アジサイ 育て方

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アジサイ 花壇

読了までの目安時間:約 10分

 

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アジサイは、とても丈夫で、育てやすい植物です

 

 

花壇でも十分育てて楽しむことができます。

ただし、花壇で育てるときには、いくつか注意したいことがあります。

 

 

[アジサイ 花壇]

 

 

■花壇の作り

 

花壇といっても、作られている環境はそれぞれ違っています。
土やコンクリートなどの上にレンガなどを積んでいる場合、
またどれだけの高さで花壇を作っているかで、変わることがあります。
それは、土の水はけと根の生育スペースです。

 

花壇の中に入っている土は、自分で配合した土を入れていたり、
市販されている培養土を入れたりと、人それぞれ工夫していると思います。

 

ただ、花壇の下が土の場合は、そこから湿気が上がってくるので、
ある程度の水もちの良さが期待できます。

 

反対に花壇の下がコンクリートの場合は、
水はけは良いのですが、水もちが悪い場合があります。
特に花壇の高さがあまりない場合は要注意です。

 

下がコンクリートで、高さがあまりない花壇の場合は、
土に赤玉土やピートモスなどを混ぜ、水もちが良い状態にしておきます。
こうするだけでも、夏の水切れ対策になります。

 

また、下がコンクリートの花壇の場合、
あまりにも高さがないものはアジサイがうまく育たないことがあります。

 

下が土なら、花壇の下にもまだ根が育つ余裕がありますが、
コンクリートだと根が付き抜けられないため、生育スペースが狭くなります。

 

もし花壇をまだ設置していない、あるいは改造が可能な場合は、
深さが30cm以上あると、アジサイが育てやすくなります。

 

深さを出すということは、それだけ土の量を増やすことにもなるため、
水切れの心配が減ります。

 

 

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育てる品種や花色によっても工夫するときれいな色で咲いてくれます

 

 

■品種選び

 

アジサイにはとてもたくさんの品種があります。
日本で古くから愛されているガクアジサイ、
海外で品種改良されて戻ってきた西洋アジサイ、
山に自生するヤマアジサイと、大きくわけると3つの種類があります。

 

花壇の設置場所や一緒に育てる植物によって、
合う品種と合わない品種があります。

 

・日照条件
アジサイは品種によって、好む日照条件が違います。
西洋アジサイは、花が大きく丈も大きくなるので、日向~半日陰を好むものが多いです。

 

ガクアジサイは日向~明るい日陰まで、品種によってかなり好みが分かれます。

 

ヤマアジサイは、山に自生していたアジサイから品種改良したものが多いため、
半日陰~明るい日陰を好むものがほとんどです。

 

ただ、同じ西洋アジサイの中でも、日向の方が元気に育つものと、
半日陰の方が色がよく出るものなど、色々と差はあります。

 

花壇のある場所に植えた場合、日向になるのか、
午前中だけ日の当たる半日陰になるのか、
直射日光がほとんど当たらない明るい日陰になるのかを、
まずは調べておく必要があります。

 

今から花壇を作る場合は、
花壇の高さを調節することで日照時間を調節することもできます。
ただし、すべてのアジサイ品種に共通するのは、西日が苦手なことです。

 

アジサイは水切れに弱い品種が多く、
夏場に水切れを頻繁に起こすと、翌年に花付きが悪くなります。

 

夏の西日はとても強く、土の過乾燥や葉焼けの原因にもなるので、
できるだけ西日を避けた植栽を考えた方が良いでしょう。

 

・株の大きさ
品種によって、株の大きさも違います。
ある程度は剪定によって調節することもできますが、
大型になりやすい品種は、いくら剪定しても限度があります。

 

反対にヤマアジサイなど、小型にまとまりやすい品種は、
どれだけの年数育てていても、思っているほど大きくならないことがあります。

 

育てたい品種の丈や生育の度合をチェックしておきましょう。
また、花壇の大きさによっては、根詰まり状態になることもあるので注意します。

 

