、性質が少しだけ違うので注意します。

 

鹿沼土は水はけが良くなり、ピートモスは水もちが良くなります。
アジサイの場合、少し水もちの良い土に仕上げますが、それにも限度があります。

 

ピートモスを大量に使った土は、水もちは良くなるものの、
水はけが極端に悪くなるため、根の生育が悪くなることがあります。

 

反対に鹿沼土を大量に使った土にすると、水はけが良くなりすぎて、
ほとんど水が通過するだけになってしまいます。

 

アジサイの根の生育が良くなるよう、
鹿沼土とピートモスの両方をバランスよく加えることが大切です。

 

地植えの場合、日本は雨が多く土が酸性に傾くことが多いため、
あまり気にしていなくても、酸性になっていることがよくあります。

 

また、土を酸性に傾ける成分が含まれた肥料を与えることでも、
土を酸性にすることができます。

 

市販品の肥料の中にも、青いアジサイ用の肥料があるので、探してみましょう。

 

 

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紫は、赤と青が混ざった色なんですね

 

 

・アルカリ性に傾ける
アルカリ性の土を作る場合は、
鹿沼土やピートモスのような酸性の素材を使わないようにします。

 

赤玉土や腐葉土を混ぜて土を作り、
そこに苦土石灰を混ぜることでアルカリに傾けることができます。

 

あるいは、アルカリ性に傾ける成分の入った肥料を使うようにします。
赤いアジサイ用の肥料が市販されているので、それを使うのが確実です。

 

 

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アジサイ用肥料(赤、青有ります)

 

 

■酸性度を調整するタイミング

 

酸度で花色の変わるアジサイ品種であれば、
以下の時期に薬品や石灰をまくことで、花色を変えられます。

 

土の酸性度を調整するのは、だいたい4月~5月です。
この頃は花芽が上がる直前くらいなので、ちょうど良い時期です。
これを過ぎると、アルミニウムの吸収が遅れるため、思った色が出にくくなります。

 

花を青色にする場合は、硫酸アルミニウムを500倍~1000倍に薄めたものを与えます。
20日に1回、2回~3回ほど与えると、アルミニウムを吸収したアジサイの花が青になります。

 

 

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硫酸アルミニウム(カリウムミョウバン)は、薬局、通販で入手できます

 

 

花を赤くしたし場合は、4月~5月頃、アジサイの株元に苦土石灰をまいておきます。
土と苦土石灰が混ざって土がアルカリに傾き、アルミニウムの吸収を防ぐことができます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイ栽培 Q&A

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