 

Pyramid hydrangea

白いアジサイは、酸度の心配がないので育てやすいでしょう

 

 

・土の酸度
アジサイは土の酸度によって色を変えます。
酸性にすれば青に、アルカリ性にすれば赤になります。

 

ただし白花の品種などは、酸度に関わらず、
白色の花を咲かせることが多いので、あまり気にする必要はありません。

 

問題は、花壇にアジサイ以外の植物を植える場合です。
たいていの植物は、弱酸性~中性の土を好みます。

 

そのため、アジサイの花色を赤系にしようと、
土をアルカリ性にしていると、他の植物が育たなくなることがあります。

 

酸性の場合も、強い酸性にした場合は、
アジサイ以外の植物が枯れてしまうことがあります。

 

また、アジサイの品種によって、酸性にしてもキレイな青に咲かなかったり、
アルカリ性にしても赤くならないことがあります。

 

これは品種ごとの特性のようなもので、
品種によって青花がキレイなものや赤花がキレイなものがあります。

 

濃淡も品種によって異なりますので、
お気に入りの品種をどのような色合いに育てるかは、明確にします。

 

・水はけ
アジサイは湿気を好むといわれています。
乾燥が苦手なので、土の水はけや、
水もちの具合を調整するのが、難しいと感じるかもしれません。

 

基本的には、アジサイは水はけが良く水もちも良い土を好みます。
花壇に植えていたとしても、土が乾いているときは、水やりが必要になります。

 

土の性質の何が問題かというと、
アジサイと一緒に植える植物を選ぶ時に注意が必要なのです。

 

花壇にアジサイのみを植えるなら良いのですが、
アジサイの花がない時期や、落葉期である冬の間は、
他の植物で楽しみたいという場合もあるかと思います。

 

こういった場合に、土の性質がアジサイと合わないものを一緒に植えていると、
アジサイか他の植物、どちらかが枯れてしますことになります。

 

アジサイはどちらかといえば乾燥を嫌うので、
乾燥気味な環境を好む植物は、アジサイとは相性が悪いです。

 

 

■区切る工夫

 

日照条件や花壇のスペースによる株の大きさなどは、
品種を選ぶことで解決することがほとんどです。

 

ただ、アジサイと一緒に植える植物との相性は、なかなか難しい問題です。
植えたい植物との折り合いがつけにくい場合は、
いっそのことアジサイの部分だけを区切ってしまう方法があります。

 

 

engeisito

イワタニ 黒ポリ 園芸シート C)プラスワイズ

 

 

アジサイの根鉢の分だけ、園芸用の波型ポリシートなどで囲い、
その中にアジサイに合った土を入れて植え付けることで、
その周りの植物とは違う土の条件で植えることができます。

 

ポリシートでなくても、鉢植えをそのまま土に埋めてしまうという方法もあります。
ただし、鉢植えの場合は、数年ごとの植え替えが必要になります。

 

ポリシートで囲う場合も、囲っている範囲が狭い時は、
数年に1度掘り上げ、根の整理をしてあげる手間があります。

 

花壇に植えたままで育てるよりも手間はかかりますが、
コンパクトに育てたい場合や、一緒に植える植物との相性が悪い時には便利です。

 

花壇が広ければ、ポリシートによる囲いを広めにして大株にすることも可能です。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイ栽培 Q&A

ピーターパン

読了までの目安時間:約 6分

 

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Peter Pan

ピーターパン C)千草園芸

 

 

ガクアジサイのピーターパンは、加茂花菖蒲園のオリジナル品種です。
八重咲きの装飾花がたくさん咲き、華やかさのある株姿です。

 

咲き方は花房の形には株ごとに個体差があるため、
選んだ株によって違った花が見られるのも、ピーターパンの魅力の1つです。

 

プレゼントとしても、自宅の庭用としても人気の高いピーターパンの、
特徴と育て方のポイントをご紹介していきます。

 

 

[ピーターパン]

 

 

■ピーターパンの特徴

 

ピーターパンの特徴は、花の咲き方や花房の形が、株によって異なるところです。
花房は、両性花が中心に集まり、その周りを装飾花が囲むガク咲きタイプです。

 

ところが、この両性花が装飾花と同じように八重化し、大きく開花する株があります。
両性花が装飾花と似た形になった場合、

 

本来であれば中央の両性花の部分は少し凹んだような形になるのですが、
真ん中も盛り上がることになるので、まるでテマリ咲きのように見えます。

 

反対に、両性花が装飾花に似なかった株は、
両性花が発達して盛り上がることがありません。

 

ただ、もともとの花房の形として、
ピーターパンは完全なガク咲きタイプではありません。

 

両性花も装飾花も、少し混ざり合ったように咲くため、
両性花が発達しなかった場合、
テマリ咲きのようなガク咲きのような不思議な咲き方になります。

 

テマリ咲き、ガク咲きのどちらが強く出るのかは、開花しないと分かりません。
ネットでも購入できますが、できれば開花中の花を見て、好みのものを選ぶのがお勧めです。

 

装飾花は八重咲きで固定されていますが、
両性花は八重咲きになるものと一重咲きになるものとがあります。

 

八重咲きの白い花びらの中央には、ピンクや紫、ブルーのぼかしが入ります。
このぼかしの部分の色は、土の酸性度によって変わります。

 

白い部分の幅も、育てている環境によって変わるため、
購入時は白がはっきり出ていたのに、
翌年は白い部分がほとんど出なかったということもあります。

 

好みの色や白い部分の幅を出すには、何年か育ててみる必要がありそうです。
両性花は、装飾花に入るぼかしの色とほぼ同じような色が入ります。

 

両性花も八重咲きになった場合は、両性花も装飾花と同じように、
白い花弁に色のぼかしが入ります。

 

両性花が八重化することもあるため、花房はボリュームが出やすいですが、
花弁の白の出方や、両性花と装飾花が混ざると、動きのある花房になります。

 

八重咲き、ボリュームのある花房、八重咲きになりやすい両性花と、
派手でゴテゴテした印象になりやすい特徴が揃っていますが、
実際に見るピーターパンは、無邪気で明るいピーターパンのように素敵です。

 

枝はヤマアジサイよりも丈夫で、花房をきちんと支えてくれます。
花房が大きい場合や、花数が増えた時は、
雨を含んで枝が倒れることがあるので、その場合は支柱を立てます。

 

葉の大きさや形は、一般的なアジサイと同じです。
色は少し濃いですが、爽やかな花色の魅力をより引きだしてくれます。

 

 

■ピーターパンの育て方のポイント

 

基本的な育て方は、一般的なアジサイと同じで問題ありません。
ピーターパンの場合、花色が土の酸度によってずいぶんと変わります。

 

土が酸性に傾けばブルーに、アルカリ性に傾けばピンクになりますが、
中性に近くなると青紫や藤色、薄い赤紫になったりと、幅があります。

 

はっきりとピンクやブルーにする場合は、
きっちり酸性やアルカリ性に傾けるだけで、意外と簡単には色は出ます。

 

ただ、紫の出方を好みに合わせるのは、少し難しいかもしれません。
毎年同じように発色させるためには、きちんと酸度管理をする必要がありそうです。

 

割りと大きくなる品種ですが、鉢植えにして育てることで、
酸度調節がしやすくなるのでお勧めです。

 

花弁の白い部分は、温室で咲かせると幅が狭く、白がほぼ出ないことがあります。
寒さには強い品種なので、自然に開花時期がくるまでじっくりと開花を待つことで、
美しい白とぼかしのコントラストを見ることができます。

 

■参考
・アジサイ 庭植えの育て方
・アジサイ 鉢植えの育て方
・アジサイ栽培 12ヶ月
・アジサイ 挿し木の仕方

 

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アジサイの種類

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